日本で最大の日本人形の生産地である埼玉県にある岩槻は、まさに人形の町として知られている。今でも多くの人形作りの職人さんが住んでおり、ここ岩槻人形博物館は2020年にオープンした日本人形の文化と歴史を後世に残していく施設だ。
江戸時代(1603-1868)から続く「雛まつり」(毎年3月3日に女子の健やかな成長を願う行事)に飾られる「雛人形」をはじめとして、日本には独特の人形の文化が存在する。
常設展では主に2つの展示を行っており、1つは日本人形ができるまでの工程を製作道具の展示や製作の様子を映した映像(英語ナレーションも選択可能)で見ることができる。もう一つは1889-1965に活躍した日本画家・西澤笛畝が主に集めたコレクションを中心とした、館が所蔵している人形の展示である。雛まつりに飾る雛人形や創作人形などバラエティに富んだ日本人形を常時鑑賞できる。
現在、博物館には質が高く幅広いジャンルの人形が約5000点以上所蔵されており、定期的に企画展を開催している。
ポイント
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岩槻に伝わる伝統的な人形作りの技を知ることができる。
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歴史的に貴重な古い人形を鑑賞可能。
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ミュージアムショップではガイドブック英語版を販売。
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隣接する「にぎわい交流館いわつき」では食事や製作体験ができる。
写真
口コミ
基本情報
- 日本語名称
- さいたま市岩槻人形博物館
- 郵便番号
- 339-0057
- 住所
- 埼玉県さいたま市岩槻区本町6-1-1
- 電話
- 048-749-0222
- 入場料
- 一般 300円、高校生・大学生・65歳以上 150円、小学生・中学生 100円
- 定休日
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月曜(祝日の場合は開館)
年末年始(12月28日〜1月4日) - 営業時間
- 9:00~17:00(最終入館16:30)
- アクセス
- 東武アーバンパークライン(野田線) 「岩槻」駅から徒歩約10分
- 公式サイト
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