松本城の城下町を散策しよう
長野県松本市の松本城は、国宝にも指定されている歴史ある城。松本城を訪れるのであれば、是非、その周辺の城下町も散策してほしい。懐かしいレトロな雰囲気の城下町は、複数のエリアに分けられており、それぞれ歴史や特徴がある。さっそく紹介しよう。
本町通り
様々なお店が並ぶ、城下町松本のメインストリート。戦国時代、武田信玄の領地の人々が塩不足に陥った際、敵である上杉謙信が塩を送り、それを運ぶ牛を繋いだといわれる伝説の石「牛つなぎ石」がある。
中町通り
「蔵のある街」と呼ばれるエリア。白壁と黒なまこの土蔵が立ち並び、時代をさかのぼったかのような風景が広がる。
中町通りのシンボルとなっている「中町・蔵シック館」は、昔ながらの建物を無料で見学でき、中庭を眺めながらお茶が楽しめる喫茶店もある。
中町通りの一本南には人形店が軒を連ねる高砂通りもある。
縄手通り (なわて通り)
松本城の南総堀と女鳥羽川の清流にはさまれて”縄のように長い土手”ということから由来している。
昔ながらのお店から、お洒落な雑貨店など多くの店があり、また商店街内が歩行者天国となっていて歩きやすい。昔はカエルが多くいたので、「カエルの街」と呼ばれており、カエルの石像が点在する。
大名町通り
女鳥羽川にかかる千歳橋から松本城までの約300mの通り。街路樹の「しなのき」は環境省選定の「かおり風景100選」に選ばれている。老舗の店が点在する。
伊勢町通り
城下町へ入る西の入り口だった伊勢町。創業100年を超える老舗店に加え、ファッションの人気ブランドや美容室、レストランなど新しいお洒落なお店が点在する。