とおの物語の館

公式情報 掲載施設による公式確認を経た情報です。

とおの物語の館

柳田国男の著作『遠野物語』を後世まで伝え遺すことを目的とした観光施設。

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『遠野物語』とは柳田国男が遠野地方に伝わる民話や民間信仰、年中行事などについて佐々木喜善の話をまとめたもので、明治43(1910)年に刊行された。119の小編が収められており、カッパやオシラサマなどの妖怪から、怪談、神事にまつわるものまで多岐にわたる。この『遠野物語』の世界観を体験できるのがここ「とおの物語の館」だ。

ここでの見どころは3つあり、ひとつ目は遠野で語り継がれてきた逸話の世界を映像や音声で体感できる「昔話蔵」。座敷わらしや雪女などの物語を映像やイラスト、切り絵などを使ってわかりやすく紹介している。

ふたつ目は柳田国男が遠野での定宿としていた「高善旅館」と、晩年を過ごした「旧柳田国男隠居所」を移築した「柳田国男展示室」で、ここでは彼の生涯と功績を紹介している。

そして最後は「遠野座」という劇場空間で、語り部が遠野の方言で昔話を語って聞かせてくれる。1回20分ほどで語る話は日によって変わる。

ポイント

  • 「昔話蔵」では子供から大人まで、楽しく学びながら『遠野物語』の世界に浸れる。
  • 「旧柳田国男隠居所」は妻の孝とともに過ごした東京の世田谷区成城にあったもの。
  • 館内には城下町資料館、おみやげが揃う「おみやげ処赤羽根蔵」もある。
  • 併設されたお食事処伊東家では遠野産のそばなどが食べられる。

写真

  • 建物は城下町の風情を伝えている

    建物は城下町の風情を伝えている

  • 昔話を観たり聞いたりできる昔話蔵(© 岩手観光協会)

    昔話を観たり聞いたりできる昔話蔵(© 岩手観光協会)

  • 晩年を過ごした旧柳田國男隠居所の展示(© 岩手観光協会)

    晩年を過ごした旧柳田國男隠居所の展示(© 岩手観光協会)

  • 柳田國男の銅像が建つ高善旅館の入り口(© 岩手観光協会)

    柳田國男の銅像が建つ高善旅館の入り口(© 岩手観光協会)

  • さまざまな資料や本が読めるライブラリー(© 岩手観光協会)

    さまざまな資料や本が読めるライブラリー(© 岩手観光協会)

口コミ

基本情報

日本語名称
とおの物語の館
郵便番号
028-0523
住所
岩手県遠野市中央通り2-11
電話
0198-62-7887
定休日
無休(2月中旬にメンテナンス休館あり)
営業時間
9:00~17:00(最終入館は16:30まで)
料金
510円(一般)、210円(高校生以下)
※とおの物語の館と遠野市城下町資料館との共通料金
アクセス
1) JR「遠野」駅から徒歩8分
2) 釜石自動車道遠野ICから車で10分
クレジットカード
使用可
公式サイト
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