日本国家創世記の遺構や遺物が数多く残り、日本の原風景と歴史ロマンを感じられる明日香村。奈良の米どころとしても有名で、平地にはのどかな田園地帯、山間には幾重にも連なる棚田の風景が広がっている。
そんな明日香村の美しい歴史的景観のひとつに数えられる稲渕地区の棚田は、中世の平安時代から鎌倉時代に開墾され、今なお300枚余りの水田と畑が美しい景観を形成。農村の原風景を色濃く残した、日本の棚田百選にも名を連ねる名所だ。
菜の花が咲く春、水田の水鏡がまぶしい初夏、稲と山の緑が競演する夏、稲穂が黄金色に輝く秋と、季節ごとに異なる表情で楽しませてくれる。とりわけ、棚田の畔や土手に彼岸花が咲き誇る秋の風景は圧巻。爽やかな風に揺れる稲穂をバックに、真っ赤な彼岸花の群落が映える。
現地は特別な立ち入り規制が敷かれているわけではないが、みだりに踏み入ることなどもってのほか美しい風景を末永く楽しませてもらうためにも、お邪魔しますの心とマナーを忘れずに。
ポイント
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山里に連なる幾重もの棚田は写真映え必至。
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彼岸花が咲き誇る秋の風景はまた格別。
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棚田への立ち入りなどマナー違反は厳禁。
写真
口コミ
基本情報
- 日本語名称
- 稲渕の棚田
- 郵便番号
- 634-0123
- 住所
- 奈良県高市郡明日香村稲渕
- 定休日
- 散策自由
- 時間
- 散策自由
- 料金
- 散策自由
- アクセス
- 近鉄吉野線「飛鳥」駅からかめバス「石舞台」バス停下車、徒歩30分