名古屋最大の商店街でグルメと買い物を満喫!大須商店街の観光ガイド
古いものと新しいものが混ざり合い、様々な文化を取り入れる「大須商店街」は、名古屋カルチャーの発信地。
名古屋最大の商店街ということもあり、多くの店舗が軒を連ね、連日多くの人で賑わう。名古屋グルメが堪能できるのも魅力のひとつだ。
多様な魅力と盛りだくさんの見どころがある「大須商店街」を、120%満喫するために楽しみ方や見どころ、周辺観光スポットを紹介しよう。
目次
大須商店街ってどんなところ?
愛知県名古屋市に位置する「大須商店街」。
大須観音駅と上前津駅の2つの駅に挟まれており、アクセスも良好。
若宮大通・伏見通・大須通・南大津通の4つの通りに囲まれたエリアに広がる、名古屋最大の商店街だ。
1,200もの店舗や施設が軒を連ね、様々なジャンルのショップやグルメスポットが点在している。
定番の名古屋グルメはもちろんのこと、最新グルメや多国籍レストラン、カフェなどの飲食店がずらりと並び、食べ歩きのスポットとしても高い人気を誇る。
アーケードがあるため、悪天候でもショッピングが思う存分楽しめるのも特徴だ。
電気街・オタク街としても有名。
パソコンや様々な電子機器などのパーツが豊富に揃う「大須アメ横ビル」などの電気屋や、メイド喫茶・アニメショップなどのサブカルチャーのショップなども多い。
世界中からコスプレイヤーが集まり、商店街を練り歩く「世界コスプレサミット」といったイベントも行われている。
どんな文化も取り入れる懐の深い「大須商店街」は、多様な魅力を持つ商店街だ。
大須商店街へのアクセス
名古屋観光の移動拠点である「JR名古屋駅」から、「大須商店街」までのアクセスを紹介しよう。
- 経路
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1. 「JR 名古屋駅」から「名古屋市営東山線 藤が丘行」に乗車
2. 「伏見駅」で「名古屋市営鶴舞線 赤池行」に乗り換え、「大須観音駅」下車
3. 2番出口からまっすぐ進み、大須観音の境内を抜ければ「大須商店街」の入口に到着 - 所要時間
- 約15分
大須商店街の多様な魅力を満喫できる楽しみ方
約1,200店舗がひしめき合う巨大な「大須商店街」。
楽しみ方を知っておかなければ、目に入った美味しそうなグルメを食べるだけで終わってしまい、「大須商店街」の魅力を満喫できないだろう。
ここからは「大須商店街」を満喫するために、実践するべき楽しみ方を紹介しよう。
多様な文化を感じられる様々なジャンルのお店でショッピング
「ごった煮」の街と呼ばれている「大須商店街」。
ごった煮とは、いろいろな食材を混ぜて煮た、手軽な家庭料理のこと。
様々なジャンルのショップがあり、多様な文化を受け入れていることから、親しみを込めてそう呼ばれている。
多様な魅力を持つ「大須商店街」には、名古屋名物はもちろん、ファッションや雑貨から、サブカルチャーに関するアイテムまでなんでも揃う。
ぜひ興味が赴くまま、色んなショップへ足を運んでみてほしい。
電気街とオタクの街で日本の「オタク文化」を満喫
「大須商店街」は秋葉原や大阪の日本橋に続く、「日本三大電気街」のひとつ。
それだけでなく、「オタクの街」としての側面もある。
赤門通と新天地通には、家電販売店やパソコンショップが点在。
なかでも「大須アメ横ビル」は特に有名で、様々な電子パーツやガジェットなどが揃う。
メイドカフェ、コミック・ホビーショップなども多く、「オタク文化」に触れられる。
名古屋グルメや流行グルメを楽しむ
いたる所で美味しいグルメが食べられる「大須商店街」。
名古屋名物はもちろん様々な国の料理まで、個性的なお店が集う。
小腹を満たし、食べ歩きできるグルメも多い。
「ういろう」や「味噌煮込み」、「ひつまぶし」など、様々な名古屋グルメを満喫してみよう。
SNS映えするスイーツや、話題の韓国グルメを気軽に味わえるお店など、流行のグルメを味わえるのも魅力のひとつだ。
大須商店街の各通りの魅力と見どころ
