ノスタルジーを感じる街・盛岡の厳選観光スポット14選
明治期のレトロな建築と街の中心を流れる美しい中津川、遠くに見える山々が調和した街並みが魅力的な盛岡市。 ノスタルジーを感じる街並みは盛岡市ならではだ。 もちろん、盛岡市の魅力は街並みだけではない。 日本の伝統文化を感じられるスポットや、わんこそばや盛岡冷麺といった盛岡グルメも魅力の一つだ。 多様な魅力を持つ盛岡を楽しみ尽くすために、ぜひ訪れてほしい観光スポットを紹介しよう。
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「光原社」のはじまりは出版社。現在は全国の手仕事の品々を扱う民芸店となっている。
創業者は宮沢賢治の高等農林学校時代、1年後輩だった及川四郎。賢治の原稿に感銘を受け、出版することになったのが童話集「注文の多い料理店」。昭和8(1933)年、賢治は37歳の若さでこの世を去り、これが生前に出版された唯一の童話集となった。出版当時はほとんど売れなかったといわれている。
その後、鉄器や漆器の製造販売を始め、民藝運動の提唱者柳宗悦や染色の芹沢銈介、版画の棟方志功などが、ここ「光原社」に集まり社交場になっていく。徐々に創業当時の出版社から全国各地の民芸品を扱うセレクトショップに業態が変わっていった。
現在、「光原社本店」では光原社オリジナルの漆器や全国の陶磁器、ガラス、岩手のホームスパンなどを扱っている。敷地内には、『注文の多い料理店』の初版本や賢治関連の資料などを集めた「マヂエル館」、外国品を扱う「カムパネラ」、喫茶「可否館」など複数の建物が軒を連ね、本店向かいには鉄器やかごなどを扱う物産館「モーリオ」がある。
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