河口湖もみじ回廊

標高830mに位置する富士河口湖の湖岸沿いに、約1.5kmにわたってもみじが植えられている人気スポット。回廊という名前の通り、もみじの枝が重なり、さらに地面に落ちた葉っぱの彩りも映えることから、紅葉のトンネルとも称される美しい景色を見ることができる。

もみじは約60本あり、もともとは近くを流れる梨川の氾濫による災害を防ぐ目的で、住民の手によって植えられたという。いまでは巨木に育ったもみじが赤や黄に染まれば、雄壮な富士山、また高く広がる青空とのコントラストが美しい風景となり、現在では山梨を代表する紅葉スポットとして知られている。観光客だけでなく、地元の方もドライブやサイクリングを楽しめる場所として親しまれている。

例年11月には、「富士河口湖紅葉まつり」のメイン会場にも。日没から22時まではライトアップが行われる。夜空に映し出された紅葉はロマンティックな雰囲気が演出され、日中とは違った景色が楽しめる。

周辺には駐車場もあり、徒歩で紅葉を楽しむ観光客のために、シーズン中はおみやげ物店や飲食店の屋台が並び、お祭り気分も存分に味わえる。彩りの美しいもみじの葉の紅葉と壮大な富士山との眺めに、秋の季節を満喫したい。