【ひたち海浜公園観光ガイド】色彩豊かな絶景と多様な体験ができる!
丘一面にネモフィラが広がる絶景で有名な「ひたち海浜公園」。
ネモフィラ以外にも、季節によって異なる絶景を見られる。
それだけでなく、レジャーやスポーツ、自然観察や体験学習など、様々な楽しみ方ができる。
敷地が広く、見どころも絶景スポットも盛り沢山だからこそ、どうやって楽しめば良いか迷ってしまうだろう。
でも安心してほしい。
この記事を読めば、「ひたち海浜公園」にはどんなエリアや施設があって、見どころと訪れるべきスポットはどこなのかを把握できる。
「ひたち海浜公園」を訪れる前に、必ず見ておくべき記事と言っても過言ではない。
目次
ひたち海浜公園ってどんなところ?
茨城県ひたちなか市にある「ひたち海浜公園」は、太平洋に面する広大な公園。
その総面積は、東京ディズニーランドの7倍にあたる350ha。
実際に公園として活用されている面積だけでも215haにも及ぶ。
アトラクションを楽しめる遊園地やバーベキュー広場、四季折々の花々や自然と出会えるエリア、古民家を連ねたスポットなど、広大な敷地にたくさんの施設を整備。
ロックガーデンやサンドガーデンなど、のんびり散策を楽しめるエリアもある。
海を眺められるカフェやレストラン、茨城の特産品を買える土産店も見逃せない。
乗り降り自由な「シーサイドトレイン」、レンタル可能な自転車を利用すれば、広い園内も効率よく巡れるので、ぜひ活用してほしい。
ひたち海浜公園へのアクセス
国際線がある「成田空港」から「ひたち海浜公園」へのアクセスを案内しよう。
電車でのアクセスは複雑なので、バス移動がお勧めだ。
- 経路
-
1.空港バス「茨城交通バス」へ乗車し、「勝田駅西口」にて下車
2.「勝田駅東口」へ移動し、路線バス(海浜公園行)へ乗車、「海浜公園西口」下車、バス停から徒歩10分 - 所要時間
- 約3時間
ひたち海浜公園の開園時間と入園料
「ひたち海浜公園」の開園時間と入園料は以下の表にまとめたので、ぜひ参考にしてほしい。
開園時間
開園時間は時期によって異なるため、注意してほしい。
休園日は毎週火曜日と12月31日〜1月1日、2月の第1月曜日から金曜日までだ。
- 3月1日〜7月20日
- 9:30〜17:00
- 7月21日〜8月31日
- 9:30〜18:00
- 9月1日〜10月31日
- 9:30〜17:00
- 11月1日〜2月末日
- 9:30〜16:30
入園料金
入園料以外にも利用料が必要となる施設もある。
- 大人(高校生以上)
- 450円
- 65歳以上
- 210円
ひたち海浜公園の各エリアの魅力
「ひたち海浜公園」は、7つのエリアに分かれている。
1日で全てのエリアを回るのは難しいため、これから紹介する内容を参考に訪れるエリアを絞っておこう。
四季折々の花々が農村に広がる「みはらしエリア」
ひたちなか市で最も高い丘と、農村の風景が広がる「みはらしエリア」。
丘一面に咲き誇る花を眺め、季節を感じてほしい。
ナノハナやレンゲソウなど畑を彩る花と、古民家の共演にも心が和む。
江戸時代に使われた古民家からは、当時の生活の面影を感じられるはずだ。
里山で動植物を観察できる「樹林エリア」
園内の西に位置し、森や湧水地が整備されている。
松林が連なり、コケが自生する里山だ。
オゼイトトンボやホトケドジョウなどの生物も生息しているので、その姿も観察してほしい。
動植物の環境を学べる施設があり、4月〜11月の週末は、「沢田湧水地ガイドツアー」を開催している。
家族でゆっくり過ごすのにピッタリな「草原エリア」
約8haの芝生広場やバーベキュー広場、大草原フラワーガーデンやディスクゴルフコース、アスレチックがある「草原エリア」。
5月下旬からポピーやリナリア、9月中旬からはキバナコスモスを楽しめる他、10月に入れば赤・白・ピンクのコスモスが咲く。
大観覧車を背景に写真撮影できるので、思い出を形に残せる撮影スポットでもある。
砂丘と太平洋を一望できる「砂丘エリア」
阿字ヶ浦海岸を望める砂丘、海浜植物を観察できる散策路と5つのガーデンがある「砂丘エリア」。
