浄土ヶ浜

「浄土ヶ浜」は三陸海岸に面した岩浜の入江で、日本を代表する景勝地。1680年頃、その白い岩浜と美しく澄んだ海面、浮世離れした複雑な地形を見た霊鏡和尚が「さながら極楽浄土のごとし」と感嘆したことからその名がついたと言われる。

海と大地の躍動が生み出した複雑な形状の海岸は、圧倒的な迫力で自然の力の偉大さを感じることができる。約5200万年前に形成された奇岩の数々は多数の絶景ポイントを作り出し、一つ一つに名前が付けられている。なかでもひときわ人気が高いのは、「青の洞窟」。陽光と高い透明度を持つ海水によって生み出される青い空間で、不思議な自然のエネルギーを体感することができる。

浄土ヶ浜の美しい景観は、デッキの整備された入り江の散策コースを歩いて眺めることができるほか、「浄土ヶ浜レストハウス」の展望台から一望することも可能。また、小型の伝統漁船「サッパ船」に乗ることで、「青の洞窟」の奥まで進んだり、奇岩を間近で味わったりできるスリル満点の人気アクティビティもある。