深沢銭洗弁財天

箱根登山鉄道・塔ノ沢駅の上りホームのはずれに祀られている銭洗弁財天。
大正時代にたびたび塔之沢温泉に宿泊していた実業家の夢枕に白蛇が現れたことがきっかけで、1926年に深沢の清流を引き込んだこの場所に小さな社を建てて祀ったのが始まり。

白蛇は弁財天の使いで富をもたらすものとして信仰され、金運や財運アップにご利益があると言われている。「弁天癒水」と呼ばれる境内の水でお金を洗うと、何倍にも増えて金運向上のご利益があると言われており、経済界や商売人からも篤く信仰されている。境内にはひしゃくとザルが用意されているので、お金を洗って福徳を祈願してみよう。

境内には小さいながら社と中宮、洞窟の中には奥宮があり、石造りのカエルの像や水屋の龍の姿も。美しい自然に囲まれ、野鳥のさえずりや山水のせせらぎが聞こえる自然のエネルギーに満ちたパワースポットだ。

ホームに電車が停車している間は鳥居とセットで撮影でき、フォトスポットしても人気。毎年5月11日には例祭が行われ、塔ノ沢駅前売店「しのや」では、だるまやお札なども販売している。