日本ならではの風情を満喫できる!鎌倉の厳選観光スポット15選

日本ならではの風情を満喫できる!鎌倉の厳選観光スポット15選

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筆者 : GOOD LUCK TRIP

世界中で人気のマンガ「スラムダンク」の聖地があることでも人気の「鎌倉」。
海と山に恵まれ、神社仏閣が多い「鎌倉」では、自然と神社・お寺が調和した四季折々の景観が楽しめる。
奈良や京都と同じく、かつては日本の政治機関が置かれた土地で、日本の風情を満喫する観光プランを立ててみてはいかがだろうか。

目次

鎌倉ってどんなところ?

神奈川県の三浦半島西岸に位置する鎌倉市。
「鎌倉」は日本で初めて武士が政権を握った「鎌倉時代」に、政治機関である「鎌倉幕府」が開かれた場所だ。
そのため、鎌倉幕府を開いた将軍・源頼朝(みなもとのよりとも)ゆかりのスポットが多い。
武士と仏教の繋がりが強かったこともあり、神社だけでなくお寺も多く、鎌倉市内には100以上のお寺が存在する。
その中でも格の高い「鎌倉五山」と呼ばれるお寺は必見だ。
南は海に面し、東・西・北の三方を山に囲まれているため、景勝地としても知られている。
近年では、日本のみならず世界中で人気のバスケットボールマンガ「スラムダンク」の聖地としても知られている。

海に面し山に囲まれ、景勝地としても知られる「鎌倉」
海に面し山に囲まれ、景勝地としても知られる「鎌倉」

鎌倉のおすすめのシーズンは?

神社仏閣と自然が調和した風景が特徴の鎌倉は、いつ訪れても美しい風景が楽しめる。
特にお勧めのシーズンはお寺の中を散策しながら、紫陽花を眺められる6月。
梅雨の時期であるため、雨が降っている中での観光となるが、雨の日にお寺を散策しつつ、紫陽花を眺めれば日本の風情を満喫できるはずだ。

鎌倉の季節ごとの着衣例

  • 春(3月 - 5月): 軽めのジャケットおよび薄手のセーター
  • 夏(6月 - 8月): 薄手の着衣、半袖
  • 秋(9月 - 11月): 軽めのジャケット、コート
  • 冬(12月 - 2月): コート、ウールスーツ、厚手のセーターやジャケット

鎌倉への移動方法は?

東京駅からJR横須賀線に乗れば、鎌倉駅まで約1時間。
同じく観光地として人気の横浜からは、JR東海道本線とJR横須賀線を乗り継ぎ、約30分で到着する。
東京都内から日帰りで楽しめる距離にあるため、東京観光のついでに足を伸ばして立ち寄れるのも嬉しい。

鎌倉観光の主要交通手段

鎌倉市内には移動も楽しめる交通手段が多い。
レトロな外観と車窓から美しい自然景観や鎌倉の市街地の風景が楽しめる「江ノ電」、レールに車両がぶら下がっている懸垂型モノレールに乗って、激しいアップダウンが楽しめる「湘南モノレール」はぜひ活用してほしい。

自然と調和した美しい神社仏閣が魅力!鎌倉の厳選観光スポット10選

鎌倉を訪れたら神社仏閣を巡りながら、四季折々の風景を楽しんでほしい。
鎌倉市内に100以上もある神社仏閣の中でも、特に人気が高いお寺と神社を厳選してご紹介。
お寺・神社巡りの合間に巡って欲しい、人気観光スポットも合わせて紹介しよう。

1. 鶴岡八幡宮

鶴岡八幡宮は鎌倉の中心に位置し、鎌倉のシンボル親しまれている。将軍「源頼朝」ゆかりの神社として、多くの参拝者が訪れる。現在の本殿は、1828年に造営されたもので国の重要文化財に指定されている。

美しい自然の多い、鎌倉のシンボル「鶴岡八幡宮」
美しい自然の多い、鎌倉のシンボル「鶴岡八幡宮」

2. 明月院

明月院は、臨済宗建長寺派に属する寺。本尊は聖観音菩薩坐像を祀る。
あじさい寺として知られており、6月のアジサイの満開時には約2,500株のヒメアジサイで境内一面が青く染まる。その淡い青色の花は「明月院ブルー」と呼ばれている。同じくあじさいが咲く時期に境内奥の菖蒲園では、花しょうぶを観賞することも可能(別料金)。