動植物に関する資料をそろえた施設もあり、気になったことを調べることも可能だ。
陶芸体験できる施設もあるので、興味があればチャレンジしよう。
ガラス張りのカフェでは、「いばらきフルーツ和紅茶」や「さしま和プーアール茶」、「奥久慈たまごのシフォンケーキ」など、茨城ならではのドリンクやスイーツを、太平洋を眺めながら楽しめる。
カフェや散策路など様々な施設が集まる「西口エリア」
球根植物や宿根草を植えた散策路、木漏れ日が降り注ぐカフェ、1万人を収容する野外ステージがある「西口エリア」。
ここでは数量限定の「水出しコーヒー」や「ひたち おいもTOソフトクリーム」、茨城県産の果物ソースをかけた「まぜまぜシェイク」を味わってほしい。
タンデム自転車や、電動アシスト自転車のレンタルも可能。
サイクリングコースを整備した西池があり、子供が遊べるトランポリンや歴史ギャラリーにも立ち寄れる。
季節の花々を楽しめる散策路や広場が多い「南口エリア」
「南口エリア」は、「砂丘エリア」と「プレジャーガーデンエリア」を結んでいる。
噴水広場やメタセコイアの並木道、季節の花を観察できる小高い丘が素晴らしい。
春はヒメズイやホタルブクロ、夏はハマナス、秋はメキシカンブッシュセージを眺められる他、サイクルセンターもあるので、自転車を借りて林を抜けるコースへ出かけよう。
様々なアトラクションが集まる遊園地のような「プレジャーガーデンエリア」
「プレジャーガーデンエリア」は、アクティブに遊べる遊園地のようなエリアだ。
観覧車やメリーゴーランドはもちろん、様々なアトラクションが点在している。
保護者の付き添いがあれば幼児も楽しめる、「バルーンレース」や「足ぶらルンバタワー」などのアトラクションも。
クレープ専門店やファーストフード店などの飲食店も集まっており、遊び疲れたら小腹も満たせる。
絶景もアスレチックも楽しめる!ひたち海浜公園で訪れるべきスポット5選
各エリアの魅力の次は、数ある見どころの中でも、特に訪れておくべきスポットを厳選して紹介しよう。
これから紹介する5つのスポットを巡れば、「ひたち海浜公園」を満喫できるはずだ。
1. 丘一面に四季折々の花が広がる絶景「みはらしの丘」
四季折々の花を眺められる「みはらしの丘」。
ネモフィラが丘一面に広がる絶景は、「ひたち海浜公園」の代名詞とも言えるほど有名だ。
4月のネモフィラから始まり、コキアやコスモスへと、「みはらしの丘」に咲く花は変わっていく。
季節によって異なるが、丘一面に季節の花が咲き誇る光景は見逃せない。
2. 童話の世界に迷い込んだような絶景が広がる「たまごの森フラワーガーデン」
「たまごの森フラワーガーデン」では、4月になると辺り一面を約200種25万本のチューリップとスイセンが埋め尽くす。
卵をモチーフにした9つの遊具と風車も設置されており、童話の世界のような景色が広がる。
「ひたち海浜公園」の絶景スポットといえば、「みはらしの丘」が有名だが「たまごの森フラワーガーデン」の絶景も見逃せない。
3. 夏の絶景が広がる「泉の広場フラワーガーデン」
「たまごの森フラワーガーデン」が春の絶景スポットとするなら、夏の絶景スポットといえるのが「泉の広場フラワーガーデン」だ。
初夏にはヤグルマギクやキンセンカ、夏本番はヒマワリを眺められる。
植えられる花は年によって変わるので、花畑の風景は毎年同じとは限らない。
SNS映えする写真を撮影できる、夏の絶景スポットだ。
4. 子供を思いっきり遊ばせたいならココ!「林間アスレチック広場」
バーベキュー広場の南に位置する「林間アスレチック広場」。
「恐竜の背渡り」や「ターザン砦」など、15種類のアスレチック遊具を整備。
小学校低学年が対象だが、年齢に関係なく楽しめるだろう。
子供と思いっきり遊びたい方にピッタリなスポットだ。
5. 日本の原風景を散策できる「ひたちなか自然の森」
日本の原風景ともいえる、里山の風景が広がる「ひたちなか自然の森」。
アカマツやクロマツを中心とした樹林と、カワセミや水鳥などが飛来する池を散策すれば、様々な動植物を観察できる。
準絶滅危惧種の「オオウメガサソウ」が自生しており、希少な植物も観察可能だ。
季節によって異なるひたち海浜公園の見どころ
