常栄寺雪舟庭

公式情報 掲載施設による公式確認を経た情報です。

常栄寺雪舟庭

画聖雪舟が作庭したと言われている庭園。

4.07 2

更新 :

室町時代に活躍した水墨画家であり禅僧である「雪舟」。大内氏の庇護のもと周防に移り明(中国)に渡り水墨画を学び、画聖と称せられるほどに。「天橋立図」や「四季山水図(山水長巻)」など、現存する作品のうち6点が国宝に指定されるなど、日本の絵画史において別格の評価を受けている。

この常栄寺雪舟庭は、室町時代中頃、大内政弘が別荘として雪舟に命じて築園したといわれている庭園。常栄寺の本堂の北にあり、三方を山に囲まれた奥行きのある地形を生かした池泉回遊式だ。富獄(富士山)と中国の三山五獄になぞらえて、広々とした枯山水のむこうに心字池や枯滝、立石を配した庭石が見事。禅宗の世界観あふれる日本庭園の代表として国の史跡および名勝に指定されている。

本堂から眺めると1枚の風景画のような凜とした美しい景色が広がる。静かな佇まいのなか、桜、新緑、紅葉、冬景色と四季折々の風情を心ゆくまま感じてみたい。

ポイント

  • 室町時代を代表する水墨画家、雪舟により作庭されたといわれている庭園が楽しめる。
  • 本堂南側には昭和の作庭家・重森三玲の枯山水庭園がある。
  • 山門付近は平成24年に作庭された前庭「無隠」があり、室町、昭和、平成の庭園が見られる。
  • 禅味あふれる庭園で心も体もリラックスできる。

写真

  • 雪舟の描く山水画の構図や技法が表現されている

    雪舟の描く山水画の構図や技法が表現されている

  • 本堂から見た雪舟庭。手前の石のあるエリアは枯山水

    本堂から見た雪舟庭。手前の石のあるエリアは枯山水

  • 重森三玲による「南溟庭(なんめいてい)」は本堂の南側

    重森三玲による「南溟庭(なんめいてい)」は本堂の南側

  • 常栄寺の入口にある雪舟の像

    常栄寺の入口にある雪舟の像

  • 庭園のある常栄寺では座禅や写経体験も行う

    庭園のある常栄寺では座禅や写経体験も行う

口コミ

2
  • 楊鳳晨

    庭院池水靜謐如鏡,搭配枯山水輔以許多池中庭石錯亂卻有序地擺放,的確充滿水墨畫的禪意!

  • 段好秀

    看似簡單樸實的庭園,隱含著設計者所想表達的意境。

基本情報

日本語名称
常栄寺雪舟庭
郵便番号
753-0011
住所
山口県山口市宮野下2001-1
電話
083-922-2272
営業時間
8:00~17:00(11月~3月は16:30閉園)
定休日
無休
料金
大人300円、中高生200円、小学生以下無料
アクセス
JR「山口」駅からタクシーで10分、小郡ICから車で約15分
公式サイト
公式サイト