あじさい寺として知られる北鎌倉のお寺
あじさい寺として知られる北鎌倉のお寺

3. 鎌倉大仏 高徳院

鎌倉の名所の中でも絶大な人気を誇るのが、高徳院の本尊「阿弥陀如来像」。
強烈な存在感を放ち、「鎌倉大仏」として親しまれている。
高さ約11.39m、重量は約121トン。その大きさはまさに「大仏」と呼ぶに相応しく、見る者を圧倒する。

古都鎌倉のシンボルと言える「鎌倉大仏」が鎮座するお寺
古都鎌倉のシンボルと言える「鎌倉大仏」が鎮座するお寺

4. 長谷寺

「長谷観音」と呼ばれ親しまれている長谷寺。
本尊は十一面観世音菩薩像。高さ約10mあり、木造の仏像としては日本一の大きさを誇る。
長谷寺の境内の花々は季節ごとに美しく、特に6月に咲く紫陽花は名所ともいわれるほど見事。

鎌倉を代表する景勝地とされる寺
鎌倉を代表する景勝地とされる寺

5. 報国寺(竹寺)

訪日外国人向けの観光ガイド『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』で三ツ星を獲得した鎌倉の寺。
1334年に高僧・天岸慧広がこの地に庵を立てて修行し、足利家と上杉家が寺の創設にかかわった。
約2,000本もの竹林や、綺麗に手入れされた日本庭園など、幻想的で美しい景色が広がる。

鎌倉に在する、禅とお茶と竹林の寺
鎌倉に在する、禅とお茶と竹林の寺

6. 銭洗弁財天宇賀福神社

鎌倉時代の文治元(1185)年、征夷大将軍を任ぜられる前の源頼朝が、夢枕に立った人頭蛇身の水神、宇賀福神に「西北の地の泉を祀れば天下泰平となる」とお告げを受けたのが建立起源。
その後に北条時頼がこの泉で銭を洗い、一族の繁栄を祈ると、銭洗いの民間信仰が生まれた。

金運アップのパワースポットとして名高い神社
金運アップのパワースポットとして名高い神社

7. 光明寺

光明寺は、浄土宗の名刹で、創立は1243年といわれている。北条経時の帰依を受け、然阿良忠 によって開かれた。
1698年建立の大殿は、現存する木造建築では鎌倉一の大きさであり、国指定の重要文化財。
春には桜、夏には記主庭園の蓮が咲き、訪れる人を癒してくれる。

桜や蓮の名所として知られる名刹
桜や蓮の名所として知られる名刹

8. 江ノ電 鎌倉高校前駅近くの踏切

日本はもちろん世界中に熱狂的ファンを生んだバスケットボールマンガ「スラムダンク」のアニメーションで、オープニングに登場する踏切のモデルとなった場所。
レトロな列車が走る踏切と、線路の向こうに見える海が絶景ポイント。

江ノ電 鎌倉高校前駅近くの踏切:「SLAM DUNK(スラムダンク)」聖地巡礼
江ノ電 鎌倉高校前駅近くの踏切:「SLAM DUNK(スラムダンク)」聖地巡礼

9. 建長寺

建長5年(1253)、鎌倉幕府5代執権北条時頼が、開山に宋の高僧蘭渓道隆を招いて創建した日本初の禅の専門道場。鎌倉五山の第一位として栄え、400以上の末寺をもつ臨済宗建長寺派の大本山だ。正式名称は巨福山建長興国禅寺で、山号の巨福(こふく)は巨福呂、寺名は年号に由来している。

770年の歴史と鎌倉五山第一位の格式を誇る日本最初期の禅刹
770年の歴史と鎌倉五山第一位の格式を誇る日本最初期の禅刹

10. 円覚寺

北鎌倉駅を降りてすぐの場所にある円覚寺は、臨済宗円覚寺派の総本山。
開基は鎌倉幕府8代執権の北条時宗で、禅の普及と蒙古襲来による戦没者を弔うことを目的に弘安5年(1282)に創建。
以来鎌倉時代を通して北条家に手厚く保護されてきた由緒ある古刹だ。

国宝の舎利殿や鐘を持つ、臨済宗円覚寺派の大本山
国宝の舎利殿や鐘を持つ、臨済宗円覚寺派の大本山

景色とグルメを同時に楽しめる!鎌倉の人気飲食店3選

人気観光地である鎌倉にはオシャレな雰囲気の飲食店が多い。
その中でも鎌倉の景色と本格的なグルメを楽しめる飲食店と、行列が絶えない人気の飲食店に厳選して紹介しよう。

