【明石海峡大橋塔頂体験レポート】吊り橋と海が生み出す、高さ約300mからの絶景

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筆者 : GOOD LUCK TRIP

兵庫県神戸市と淡路島を結ぶ世界最大級の吊り橋・明石海峡大橋。この橋を支える高さ約300mの主塔に登れることをみなさん知っていましたか?普段は立ち入ることができない管理路や主塔内部などを、明石海峡の建設に携わったスタッフがご案内。約300mの高さから望む、ここでしか味わえない感動体験をぜひ!

※掲載情報は2023年時点の開催情報です。
2024年の開催情報については、決まり次第「明石海峡大橋ブリッジワールド」ホームページなどでお知らせします。

安全対策を万全に。高さ約40mの管理路へ

「道の駅あわじ」に近接するアンカレイジに集合し、淡路島側の主塔へ。まず、アンカレイジ内で塔頂体験の注意事項を確認し、落下防止用のストラップやヘルメットなどを着用。準備が整えば、いよいよビル10階の高さに相当する管理路、171段の階段を登ります。コース内で一番ハードですので、心してかかりましょう!

「道の駅あわじ」から望む。左側のコンクリートの構造物が35万トンの重さがあるアンカレイジ。
「道の駅あわじ」から望む。左側のコンクリートの構造物が35万トンの重さがあるアンカレイジ。
集合場所のアンカレイジ内でツアーに関する説明を受け、明石海峡大橋の建設の動画も視聴。
集合場所のアンカレイジ内でツアーに関する説明を受け、明石海峡大橋の建設の動画も視聴。
ビル10階相当の高さまで、階段を使って登ります。
ビル10階相当の高さまで、階段を使って登ります。

スケスケの管理路を、橋を知り尽くしたガイドと歩く

ガイドは明石海峡大橋の建設に携わった橋梁技術者の方などで構成。実際に作業されていた管理路を歩きながら、橋の技術や歴史などについてプロから聞くという、とても貴重な体験ができます。管理路の床は、風の影響を最小限に抑えるため、格子状の金網のみ。そして、海面からの高さは40mを超えるのでスリル満点。海面や行き交う船を見ながらの移動は、空中を散歩している気分を感じられます。

橋について解説するガイドさんは、建設に携わった橋梁技術者の方
橋について解説するガイドさんは、建設に携わった橋梁技術者の方
管理路は、端を歩くと危険なので、真ん中を歩きましょう
管理路は、端を歩くと危険なので、真ん中を歩きましょう
管理路からの眺めもまた絶景。風がよく通り、日差しも当たらないので気持ち良く歩ける
管理路からの眺めもまた絶景。風がよく通り、日差しも当たらないので気持ち良く歩ける

眼前に広がる大パノラマ!高さ約300mからの絶景

管理路を1kmほど歩けば、ついに主塔に到着。内部へ入りエレベーターで一気に塔頂付近まで登ります。そして、天井の扉をくぐると約300mの高さからの絶景がお待ちかね。神戸の市街地から明石まで、大パノラマな街並みが広がります。空気が澄んでいる日はあべのハルカスを望むこともできるのだとか。落下には十分に気をつけて記念撮影しましょう。来た道を戻り、認定証をもらって、塔頂体験終了。その後、淡路島を観光するならば、夜の明石海峡大橋のライトアップもお見逃しなく。幻想的に輝く明石海峡大橋は一見の価値あり。

ついに塔頂に到着。171段の階段を登り、1km歩いた後の絶景は喜びもひとしお
ついに塔頂に到着。171段の階段を登り、1km歩いた後の絶景は喜びもひとしお
淡路島側の主塔から見下ろす神戸の街並み。アーチを描く両サイドのケーブルも美しい
淡路島側の主塔から見下ろす神戸の街並み。アーチを描く両サイドのケーブルも美しい
毎時0分は虹色に、毎時30分は宝石色に輝く。
(写真提供:本州四国連絡高速道路株式会社)
毎時0分は虹色に、毎時30分は宝石色に輝く。
(写真提供:本州四国連絡高速道路株式会社)