
サブカルチャーの聖地・秋葉原で人気の観光スポット22選
オタクの街や電気街として知られる「秋葉原」には、アニメやゲームのグッズ専門店やメイドカフェなど、日本特有の文化を満喫できるスポットが盛りだくさん。
バラエティ豊かな電気店が軒を連ねる電気街も秋葉原観光から外せない。
魅力的なスポットが盛りだくさんの秋葉原で、訪れるべき人気の観光スポットやショッピングスポット、グルメなどを厳選してご紹介。
秋葉原ってどんなところ?
東京都千代田区の台東区秋葉原と千代田区神田周辺は「秋葉原」と呼ばれ、アニメやマンガなどのサブカルチャーの聖地として世界的に有名だ。
その歴史は古く、江戸時代には宿場町であり、物流拠点として栄えた。
第二次世界大戦が終わると、人気を博していたラジオ部品を販売する露天商が集まり、ヤミ市が形成される。
高度経済成長期にはテレビや冷蔵庫などの家電製品の普及から電気店が増え、バブル崩壊後のパソコンの需要が高まったころから、パソコン本体や部品を取り扱う専門店が集まるようになり、電化製品が集まる「電気街」として成長した。
今でも大型家電量販店はもちろん、レアな電子部品やヴィンテージの商品を取り揃える個人店など、バラエティ豊かな店舗が軒を連ねている。
早くからパソコンに親しんでいた人たちが、ゲームやアニメ、マンガなどのサブカルチャーを好むこともあり、次第にサブカルチャーのグッズを揃える店舗やメイドカフェも増え、「オタクの街」へと変化していった。
日本のサブカルチャーが好きなら、訪れるべき観光地だ。

秋葉原のおすすめのシーズンは?
屋内でのショッピングがメインとなる「秋葉原」は、1年中いつ訪れても楽しめる。
徒歩で移動することや家電製品を購入することを考えると、気温が高く雨が多い夏は観光しづらい季節とも言える。
日本の伝統的なイベントである「日本三大祭り」のひとつ、「神田祭」が行われる5月に訪れるのもお勧めだ。
秋葉原の季節ごとの着衣例
- 春(3月-5月): 軽めのジャケットおよび薄手のセーター
- 夏(6月-8月): 薄手の着衣、半袖
- 秋(9月-11月): 軽めのジャケット、コート
- 冬(12月-2月): コート、ウールスーツ、厚手のセーターやジャケット
秋葉原への移動方法は?
東京都内の各主要駅から秋葉原駅への移動方法と所要時間は下記の通り。
観光地として人気が高いエリアからのアクセスは抜群。
- JR東京駅から
- JR山手線で4分
- JR新宿駅から
- JR中央線から総武線に乗り継ぎ約15分
- JR渋谷駅から
- JR山手線で約30分
- JR上野駅から
- 東京メトロ日比谷線で3分
- JR品川駅から
- JR山手線で約20分
秋葉原観光の主要交通手段
秋葉原の主要観光スポットは、秋葉原駅周辺に集まっているため、徒歩で各スポットを巡るのが最も効率的だ。
サブカルだけじゃない!秋葉原の歴史を感じられる観光スポット5選
歴史が古い街「秋葉原」には、730年から続く神社があったり、「日本三大祭り」のひとつ「神田祭」が行われたりと、日本の伝統文化を体験できる場所・イベントもある。
サブカルチャーを満喫するだけでなく、電気街と歴史と感じるスポットも観光し、秋葉原がどのように発展してきたかを想像・体験してほしい。
1. 神田明神
縁結び・商売繁昌・除災厄除・勝負運のご利益があるとして有名な、歴史ある神社。
都心のビジネス街にあり、年始には企業参拝も多く、仕事運では外せない神社である。
アニメの聖地としても人気があり、アニメとコラボした絵馬やお守り、グッズが売られている。

2. 秋葉原電気街
大型店から大小さまざまな電気店が集結する、日本を代表する電気街。
「アキバ」の愛称で親しまれており、国内はもとより世界からも注目を集めている人気スポットだ。
家電製品からパソコン、スマートフォン、デジタル機器の最先端の技術が集結した商品が揃うのはもちろん、アニメやゲーム、フィギュアや鉄道模型といったポップカルチャーの聖地としても有名だ。

