J Art Foundation

北海道で最初の現代美術館として2006年に開館した札幌宮の森美術館が7年の休館を経て「J Art Foundation」と名前を変え、2025年5月にリニューアルオープン。

教会跡を改装した展示スペースには、デジタルテクノロジーを駆使したアート作品で世界的に注目を集めるチームラボの《教会跡に増殖する無量の生命 - A Whole Year per Year》が展示されている。季節とともに移り変わる花々に囲まれた空間で、誕生と死をテーマにした作品世界と現実世界との融合を楽しめる体験型のアート作品だ。

また、中庭には奈良美智や名和晃平、松井紫朗らの作品を展示。現代日本を代表するアーティストたちによる作品と自然が調和した景色は必見だ。

チケットは日時指定予約制で再入場は不可。チームラボの作品体験は入替制だが、中庭の作品は閉館時間まで自由に観賞することができる。現在の美術館は一部オープンの状態。今後は新たな展示の登場も期待できそう。2026年度には丸尾末広の原画や日本の戦後現代美術を中心とするコレクションの公開を予定している。