江島神社の中央に鎮座する中津宮。853年に慈覚大師(じかくだいし)が創建され、市寸島比賣命(いちきしまひめのみこと)が祀られている。本殿、幣殿、拝殿からなる権現造りの社殿は、1689年に五代将軍・徳川綱吉により再建されたものを再現。拝殿の格天井には、154枚の四季を感じる花鳥画や彫刻が施され、見るものを魅了する。
また、ご祭神が絶世の美女だったということから、「綺麗になりたい」という女性の参拝客も多い。その他、さまざまなご利益を得られるとされている。社殿左手奥にある水琴窟(すいきんくつ)の水につけると文字が浮かび上がる水みくじも人気。
境内には、市村座や中村座など歌舞伎座共同で奉納したと伝わる石燈篭やシダレザクラなどがあり、散策するのも楽しい。
ポイント
-
1689年当時のものに再現された本殿、幣殿、拝殿からなる権現造りの社殿は必見。
-
拝殿の格天井に施された154枚の四季を感じる花鳥画や彫刻も見もの。
-
商売繁盛や交通安全、子孫繁栄などさまざまなご利益を得られるとされている。
-
社殿左手奥にある水琴窟の水につけると文字が浮かび上がる水みくじも人気。
-
境内には、市村座や中村座など歌舞伎座共同で奉納したと伝わる石燈篭やシダレザクラがある。