3. 秋葉原UDX
東京・秋葉原駅からすぐのアクセス良好な複合施設。レストラン&ショップ「アキバ・イチ」、3D上映ができる貸シアター「UDXシアター」、イベントスペース「アキバ・スクエア」、カンファレンスルーム、オフィスフロアなどで構成されている。
レストラン&ショップ「アキバ・イチ」には、30以上の店舗が集まり、気軽に食事ができるカフェやファーストフード店から和食に洋食、エスニック料理と、バラエティ豊かな飲食店が並ぶ。

4. 湯島聖堂
元禄3年(1690)、江戸幕府の五代将軍・徳川綱吉の命により中国の儒学者・孔子を祀る廟および儒学振興の場として建立された「湯島聖堂」。
日本に現存する孔子廟の中ではもっとも有名で、1922年には国の史跡にも指定されている。

5. 秋葉原ラジオ会館
1950年の開業以来、長年にわたって親しまれてきた秋葉原駅前のランドマーク的存在。幾度も改装や増築などを繰り返しながら歴史を重ね、2011年に夏に建て替えのため一時閉館。3年にわたる工事の末、2014年夏に待望のリニューアルオープンを果たした。

安くて美味しいグルメを堪能!秋葉原で人気の飲食店7選
「オタクの街」として有名な秋葉原だが、オフィス街でもあるため、安くて美味しいグルメも多い。
もちろん、秋葉原が発祥の地であるメイドカフェも外せない。
1. メイドカフェ MAID√MADE
「MAID√MADE(メイドメイド)」は、作り込まれた世界観から、最新のサブカルの雰囲気を楽しめる最新系メイドカフェ。
エンタメスタイルの定番である美味しくなる魔法や、メイドさんのライブステージはもちろん、こだわって作られた食事への評価も高い。「オエカキ・デミ・オムライス」・「使い魔パンケーキ」などフォトジェニックなメニューも多く、思い出に残りやすいのも魅力だ。
未来からやってきたメイドさんが、感情を取り戻すというコンセプトの「MAID√MADE」に足を運んでみてはどうだろうか。

2. カワイイメイドカフェ&バー アキバ絶対領域
路面店なので比較的入りやすく、定番の「おいしくな〜れ、もえもえきゅん」のおまじないや、オムライスへのケチャップでのお絵かき、ライブ付きメニューの注文でのライブパフォーマンスといった王道のサービスが受けられる。ユニコーンパフェや自撮り用ドリンクなど、フォトジェニックなメニューも豊富だ。

3. CURE MAID CAFÉ(キュアメイドカフェ)
2001年にオープンした日本初のメイドカフェ。
メイドたちがクラシカルな制服を着て給仕を行うスタイルは、ここが発祥だ。アニメ作品にも登場したこともあり、ファンの間では“聖地”としても人気を博している。
オムライスやパスタなどボリューム感のある食事から手の込んだスイーツまでフード、ドリンク類も充実。また、日本紅茶協会「おいしい紅茶の店」に認定されており、スコーンやワッフルなど、ティータイムに欠かせないメニューも多数。そんなフードやドリンクをさらに彩っているのが店内で使用している食器の数々。

4. 最強油そば 春日亭 秋葉原昭和通り口店
どんぶりの底に入った少量のスープと麺を絡めて食べる「油そば」の専門店。各地に店舗を持つ人気のチェーン店であり、秋葉原昭和通り口店は秋葉原駅から近く、1階のカウンター席以外に2階にも席がある。
看板商品の「鳥豚油そば」は、鳥ガラと豚骨を二日間じっくり煮込み、旨味が凝縮したスープに、100%北海道産の高級小麦で作られたオリジナル麺を合わせている。

5. 肉汁麺ススム 秋葉原本店
麺の上に、たっぷりの豚肉と、青ネギ、生卵を乗せた、ボリューム満点の肉汁麺のお店。豚肉にこだわり、しっとりとして優れた肉質のスペイン産豚肉をはじめ、季節ごとに産地を厳選し仕入れている。
豚肉の量を、レベル1〜3(130〜270g)、そしてMAX(800g)までから選べ、こだわりの生卵を絡めて食べる。茹で時間を短めで歯ごたえのある中太麺も食べ応え抜群。

6. カールスジュニア秋葉原中央通りレストラン
アメリカ全土を中心に世界37か国で3,600以上もの店舗を展開する、カリフォルニア州発祥のハンバーガーレストラン。黒塗りのシックなファサードと星型のファンシーなロゴキャラクターが特徴の店舗は、コンサバティブでもプログレッシブでもない絶妙なバランスが印象的だ。

