由布院ステンドグラス美術館

日本では数少ないステンドグラス専門の美術館で、1800年代以降にヨーロッパで作られたアンティークステンドグラスを多数展示している。

きらめく照明を通してステンドグラスの魅力を楽しめる「ニールズハウス」には、7つの展示室がスタンバイ。アールヌーボーの最高傑作といわれるエミール・ガレの作品に加え、アイルランドの天才・ハリークラークのステンドグラスも並び、すべて希少性が高く見ごたえ十分だ。作品のすばらしさはもちろん、イギリスの職人が手がけた内外装も洗練されていて、壁紙からカーテン、屋根瓦、レンガにいたるまで、すべてイギリスから取り寄せたものを使用するこだわりよう。

敷地内にもう1棟建つ「聖ロバート教会」は、大分産の日田杉の魅力が際立つ手の込んだ工法で作られているのが特徴。あしらいにステンドグラスウィンドウを取り入れることで、厳粛さと気品あふれる雰囲気を醸し出している。ステンドグラス以外にも、十字架や聖杯は高名なアーティストによる芸術性あふれる作品で、思わず見入ってしまうほど美しい。

ミュージアムショップでは美術館オリジナルのアイテムが人気。パネル、ランプ類、アクセサリー、サンキャッチャーなど、いずれも来館記念のお土産にぴったり。