「大須商店街」にはいくつもの通りがあり、通りごとに魅力や見どころが異なる。
商店街は広く店舗数も多いため、各通りの特色を把握して、あらかじめ訪れる場所を絞ろう。
各通りの魅力と見どころを紹介するので、ぜひ参考にしてほしい。
新旧が混ざり合うグルメスポット「仁王門通」
赤いちょうちんがトレードマークの「仁王門通」。
みたらし団子の名店や創業100年を超えるうなぎ屋など、老舗飲食店が多く、日本の食文化を感じられる。
大須名物の唐揚げの店など、名古屋グルメを堪能できるのも魅力のひとつ。
話題のカフェやスイーツ店もあり、新旧混ざり合う魅力あふれる商店街だ。
「大須商店街」でグルメを堪能したいなら、「仁王門通」は外せない。
昔ながらの文化やグルメを楽しめる「大須観音通」
大須観音の門前町としての面影や、音楽や演劇などの文化の街としての面影を、色濃く残す「大須観音通」。
名古屋ならではの文化やグルメを楽しめる老舗で、ショッピングを楽しめる。
「大須演芸場」で落語などの伝統芸能を体験できるのも見どころのひとつだ。
オタク文化とお祭りの雰囲気を満喫できる「赤門通」
パソコンショップや家電量販店が集中している「赤門通」。
ホビーショップやフィギュアなどを扱うショップ、メイドカフェなどがあり、「オタク文化」を満喫できるエリアでもある。
アーケードのない通りだが、人気の通りで連日多くの人で賑わっている。
毎月28日は15時から歩行者天国となり、「赤門28(ニッパチ)祭り」が開催。
たくさんの出店が立ち並ぶので、日本のお祭りの雰囲気を味わいたい方は、ぜひ訪れてみてほしい。
衣料品店が多く立ち並ぶ「万松寺通」
「大須観音通」と並ぶメインストリートである「万松寺通」。
名古屋で最初に整備されたアーケード街ということもあり、創業100年以上の老舗の和菓子屋など、歴史あるお店が立ち並ぶ。
衣料品店も多く、有名なリユースデパート「KOMEHYO」の本館も「万松寺通」にある。
「大須観音通」で洋服を見たいなら、訪れておくべき通りだ。
様々な国のグルメを楽しめる「東仁王門通」
個性ある飲食店が建ち並ぶ「東仁王門通」。
台湾・トルコ・ペルー・ブラジルなど異国料理のお店も多く、まさにごった煮の街らしいエリアだ。
インターナショナルな雰囲気の商店街では、多種多様な文化とショッピング、グルメを楽しめる。
様々な見どころが集まる「新天地通」
家電販売店やパソコンショップが点在するエリアとして、人気の「新天地通」。
「新天地通」と「東仁王門通」の交差する「大須商店街ふれあい広場」には、「大須商店街」のシンボル「招き猫」が鎮座している。
戦国武将の織田信長の父が開いた、織田家の菩提寺である「万松寺」も見どころのひとつ。
境内には霧を吐き出す白龍のモニュメントやからくり人形「信長」などがあり、お寺なのにハイテクな仕掛けがある、面白い違和感を体験してみよう。
大須商店街の人気グルメ・ショッピングスポット5選
これまで紹介してきたように、「大須商店街」には魅力的な飲食店やショップが多い。
その中でも特に訪れるべき人気の飲食店とショッピングスポットをご紹介。
これから紹介するお店を中心に、食べ歩きとショッピングを楽しもう。
1. ROCKIN’ROBIN 大須店
1996年に一宮で創業した、バーガーが自慢のアメリカンダイナー「ROCKIN’ROBIN」の5号店。
新旧のお店が軒を連ね日本一元気な商店街といわれる大須商店街で、2018年のオープン以来、地元客からも観光客からも高い人気を集めている。
レトロアメリカンな雰囲気が印象的な店内では、20種の本格バーガーがスタンバイ。
ビーフ100%パティが自慢のバーガーメニューのなかでも特に人気なのが、手の平より小さいサイズのミニバーガー「スライダーズ」だ。
2. 大須徳川庵
大須商店街にも近い、古着店などが立ち並ぶ通り沿いにある甘味処つきたてのお餅を味わえると話題になり、2021年のオープン以来行列のできる店として人気を集めている。
