マ・ヤンソン / MADアーキテクツ「Tunnel of Light」(大地の芸術祭作品)
100mを超える切り立った崖の間を「清津川」が流れ、ごつごつとした岩肌と清流のエメラルドグリーンとのコントラストが美しく、その景観美から「日本三大峡谷」の1つに数えられる「清津峡」。500万年前のマグマにより作られた岩肌が、隆起と侵食を繰り返して生まれたという独特の地形に、自然の営みの壮大さを感じることができる。
清津峡の景観は、近年リニューアルされた「清津峡渓谷トンネル」から見ることができる、新潟県十日町市と津南町で開催される、世界最大の国際芸術祭である「大地の芸術祭」において、中国の建築家マ・ヤンソン / MADアーキテクツが手掛けた3つの見晴所と最奥の「パノラマステーション」というスポットがあり、自然美と芸術が調和するユニークな空間が生まれている。ほかにはないフォトジェニックな写真が撮れると話題のスポットだ。なかでも四季折々で表情が異なる「パノラマステーション」からの風景は必見。春・夏は若葉の濃い緑色、 秋は紅葉した木々の赤やオレンジ、冬には雪により白と黒だけの水墨画のような世界が広がる。
また清津峡は温泉地でもあり、温泉宿もある。エントランス施設の2階は、トンネル内に湧き出た温泉水を利用した足湯になっている。
ポイント
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切り立った崖の間を清流「清津川」が流れる日本三大峡谷の一つ「清津峡」。
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リニューアルされた「清津峡渓谷トンネル」はフォトジェニックな写真が撮れると話題。
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アーティストが手掛けた自然美と芸術が調和するユニークな空間。
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四季折々で表情が変わる「パノラマステーション」からの風景。
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温泉地でもあり、温泉宿や足湯もある。