埼玉県行田市にある忍城は、15世紀後半、この地を支配した領主・成田氏により築城されたといわれる。そばを流れる川と周りの沼地を生かした構造で、幾度となく城攻めを受けても一度も落城しなかった堅固な城としてその名を馳せた。
当時の建物は残っていないが、本丸土塁、櫓の石垣に使われた間知石、高麗門などの遺構が見られるほか、江戸時代に築造された、「御三階櫓」が再建されており、内部の展示室を見学可能。最上階の展望室からは行田の街を一望できる。
忍城のもうひとつの目玉は、戦国時代の武将たちをモデルにした「忍城おもてなし甲冑隊」。勇ましい甲冑姿のメンバーが演舞パフォーマンスを披露するなどして、観光客を賑やかに出迎えてくれる。記念撮影にも気さくに応じてくれるので、見かけたら声をかけてみよう。
ポイント
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戦乱の時代を一度も落城せずに生き抜いた名城。
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御三階櫓の最上階からは市内の景色が一望できる。
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すぐ近くには城の外堀を整備した水城公園があり、桜の名所で知られる。
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甲冑姿の「忍城おもてなし甲冑隊」と触れ合える。
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城址内には忍城や行田の歴史を学べる行田市郷土博物館がある。
写真
口コミ
基本情報
- 日本語名称
- 忍城址
- 郵便番号
- 361-0052
- 住所
- 埼玉県行田市本丸17-23
- 電話
- 048-554-5911(行田市郷土博物館)
- 入場料
- 大人200円、大学生・高校生100円、中学生・小学生50円
- 営業時間
- <公園>24時間、<行田市郷土博物館>9:00〜16:30(最終入館16:00)
- 定休日
- <公園>無休、<行田市郷土博物館>月曜
- アクセス
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(1) 秩父鉄道「行田市」駅より徒歩約15分
(2) JR高崎線「行田」駅よりバスで約25分 - 公式サイト
- 公式サイト