日本には神社が数え切れないほどたくさんある。その中で私が最も好きな人気の神社ルートを2つ挙げるなら、奥の細道と熊野古道で、日本で歩道を歩くなら必ず行くべき二大歩道でもある。今回レビューする上色見熊野座神社は、熊野古道にある神社の一つだ。日本の神社の大部分が、湖の中や海辺、人里離れた森など、辺鄙な場所にあることは皆も知っていると思うが、今回の上色見熊野座神社も、そうした人里離れた森の中にある。
中へ入っていくと、本当に異世界のような雰囲気を感じられる。特に秋から冬にかけて、日本は北東アジアの高緯度地域にあり雪が降りやすいため、テレビの映像で見る神社の冬の雪景色は、まるで幻が現実になったかのように目に映る。曇りの日や雨の日には、森に覆われたこの秘境に、さらに薄暗さが重なったような雰囲気がある。特に日本は高緯度に位置するため、森の木々がひときわ高くそびえて見える。森の中にある神社の鳥居では、鳥たちの鳴き声が押し寄せるように、せわしなく聞こえてくる。そして晴れた日には、2; 森の神社に日差しが降り注ぐと、まるで奇跡が起きたかのような特別な感じがする。
まだらに色あせた、百段以上もある参道を歩いていくと、こうした秘境の森にあるためか、心が静まり、気持ちが解き放たれるような感慨が湧いてきた。一歩一歩進むにつれて神社が目の前に近づいてくる。ここでしばらく足を止め、神社の周りを長いこと歩き回った後、日差しに照らされていた神社も、日が沈みかける夕暮れを迎えた。その時、この静かな場所にいる私に、足を速めて立ち去り、現代の光害に満ちた街へ戻る時間だと知らせているようだった。




