
【埼玉の巨大スポット9選】首都圏とは思えないスケールの場所が目白押し
首都圏にありながら、埼玉県には思わずスケールの大きさに驚くスポットが点在している。 地下に広がる巨大施設「首都圏外郭放水路」や、広大な丘陵に広がる「国営武蔵丘陵森林公園」、関東平野を見渡す「美の山公園」など、日常ではなかなか出会えない規模の空間が魅力だ。自然公園から都市型施設まで、“巨大さ”をキーワードに巡ると埼玉の景色はぐっと印象的になる。

大雨のたびに浸水被害を繰り返してきた、埼玉県東部の低平地域を水害から守るために造られた、世界最大級の地下放水路。中川、倉松川、大落古利根川などの中小河川で増水した水を地下に取り込み、全長6.3kmのトンネルを通して江戸川に流すという大規模な治水システムだ。
増水した河川の水は河川堤防にある越流堤、(地上と地下を結ぶ)巨大な筒のような立坑、地下50メートルにあるトンネルをへて調圧水槽へ送りこまれ、その奥にある巨大ポンプを使って江戸川へ排水される。調圧水槽は長さ177m、幅78m、高さ18mに及ぶ巨大な空間で、59本の柱が天井を支えている。この光景がまるで地下に広がる巨大神殿に見えることから、「防災地下神殿」の名前でも親しまれている。
通常、この施設が稼働するのは年に数回で、施設が稼働しない日は見学ツアーを実施している。ツアーはインペラ探検コース(所要110分)、立坑体験コース(所要110分)、地下神殿コース(所要60分)の3種類で、いずれも首都圏外郭放水路の仕組みについてのレクチャー、調圧水槽(地下神殿)の見学が含まれている。各コースの流れは公式HPに詳しく紹介されているので、時間と興味に合わせて選びたい。予約も事前にHPから行う。

地下神殿と呼ばれる調圧水槽は壮大なスケール (提供 国土交通省江戸川河川事務所)

ツアーは首都圏外郭放水路の概要についてのレクチャーから始まる (提供 国土交通省江戸川河川事務所)

立抗体験コースでは、安全帯を付けてキャットウォークを通りながら第1立坑をじっくり見学できる (提供 国土交通省江戸川河川事務所)

インペラ探検コースは調圧水槽の奥にある巨大な羽根車まで見ることができる (提供 国土交通省江戸川河川事務所)

集合場所となる龍Q館 (提供 国土交通省江戸川河川事務所)