7. HUB 秋葉原店
外国人旅行客に人気の秋葉原で、日本人を含め様々な国の人々を迎え入れている。
堅苦しい雰囲気はなく、カフェのように立ち寄れる気楽さがあり、お酒と会話を楽しみたい人々が集う場所となっている。
秋葉原店はお昼から営業しているのが特徴のひとつ。
大きなガラスから光がよく入り、店頭には屋内テラスが設置されている。
英国風パブの雰囲気と日光を感じつつ、昼飲みを気持ち良く楽しもう。

オタクの街であり電気街でもある秋葉原で人気のショッピングスポット10選
アニメやゲームのグッズ専門店が軒を連ねる「秋葉原」。
電気街としての側面もあり、マニアックな店舗から大型家電量販店までバラエティ豊かな店舗は見ているだけでも楽しい。雑貨やアパレルショップが集まるスポットも。
数ある店舗の中から特に人気のショッピングスポットを厳選して紹介しよう。
1. 2k540 AKI-OKA ARTISAN
JR御徒町駅から秋葉原駅に向かって延びるJR高架下に、“ものづくり”をテーマにした50ものショップが並ぶアーケード。
店は、職人によるショップやインテリア雑貨、ファッションショップ、ギャラリー、カフェレストランなどバラエティ豊かなラインアップ。さらに、東京発ブランドのアトリエ兼ショップも多く、東京の“ものづくり”の今が体感できる。

2. ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba
東京の電気街として知られる秋葉原にある複合施設「ヨドバシAkiba」の中核をなす家電量販店。
地下1階から9階まである「ヨドバシAkiba」のうち6フロアが「ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba」の売り場で、売り場面積は秋葉原最大級の広さを誇る。

3. アニメイト秋葉原
日本最大級を誇るアニメ、コミック、ゲームの専門店「アニメイト」の秋葉原店。1997年にオープンし、秋葉原におけるアニメの聖地として多くのファンに愛されてきた。近年のリニューアル計画によって、2022年12月に2号館がオープン。次いで2023年4月、2号館の隣に1号館が移転するかたちでグランドオープンとなった。

4. マーチエキュート神田万世橋
明治時代末期に建設され、東京駅が開業するまでは中央線の起点として栄えた旧万世橋駅と、今なお現役でJR中央線を支える鉄道高架橋「万世橋高架橋」をリノベーションした商業施設。「万世橋駅サロン」をコンセプトに、美しい赤レンガの建築、リズム感あるアーチ型の内部空間、かつてホームへ続いていた階段など歴史的に貴重な遺構をそのまま活かすかたちで設計された。歴史と伝統に時代が調和した空間に身を置くと、旅情と郷愁が掻き立てられる。

5. まんだらけコンプレックス
アニメ、マンガ、サブカルチャーに関するアイテムの買取・販売で全国展開するショップ、「まんだらけ」のメガ店舗。
漆黒の外観と真紅の看板が界隈でもひときわ目を引くビルは、1階から8階の全フロアが売場になっている。

6. AKIBAカルチャーズZONE
アイドル・アニメ・メイドカフェなど、秋葉原が誇るサブカルチャーの世界が広がる商業施設。
地下1階には秋葉原最大のアイドル専用劇場「AKIBAカルチャーズ劇場」があり、1階から6階にはフィギュアやキャラクターグッズ、コミック、アイドルグッズなど様々なショップが揃う。
5階にはエンタメ要素を重視したメイドカフェもあり、この施設内だけで秋葉原のサブカルチャーを満喫できる。

7. 秋葉原ガチャポン会館
2002年創業のカプセルトイ専門店で、店内には約500台ものカプセルトイの筐体が並ぶ。
毎月50台近くの新作が入荷するだけでなく、古い年代のカプセルトイも揃う。
完成度が高いカプセルトイから、ユニーク系、可愛い系、アニメやマンガのものまで幅広く、大人から子供まで楽しめる。

8. コトブキヤ秋葉原館
プラモデル・フィギュアなどの企画・製造・販売を手がける「株式会社壽屋」が展開するホビーショップ「コトブキヤ秋葉原館」。
5階建ての店舗には、自社のフィギュアやプラモデルはもちろん、任天堂やジブリなど、様々なアニメ・ゲーム・マンガのグッズも揃う。さらに、アメコミやVTuberのフィギュアやグッズも充実。
他の店舗では手に入りにくい限定商品や特典商品付きアイテムを販売しているのも特徴のひとつだ。

