
寄居町の風布地区・小林地区は毎年多くの来園客が訪れる、温州みかんの北限産地。風布地区に12軒、小林地区に8軒のあるみかん農園が点在している。
みかん栽培の起源は約400年前の天正年間(1573-1593)。この地域一帯を治めていた北条氏が、小田原から柑子ミカン(ふくれみかん)を移植したのが始まり。その後、安政4年(1821)、風布地区出身の田島弥八が四国で愛媛ミカンと出合い、苗を持ち帰って栽培を始め、戦後の食糧難時代には都会から買い出しに訪れた人たちに直売するようになったと言われている。
四方を山々に囲まれ、釜伏山の山頂近くから湧き出る日本水(やまとみず)を源流とした風布川が流れる両地区。低地より高地が暖かくなる盆地特有の気温の逆転現象を生かし、高台の斜面で温州ミカンを栽培している。この地区のみかんは甘酸っぱい味わいが特徴だったが、温暖化が影響して年々甘さが増してきているそうだ。
現在のみかん農園ではみかん狩りができるほか、みかんや地場野菜の直売、手作りこんにゃくの味噌おでんなども販売。シーズン中はみかん狩りをしながら紅葉した山々を一望できるので、景色を楽しみながらみかんを堪能しよう。
  
    ポイント
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      400年の歴史を持つみかん。
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      紅葉を見ながらのみかん狩りは格別。
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      手作りこんにゃくの味噌おでんなどの地場のものが味わえる。
 
  
    写真
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毎年多くの人が訪れる温州みかんの産地
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400年の歴史を持つ寄居みかん
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みかん狩りしながら、山々を一望できる
 
  
    口コミ
                    
  
    基本情報 
                              - 日本語名称
 - みかん狩り
 - 郵便番号
 - 369-1236、369-1235
 - 住所
 - 埼玉県大里郡寄居町大字風布/小林地区
 - 入園料
 - <10月下旬〜12月中旬>800円(園内でのミカン試食自由、おみやげ付き)
 - 定休日
 - 施設によって異なる
 - 営業時間
 - 施設によって異なる
 - 電話
 - 048-581-3012(寄居町観光協会)
 - アクセス
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      (1)秩父鉄道「波久礼」駅から徒歩で約30、40分
(2)関越自動車道「花園」インターから車で約15分 - 公式サイト
 - 公式サイト