
【岩手で出会う異空間9選】時を忘れる異界と自然の神秘
龍泉洞や幽玄洞に広がる地底の世界、カッパ淵や達谷窟毘沙門堂に息づく伝承の風景。岩手には、現実とは少し異なる時間が流れるような場所が点在している。北山崎や猊鼻渓では自然が生み出した壮大な景観に出会い、久慈琥珀博物館でははるか太古へと視線が伸びる。異界の気配をたどりながら、岩手で出会う非日常の風景へ。

久慈地方の琥珀は中生代白亜紀後期、約9000万年前の恐竜時代に属すもので、装飾品などに使われる琥珀としては最も古い年代の琥珀とも言われている。琥珀採掘の歴史も古く、古墳時代にはすでに久慈産の琥珀が大和朝廷に運ばれた琥珀交易の路「アンバールート」が存在していたことがわかっている。
豊かな森林に囲まれた敷地内に新館と本館があり、新館は「体験型琥珀博物館」で9000万年前の久慈の様子をジオラマで再現したディスカバリーパーク、琥珀を使ってさまざまな実験を行う参加体験スペースのアンバーラボなど、見て・体験・体感して楽しめるスペースになっている。
また本館「展示型の資料館」では、久慈の琥珀の生成や歴史、文化について説明しており、久慈から産出の昆虫入り琥珀などを中心に貴重な展示物が揃っている。
また、恐竜時代の地層から琥珀を探す採掘体験(4月下~11月)や、手作業で琥珀を削り、勾玉やペンダントを作る琥珀玉づくり体験ができる。

日本で唯一の琥珀専門博物館(© 岩手観光協会)

当時のまま残る琥珀採掘坑道跡(© 岩手観光協会)

白亜紀の地層で琥珀採掘体験(© 岩手観光協会)

新館に作られた琥珀のドーム”太陽の石”(© 岩手観光協会)

まばゆいばかりの本館展示室(© 岩手観光協会)