雄大な自然と歴史的景観が魅力!福井の厳選観光スポット19選
迫力満点の断崖絶壁が続く東尋坊や雲海に浮かぶ天空の城「越前大野城」など、雄大な自然景観が魅力の福井県。 今も残る伝統的な街並みや歴史ある遺跡・寺社仏閣など、日本の歴史・文化を感じられる観光スポットも多く、見どころ満載だ。 そんな見どころ満載の福井を観光するなら、ぜひ訪れてほしい観光スポットやお勧めの宿泊施設などを紹介しよう。
戦国時代、5代103年にわたり越前を支配した朝倉氏。戦国大名としてだけでなく、文化人としても優れていた5代目義景の時代、一乗谷文化は花開いた。ところが、天下統一の戦いの中で浅井氏と同盟を組み織田・徳川軍と激突するも大敗。義景は自害、町は織田信長に焼き払われ、朝倉家の栄華は天正元(1573)年に幕を閉じた。
朝倉氏の栄華は語り継がれるものの実態が把握できずにいるなか、1967年に本格的な発掘調査が始まり、城下町の跡が保存状態のよいまま埋まっていることが判明。278ヘクタールにも及ぶ山間に次々と館跡や庭園が発掘され、当時の姿がよみがえった。
一乗谷周辺には、多数の石仏石塔が残る西山光照寺跡や宮本武蔵のライバル・佐々木小次郎も修業した場所として知られる一乗滝をはじめ、当時の様子を物語る数々の史跡が点在。4つの庭園が特別名勝に、遺跡出土品170万点のうち2343点が重要文化財に指定されている。また、遺跡内の「復原町並」では、栄華を極めた城下町の町並みをほぼ完全な姿で再現。武家屋敷や庶民の町家などが軒を連ね、戦国時代にタイプトリップした気分が味わえる。