9. ソフマップAKIBA アミューズメント館
パソコン製品を中心に販売する「ソフマップ」が展開している、テレビゲームやフィギュア、プラモデルなどを扱うゲーム・ホビー専門店。
1・2階はホビー・フィギュア・プラモデル、3階から5階はテレビゲームやパソコンゲーム、6階にはアニメグッズやコミック、CDなどが揃う。
7階の「STELLAMAP Café」では、様々なアニメやマンガとのコラボ企画を開催。
さらに、8階のイベント会場では多彩なイベントが行われており、買い物以外の楽しみ方も充実している。

10. らしんばん 秋葉原店新館
AKIBAカルチャーズZONEの1階と2階にある、中古アニメグッズの買取・販売を行う「らしんばん」の秋葉原店新館。
中古のコミックや小説・アニメだけでなく、キャラクターグッズやフィギュアなども取り揃えている。
缶バッジやラバーストラップ、アクリルキーホルダーなどの小物グッズは業界最大級の品揃えを誇る。免税対応しているのも嬉しいポイントだ。

快適な空間で旅の疲れを癒やそう!秋葉原のお勧め宿泊施設3選
東京の主要駅にもアクセスしやすいため、秋葉原で一泊することを検討している方もいるだろう。そんな方に向けて、秋葉原でお勧めの宿泊施設を紹介する。
いずれも賑わう街・秋葉原にありながら、ゆっくりと落ち着いて過ごせる快適な空間を提供しているホテルだ。
1. ヴィアイン秋葉原
JR「秋葉原駅」から徒歩4分の好立地にある「ヴィアイン秋葉原」。
シングルからツイン、バリアフリーツインまで、バリエーション豊かな客室があり、様々なシチュエーションで利用できる。
加湿空気清浄機や消臭スプレーなど、客室設備もアメニティも充実。
心地良い睡眠をサポートするマットレスや枕が揃えられており、快適な滞在を実現してくれる。
朝食のバイキングでは、カレーと麻婆豆腐が人気メニュー。
肉や魚料理は日替わりで用意されており、連泊しても朝食に飽きることはないだろう。

2. 京急 EXイン 秋葉原
秋葉原にいることを忘れてしまいそうな、落ち着いた空間が広がる客室が特徴の「京急 EXイン 秋葉原」。
シモンズ社と共同開発したベッドを採用し、快適な睡眠をサポート。客室のタイプも複数あり、旅のスタイルに合わせて選べる。
フロント・ロビーにはコーヒーマシーンが設置されており、到着後や朝の出発前に一息つけるのも嬉しいポイントだ。
セルフチェックイン機を導入しており、スムーズなチェックイン・チェックアウトが可能。

3. レム秋葉原
JR「秋葉原駅」中央改札口とつくばエクスプレス「秋葉原駅」に直結する宿泊施設。
体圧を分散させるオリジナルベッドに加え、豊富な水流が特徴のドイツ製レインシャワーと専用スツール、マッサージチェアなど、深く快適な眠りをサポートするこだわりが随所に見られる。
朝食には提携店である「ポータルカフェ アキバ」のモーニングメニューを楽しめる。
スクランブルエッグやローストビーフなどの洋食はもちろん、和食膳も揃っている。

秋葉原に関するよくある質問
Q
秋葉原を短時間で楽しみたい場合はどこに行けばいい?
「電気街」と「メイドカフェ」、「アニメイト」の3つに訪れれば、秋葉原の魅力を短時間で満喫できるはずです。
Q
メイドカフェに行きたいけど、どこに行けば良いかわからない
日本初のメイドカフェで、様々なアニメの作中にも登場している「CURE MAID CAFÉ(キュアメイドカフェ)」がお勧めです。
Q
家電を買いたいけど、どこに行けば良い?
大型量販店から大小さまざまな電気店が集結する、日本を代表する電気街「秋葉原電気街」に行けば、欲しいものが見つかるはずです。
まとめ
オタクの街・電気街として有名な「秋葉原」を堪能するために、訪れるべき人気の観光スポットやショッピングスポット、飲食店などを紹介してきた。
日本のサブカルチャーが好きな方は、ぜひとも人生で一度は訪れてほしい。
秋葉原以外にも魅力的な観光地が多い東京。
東京を満喫するために、知っておきたい観光スポットをまとめた、こちらの記事もぜひ参考にしてほしい。