韓国展望所

長崎県対馬市の最北端に位置、韓国までわずか49.5kmという距離にある、国境に近い町・上対馬町にある展望施設。澄んだ空気に恵まれた日には、韓国の街並みや夜景まで肉眼で確認できる。海の向こうに広がる都市を眺める体験は、まさに国境を意識させる特別なもの。

展望所の建築デザインには、ソウルのパゴダ公園の多目的施設を参考にした意匠が施され、ゲートは韓国国際旅客ターミナルの入口ゲートをそれぞれ模して造られている。異国の雰囲気を感じさせる造形は、国境の町であることを象徴するもの。展望デッキに立つと、時間帯や天候によって変化する海峡の表情を堪能できる。日中は青い海と空が広がり、夕方には沈む太陽が水平線を彩り、夜には釜山の街明かりや漁火が幻想的な光景を生み出す。

館内や周辺には駐車場やトイレを整備。国境の島ならではの景観と異文化情緒を同時に体験できる、対馬観光の代表的なスポットだ。