カトリック麹町 聖イグナチオ教会

東京・四ツ谷にあるカトリック教会で、日曜日には各国の言葉でミサが行われている。「聖イグナチオ」という名前は、カトリック修道会イエズス会の創立者で初代総長の聖イグナチオ・デ・ロヨラから名付けた。1936年に設立された前身の「幼いイエズスの聖テレジア教会」から80年以上にわたり、信者や周辺地域の人びとに親しまれている。

現在の教会は1999年に竣工。楕円形の主聖堂が中心的建物で、正面の壁のイエス像は受難と死から自由になった復活を表している。司祭・侍者席・信徒席・バルコニー席・聖歌隊席のすべてが祭壇を囲むよう、放射状に配置されている。

聖堂の中心には、イエスと弟子たちが囲んだ「最後の晩餐」の食卓である祭壇が置かれ、12本の柱は、キリストの教会を支える12人の使徒たちを表している。また、壁にはめられた12枚のステンドグラスは、それぞれに神によって創造された大自然が描かれている。

そのほか、マリア聖堂やザビエル聖堂などがあり、教会案内所では聖書をはじめキリスト教関係の書籍やCD、ロザリオ、像などを購入できる。