660箇所の温泉地から厳選!東北地方の人気温泉地18選
四季折々の雄大な自然景観が魅力の「東北地方」には、数多くの温泉地がある。その豊かな自然を感じながら露天風呂に浸かったり、温泉地を散策できたりと、心身ともに癒される時間を過ごせるだろう。人里離れた場所にある秘湯が多いのも特徴だ。この記事では東北地方の県ごとに人気の温泉地を厳選して紹介しよう。
鳴子温泉郷は、鳴子(なるこ)、東鳴子(ひがしなるこ)、川渡(かわたび)、中山平(なかやまだいら)、鬼首(おにこうべ)の5つのエリアからなる温泉地。承和4(837)年に火山の噴火によって温泉が湧き出たという記録が『続日本後記』に残っている。鳴子温泉郷の特徴は個性豊かなお湯を楽しめること。日本にある10種類の泉質(環境省「あんしん・あんぜんな温泉利用のいろは」による)のうち、7種類が集まる屈指の温泉地として知られる。
旅の拠点となる鳴子温泉駅周辺には温泉宿が集まり、足湯や手湯、共同浴場もある。他のエリアへは鉄道や市営バスを利用しての移動になるが運行本数が限られるので、短期間で温泉地をめぐる場合はレンタカーがおすすめ(レンタカーは要予約)。
鳴子温泉郷内にある「鳴子峡」一帯は落葉広葉樹林になっており、春から夏にかけて緑が美しく、例年10月中旬から11月上旬にかけては、赤や黄色の美しい紅葉に染まる名勝として知られる。鬼首は約10分間隔で15m程噴出する「弁天」と、10~20分間隔で2~3m噴出する「雲竜」の2つの間欠泉があることで有名。敷地内では温泉卵作りや足湯なども楽しめる。
工芸品の鳴子こけしは定番のおみやげだ。特別な技法によって、首を回すと「キュッキュッ」と音が鳴るのが鳴子こけしの特徴。手乗りの小さなサイズもあるのでおみやげにもぴったり。日本こけし館ではこけし製作の実演が見られるほか、絵付け体験ができる。
鳴子峽賞楓順便泡溫泉。