﨑津教会

公式情報 掲載施設による公式確認を経た情報です。

﨑津教会

信仰厚い漁村に建つ海の教会。

3.58 1

更新 :

現在はのどかな漁村だが、かつて「潜伏キリシタン」の村として激動の時代を生き延びた﨑津集落。その中心にひときわ高く、ゴシック様式の塔を頂く教会が﨑津教会だ。

明治の代となり、1873年に禁教令が解かれ住民がカトリックへ復帰すると、1888年に木造の﨑津教会が建設された。この教会が老朽化したため、1934年にフランス人宣教師ハルブ神父の指導のもと移転し、現在の西洋式の重厚な教会が新築された。新教会が建てられた場所はかつての庄屋役吉田家跡で、「絵踏み」が行われたまさにその場所が祭壇になっているという。建築は長崎の大工棟梁、鉄川与助による。港に臨むロケーションから「海の天主堂」とも呼ばれている。

教会内部は、ステンドグラスも美しく、床は座席ではなく畳敷きになっているのが珍しい。教会内部の見学は予約制で、教会行事などの期間は見学不可。

教会がある﨑津集落は、2018年に「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の一部としてユネスコの世界遺産に登録された。

ポイント

  • 潜伏キリシタン関連遺産として世界遺産に登録された、﨑津集落のシンボル。
  • 内部は珍しい畳敷き。
  • 内部を見学したい場合、HPの予約フォームで前日の15:00までに予約を。
  • 教会近くのマリア像に重なる夕陽が絶景。
  • 見学の際はマナーを守ろう。参照1参照2

写真

  • 集落の高台には、禁教時代に潜伏キリシタンの密かな信仰の場であった﨑津諏訪神社が立つ

    集落の高台には、禁教時代に潜伏キリシタンの密かな信仰の場であった﨑津諏訪神社が立つ

  • 内部は畳敷きの、ゴシック様式の教会。建物内部の撮影は禁止

    内部は畳敷きの、ゴシック様式の教会。建物内部の撮影は禁止

  • のどかな漁村の中にある

    のどかな漁村の中にある

  • 教会近くの岬に立つ海上マリア像に重なる夕陽は、天草夕陽八景のひとつに数えられる

    教会近くの岬に立つ海上マリア像に重なる夕陽は、天草夕陽八景のひとつに数えられる

  • 﨑津集落は、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の一部として世界遺産に登録されている

    﨑津集落は、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の一部として世界遺産に登録されている

  • 﨑津集落見学の拠点となる﨑津集落ガイダンスセンター

    﨑津集落見学の拠点となる﨑津集落ガイダンスセンター

口コミ

1
  • Ken 蘇

    港口旁邊的小漁村內,了解基督教文化在日本的歷史,鄉下地方交通不是太便利。

基本情報

日本語名称
﨑津教会
郵便番号
863-1204
住所
熊本県天草市河浦町崎津539
電話
0969-78-6000(天草市﨑津集落ガイダンスセンター)
定休日
無休(教会の都合により休みになることがある)
営業時間
9:00~17:00(見学はHPの予約フォームから前日の15:00までに予約)
料金
無料
アクセス
JR「熊本」駅から快速あまくさ号で「本渡バスセンター」下車。牛深市民病院行き産交バスに乗り換え「一町田中央」で下田温泉行き産交バスに乗り換え「﨑津教会入口」下車、すぐ
公式サイト
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