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小田原文化財団 江之浦測候所

相模湾を一望する絶景の地にあるユニークなアートスポット。

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更新 :

測候所といっても気象を観測する施設ではなく、海や山々、天空といった自然と一体化したランドスケープとして、国内外へ文化芸術を発信するための拠点。人類とアートの起源に立ち返り、『意識が芽生えた古代人が自らの存在を確認する場を天空との関係のなかから測ったこと』にならい、測候所と名付けたという。

現代美術作家の杉本博司氏が全体を設計。夏至光遥拝100メートルギャラリー、石舞台、光学硝子舞台、茶室「雨聴天」、明月門、待合棟など54もの建築やアート作品で構成され、太陽の動きや地軸の角度と連動して配置されている。構想に10年、建設に10年を要したというだけに、人工物でありながら周囲の自然と見事に調和しており、広大な敷地のどこからも絶景を生み出している。

周囲は蜜柑畑が広がる場所で、見学は事前予約・入れ替え制のため、行き来をするにも、中に入っても混雑とは無縁。人影を気にせず、自分たちだけのアートな写真が撮れる絶好の撮影スポットでもある。

ポイント

  • 自然の中で時空を超えた不思議な感覚が満喫できるアートスポット。
  • 毎年、冬至や夏至などに、朝日が隧道(トンネル)やギャラリーを一直線に通る。
  • 見学は事前予約制。午前の部と午後の部のどちらかで各3時間の見学時間がある。
  • 中学生未満の入館不可。

写真

  • 室町時代に鎌倉の明月院の正門として建てられた「明月門」
©小田原文化財団

    室町時代に鎌倉の明月院の正門として建てられた「明月門」 ©小田原文化財団

  • 冬至の日の出の軸線に合わせた隧道に沿う「光学硝子舞台」
©小田原文化財団

    冬至の日の出の軸線に合わせた隧道に沿う「光学硝子舞台」 ©小田原文化財団

  • 杉本博司の「海景」が展示される「夏至光遥拝100メートルギャラリー」
©小田原文化財団

    杉本博司の「海景」が展示される「夏至光遥拝100メートルギャラリー」 ©小田原文化財団

  • 千利休の茶室「待庵」を本歌取りとして作られた茶室「雨聴天」
©小田原文化財団

    千利休の茶室「待庵」を本歌取りとして作られた茶室「雨聴天」 ©小田原文化財団

  • 化石コレクションを設置する「化石窟」
©小田原文化財団

    化石コレクションを設置する「化石窟」 ©小田原文化財団

口コミ

1
  • 陳榆

    這兒讓我們見識到杉本博司建築師構築出的最美光景⋯⋯哦美ㄚ

基本情報

日本語名称
小田原文化財団 江之浦測候所
郵便番号
〒250-0025
住所
神奈川県小田原市江之浦362-1
電話
0465-42-9170
定休日
火・水曜、年末年始ほか臨時休館日あり
営業時間
午前の部10:00~13:00、午後の部13:30~16:30
※事前予約・入替制(見学日の2日前までに予約が必要)
料金
3,300円(インターネットより事前購入)
アクセス
JR東海道本線「根府川」駅から無料送迎バス約10分(予約時に申し込み)
公式サイト
公式サイト(日本語/英語)