徳川家の葵の御紋を思わせる暖簾が目印の店では、注文を受けてから仕上げるもちもち食感のお餅を提供。
1日各10食限定のつぶあんやこしあん、店オリジナルブレンドのきなこといった甘いメニューから、磯辺焼きやおろし醤油餅などしょっぱめのものまで定番の数々を用意。
3. 昔の矢場とん
「鉄板とんかつ」や「わらじとんかつ」など、秘伝のみそだれで味わうとんかつで知られる「矢場とん」。
2020年に大須観音(真福寺宝生院)のすぐ隣、大須観音通り商店街の入り口付近にオープンした「昔の矢場とん」は、その名の通り創業した昭和22年(1947)当時の「矢場とん」がコンセプト。
昭和の雰囲気漂う建物と、店のマスコットキャラクター「ぶーちゃん」の大きな看板が目印だ。
4. OSSO BRASIL(オッソ ブラジル)
名古屋の大須商店街にある「OSSO BRASIL」は、ブラジル人スタッフによる本場の味と陽気な雰囲気が魅力のラジル料理店。
名物である「鶏の丸焼き」のほか、ハンバーガーや揚げ物などボリューミーな料理を味わえる。
看板メニューの「鶏の丸焼き」は、秘伝のタレに一晩漬け込んだ丸鶏をじっくり丁寧に焼き上げた逸品。
見た目も楽しくパーティーにぴったりな丸焼きのほか、食べやすいハーフサイズも用意されている。
5. 水曜日のアリス 名古屋
世界中で愛される物語「不思議の国のアリス」の世界観をモチーフにした、ちょっぴり不思議でかわいいお店。
白いウサギを追いかけて小さな扉を開けると、奇妙で可愛いお菓子とアクセと雑貨がズラリ。
チェシャ猫型のクッキーやトランプ兵のアクセサリー、懐中時計など「不思議の国のアリス」モチーフのアイテムが2,000種以上もラインアップ。
大須商店街の周辺観光スポット3選
「大須商店街」の最寄り駅でもある「大須観音駅」から、徒歩10分以内で巡れる観光スポットをご紹介。
「大須商店街」を満喫したら、これから紹介する観光スポットにも足を運んでみよう。
1. 大須観音
真言宗智山派の別格本山の寺院で、正式名称は「北野山真福寺宝生院」。
岐阜県羽島市を発祥とし、徳川家康の命により現在の地に移った。東京の浅草観音、三重の津観音とともに「日本三大観音」のひとつにも数えられる。
なごや七福神のひとつである布袋像を安置。大須文庫には、国宝の古事記写本など1万5千冊が所蔵されている。
大須観音の東側には門前町の大須商店街が広がっており、飲食店や古着店、電気店など多種多様な店が軒を連ねている。
2. 名古屋市美術館
主に「郷土の芸術」「エコール・ド・パリ」「メキシコ・ルネサンス」「現代の美術」をテーマに作品を収集。1年を二期ないし三期に分けて展示替えを行い、約6800点の所蔵作品の中から時期ごとのテーマにあわせた作品を展示している。
エントランスではアレクサンダー・コールダー作の《ファブニール・ドラゴンⅡ》がお出迎え。そのほかにも、イサム・ノグチやアントニー・ゴームリーなどによる現代彫刻が置かれている。
3. 名古屋市科学館
生命館、理工館、天文館の3棟から成り立つ、名古屋の都心にある科学館。
マイナス30度の部屋でオーロラの映像を見ることができる「極寒ラボ」(2021年7月現在休止中)をはじめ、体験型の展示が多い。ほかにも高さ9mもの人工竜巻を発生させることができる「竜巻ラボ」や、120万ボルトの放電を見ることができる「放電ラボ」など、自然の驚異を体感できる大型展示は迫力満点。
大須商店街に関するよくある質問
Q
大須商店街の営業時間は?
店舗により営業時間は異なります。
Q
大須商店街の最寄り駅は?
「大須観音駅」または「上前津駅」 です。
まとめ
名古屋最大の商店街である「大須商店街」は、魅力と見どころが盛りだくさんで、様々な楽しみ方ができる。
名古屋の文化やグルメを楽しめるスポットやお店も多く、名古屋で買い物するなら訪れるべきスポットだ。
日本三大都市である名古屋には、「大須商店街」以外にも様々な観光スポットが集まっている。
名古屋を観光するなら、名古屋の厳選観光スポットをまとめた、こちらの記事も参考にしてほしい。