ふじや千舟「支倉焼」

宮城県仙台市の老舗菓子店「ふじや千舟」が製造販売する仙台銘菓。バターと卵、砂糖、小麦粉で仕上げた皮でクルミ風味の白こしあんを包んだ洋風の和菓子で、宮城県の定番土産として60年以上に渡って愛され続けている。

上品な甘さの白こしあんはクルミの香りと食感がほど良いアクセントになっており、しっとりとしたクッキー生地の皮との相性ぴったり。ひとつずつ手作業で「支倉焼」の文字をかたどった木型を使い成型し丁寧に焼き上げられる。支倉焼（はせくらやき）という名前は江戸時代に使節団を率いてヨーロッパまで渡航した仙台藩士・支倉常長からとったもの。東西交流のために奔走した常長の偉業を称え、和洋折衷の菓子にその名が冠された。

購入は仙台市青葉区にある「ふじや千舟本店」や仙台駅からすぐの「エスパル店」、そのほか宮城県内の土産物店などで可能。