1. ヨリドコロ 稲村ケ崎本店

江ノ島電鉄「稲村ケ崎」駅からすぐの場所にあるカフェ。
古民家をリノベーションした建物は江ノ島の線路沿いに建ち、テラス席に座ればすぐ目の前を江ノ電が走る。店は朝7時からオープンしており、朝食、昼食、カフェとあらゆるシーンで利用できるのも魅力。
名物は全国から厳選した絶品干物を味わえる「干物定食」。
干物はあじやさば、かます、金目鯛などから選べ、日替わりの小鉢とみそ汁が付く。

江ノ電の線路沿いにあり、目の前を江ノ電が走る古民家カフェ
江ノ電の線路沿いにあり、目の前を江ノ電が走る古民家カフェ

2. Amalfi DELLA SERA(アマルフィイ デラセーラ)

Amalfi DELLA SERAアマルフィイ デラセーラ)」は、鎌倉・七里ガ浜沿いに建つイタリアンレストラン。
一面に広がる七里ガ浜の海を眺めながら、市場で直接仕入れる新鮮な魚介や鎌倉の地野菜を使ったカジュアルなイタリアンが味わえる。
お店自慢のテラスからは七里ガ浜のパノラマが広がり、三崎灯台や江ノ島、富士山まで鎌倉らしい雄大で美しい景色が見渡せる。

七里ガ浜を一望する絶好ロケーションのイタリアン
七里ガ浜を一望する絶好ロケーションのイタリアン

3. OXYMORON komachi

鎌倉・小町通りにある、行列の絶えない人気のカフェ。
看板メニューは、素材を生かした4種のカレー。素材のもつ味わいとスパイスを巧みに組み合わせたカレーは、どのジャンルにも当てはまらないこちらだけのオリジナル。
豚汁から発想を受けたという「和風キーマカリー」は、味噌を絶妙に効かせたコク深いカレーに、たっぷりのネギとゴマの風味がアクセント。

素材の持ち味を生かしたオリジナルのカレーでひと息
素材の持ち味を生かしたオリジナルのカレーでひと息

日本文化を感じる名産品を見つけよう!鎌倉の人気ショッピングスポット2選

神社仏閣巡りの合間にショッピングを楽しめる人気スポットをご紹介。
日本文化や鎌倉の文化を感じられる、名産品を探してみよう。

1. 小町通り

鎌倉駅東口から、赤い鳥居を入り口として北に向かう360mほどの道沿いに、地元の人々の日常を担う商店のほか、観光客向けの飲食店やみやげ物店など約250店がぎっしりと連なっている。
海と山に囲まれた自然豊かで、歴史的、文化的にも見どころが多い鎌倉観光の拠点となり、四季折々で異なる楽しみ方が出来ることからリピーターの非常に多く人気の高いスポットです。

みやげ物屋や飲食店が建ち並ぶ鎌倉随一の観光ストリート
みやげ物屋や飲食店が建ち並ぶ鎌倉随一の観光ストリート

2. 鎌倉オルゴール堂

多くの神社仏閣や歴史的建造物があり、昔ながらの街並みが残しながら、現代的なカフェや雑貨屋なども充実している人気観光地、鎌倉。鎌倉大仏のある長谷駅からおよそ徒歩5分、長谷寺の手前に鎌倉オルゴール堂はある。
大小様々な1000種6000点以上のオルゴールを取り揃えており、鎌倉店限定のあじさいや大仏のオリジナルオルゴールもある。

鎌倉大仏のある長谷寺手前、鎌倉唯一のオルゴール専門店
鎌倉大仏のある長谷寺手前、鎌倉唯一のオルゴール専門店

鎌倉に関するよくある質問

Q

鎌倉と江ノ島は同じエリア?

A

江ノ島は藤沢市にあるため、鎌倉から少し離れています。ただ、江ノ電に乗って30分で移動できるため、鎌倉と合わせて江ノ島も観光することをお勧めします。

Q

冬の鎌倉観光でお勧めのスポットは?

A

冬限定の「ぼたん園」で、見頃のぼたんを鑑賞できる鶴岡八幡宮がお勧め。雪が降り積もるお寺も絶景です。

Q

鎌倉でグルメを楽しめるスポットは?

A

日本の食文化を食べ歩きしながら楽しめる「鎌倉小町通り」がお勧めです。

まとめ

かつて武士が開いた政治機関が置かれていた「鎌倉」には、武士とゆかりが深いお寺や神社が多いだけでなく、海と山に恵まれた、日本ならではの風景が楽しめる。
お寺や神社の中を散策しながら、自然を眺めることで日本の風情を満喫できるはずだ。
鎌倉から約30分で移動できる「横浜」も、見どころが多い観光地なので、ぜひ足を伸ばしてほしい。