あじさい公園（小平市）

アジサイの名所を目指して昭和48年（1973）に開園した公園。窪地に残されたクヌギやコナラなどの樹林を生かしたこぢんまりとした園内全体にアジサイが植栽されている。開園後、周囲の木々が成長し陽を好むアジサイの日照を遮ってしまったことから、一時は絶滅の危機に。そのため、1996年12月から1997年3月にかけて、木々を根元から伐採し新芽を育てる「萌芽更新」という緑地の管理手法を実施し、新たに美しく生まれ変わった。シーズンになると1,500株もの可憐なアジサイが咲き競い、園内全体を幻想的な雰囲気が包む。

例年の見ごろは6月中旬から6月下旬。西洋アジサイやガクアジサイなど多彩な種類が咲き誇り、色も白やピンク、青、紫、など色とりどりで訪れる人の目を楽しませている。例年アジサイの開花時期に合わせて「あじさい祭り」が開催され、アジサイの剪定講習やウォーキングイベントなどが行われる。