岩手銀行赤レンガ館

公式情報 掲載施設による公式確認を経た情報です。

岩手銀行赤レンガ館

110年前に建てられ、地域とともに歴史を刻む。

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明治44(1911)年、盛岡銀行本店として、辰野金吾・葛西萬司建築事務所の設計で建てられた。辰野金吾が設計した建築としては東北地方に残る唯一の作品で、東京駅を設計したことでも有名。赤レンガに白い花崗岩で帯を入れ、屋根にドームを乗せた辰野らしい外観。ルネッサンス様式の建物で国の重要文化財になっている。

盛岡銀行本店として開業して25年、盛岡銀行が破綻、岩手殖産銀行が買い受け、同行の本店となり外壁が白く塗装されたため、当時は「白い明治館」と呼ばれていた。その後、岩手銀行(岩手殖産銀行が商号変更)が本店を新築移転し、岩手銀行中ノ橋支店となる。

平成6(1994)年には現役の銀行として、初めて国の重要文化財に指定される。盛岡銀行本店開業から約100年、銀行としての役目を終え、平成28(2016)年に公開施設「岩手銀行赤レンガ館」としてリニューアルオープン。平成30(2018)年には来館者が10万人を達成した。

施設の内部は岩手銀行ゾーン(無料)、盛岡銀行ゾーン(有料)、旧建築様式が復元されたエントランスホール、応接室、金庫室など3つのゾーンに分けられる。無料で見られる多目的ホール(大)上部のシャンデリアや欄間装飾など、明治からの名残を感じることができる。

ポイント

  • 建築家・葛西萬司は辰野金吾と共に日本で最初に建築設計事務所を立ち上げた人物。
  • 建物外観はもちろん、内部も撮影禁止場所を除いて撮影可能。
  • 岩手銀行赤レンガ館から徒歩すぐのところに国の重要文化財「もりおか啄木・賢治青春館」がある。
  • 岩手銀行赤レンガ館の歴史を映像で鑑賞することができる。

写真

  • レトロでモダンな岩手銀行赤レンガ館の外観(© 岩手観光協会)

    レトロでモダンな岩手銀行赤レンガ館の外観(© 岩手観光協会)

  • 盛岡銀行落成式当時の姿(©岩手銀行)

    盛岡銀行落成式当時の姿(©岩手銀行)

  • 木造の扉、鉄枠のバルコニーなど日本の洋館の特徴がうかがわれる(©岩手銀行)

    木造の扉、鉄枠のバルコニーなど日本の洋館の特徴がうかがわれる(©岩手銀行)

  • 赤レンガ館はじめ盛岡の歴史を紹介するライブラリー・ラウンジ(©岩手銀行)

    赤レンガ館はじめ盛岡の歴史を紹介するライブラリー・ラウンジ(©岩手銀行)

  • 不定期ではあるが、イベントも開催される多目的大ホール(©岩手銀行)

    不定期ではあるが、イベントも開催される多目的大ホール(©岩手銀行)

口コミ

1
  • 楊貴華

    百年前的歷史古蹟,內部外觀都維持著當時的樣貌和設計東京車站是同一位建築師。

基本情報

日本語名称
岩手銀行赤レンガ館
郵便番号
020-0871
住所
岩手県盛岡市中ノ橋通1-2-20
電話
019-622-1236
定休日
火曜、12月29日~1月3日
営業時間
10:00~17:00(入館は16:30まで)
料金
16歳以上300円、小・中学生100円
アクセス
1) JR「盛岡」駅から岩手県交通バスで10分、「盛岡バスセンターななっく前」下車すぐ
2) 東北自動車道盛岡ICから車で25分
クレジットカード
使用可
公式サイト
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