「ひたち海浜公園」のお勧め観光シーズンは、ネモフィラが見頃を迎える春だ。
ただ、春以外にも季節ごとの花が咲き、様々な楽しみ方ができる。
春はもちろん、季節ごとの見どころを紹介するので、ぜひ参考にしてほしい。
春の見どころ
春の見どころは、なんと言ってもネモフィラの花畑だ。
その数は約530万本。
辺り一面に広がる淡い青色の絨毯は、眺める人を幸せな気持ちにする。
他では見られない風景なので、ぜひ足を運んでほしい。
夏の見どころ
見頃のラベンダーとジニアは必見。鮮やかなグリーンのコキアも外せない。
竹トンボや埴輪づくりなど、夏限定の体験イベントも多い。
四季折々の絶景と夏限定の体験イベントで、夏の思い出を作ろう。
秋の見どころ
秋になると、約3万3,000本のコキアに紅葉が訪れる。
日没後は赤く染まったコキアがライトアップされ、音楽とダンスを楽しめるステージショーが開催。
「肉巻きおにぎり」や「厚切り牛タン」、「茨城ドック」や「鮎の塩焼き」など、キッチンカーで地元グルメを味わえるイベントも開催される。
冬の見どころ
巨大な干支の地上絵、古民家での正月行事、太鼓や獅子舞など、冬限定イベントも盛り沢山。
日本の伝統文化を感じられるイベントが開催されるのも嬉しい。
ロウバイやフクジュソウ、アイスチューリップやウメなど冬に咲く花々も必見だ。
美しい景観を楽しめる茨城の観光スポット3選
「ひたち海浜公園」以外にも、茨城には美しさや迫力ある景観を楽しめるスポットは多い。
これから紹介するスポットは「ひたち海浜公園」にも負けず劣らず、驚きと感動を味わえるスポットなので、ぜひ訪れてほしい。
1. 牛久大仏
牛久大仏は、平成4(1992)年に完成した巨大な阿弥陀如来像で、正式名称を牛久阿弥陀大佛という。
像高120m(うち台座は20m)で、ギネス世界記録に登録されている世界で最も高い「青銅製仏像」だ。
浄土真宗の開祖・親鸞聖人(1173〜1262年)は、常陸国(現在の茨城)を拠点に、関東各地への布教を行った。
茨城県は親鸞聖人ゆかりの地であることから、浄土真宗東本願寺派 本山東本願寺により、この地に大仏さまが建てられた。
総重量4000t、左手のひら18m、顔の長さ20m、目の長さ2.5m、口の長さ4m、鼻の高さ1.2m、耳の長さ10m、人差し指の長さ7mという圧倒的なスケールだ。
2. 偕楽園
由緒ある水戸藩の第九代藩主・徳川斉昭公によって造園。
金沢の兼六園、岡山の後楽園とともに日本三名園のひとつに名を連ねる。
およそ13haにもおよぶ園内は見所が随所に。
同園の東門から入った先に見えてくるのが、木造二層三階建ての「好文亭」。
こちらは斉昭公の別邸として建てられたもので、柿葺き&茅葺きの2棟構成の姿は素朴ながらも清雅な風情が漂っている。
石造りの碁盤、将棋盤、卓石などが並べられた「仙奕台」は、高台の南端に位置しており、千波湖を含む眼下の自然景観がすばらしい。
3. 日立駅
日立市の中心駅で太平洋に面したJR東日本・常磐線の日立駅。
2011年に完成した現在の駅舎は、全面ガラス張りの美しい姿が印象的。
建築界のノーベル賞とも呼ばれる「プリツカー賞」を受賞した日立市出身の建築家、妹島和世氏がデザイン監修。
2012年にはグッドデザイン賞を、2014年には鉄道関連専門の国際デザインコンペティション「ブルネル賞」の優秀賞を受賞している。
ひたち海浜公園に関するよくある質問
Q
ひたち海浜公園の入園料はいくら?
高校生以上は450円、65歳以上であれば210円です。
Q
ひたち海浜公園にはどんな施設があるの?
四季折々の絶景を楽しめるスポットやアクティブに遊べる施設が満載です。
Q
ひたち海浜公園のネモフィラとコキアの見頃は?
ネモフィラは4月中旬〜5月上旬、コキアの紅葉は10月が見頃です。
まとめ
自然が織りなす絶景を楽しめる「ひたち海浜公園」。
絶景だけでなく、子供が遊べる遊園地やアスレチック、日本をもっと好きになれる文化体験など、様々な楽しみ方ができるのも魅力のひとつだ。
茨城には「ひたち海浜公園」以外にも、魅力的な観光スポットやグルメが多い。
行き先選びに悩んだ時は、こちらの記事もぜひ参考にしてほしい。