東京下町満喫の旅、柴又丸一日散策ガイド
高層ビル群や流行の発信地を巡る最先端の東京旅もいいけれど、歴史と文化をゆったり味わう下町散歩も東京旅の魅力の一つ。日本の国民的映画『男はつらいよ』の舞台となった「柴又」は、由緒正しい門前町。懐かしい街並み、和食に和菓子、風情、人情といった下町の魅力が凝縮されている。
京成線、立石駅からアーケードの商店街を南側に抜けた大通り沿いにある居酒屋。数えきれないほどの飲み屋が立ち並ぶ立石だが、日が明るい時間から開店し早めの時間に閉店する店が多い中で、ここ「あおば」は24時までオープンする、地域にとって貴重な存在の店だ。日本在住30年以上という中国人女性オーナーのフレンドリーな接客で、店内はいつも楽しく呑む人たちが集い活気に満ちている。魚料理、焼き物、揚げ物など、メニューは約100種類揃っており、その殆どが¥300~¥500という良心的な価格が嬉しい。料理はどれも美味しくボリュームたっぷりで、コスパ満点だ。キンキンに冷えたビールと、美味しい食事、明るい家庭的な雰囲気で、長時間居続けたくなるような店だ。