【ニセコの人気観光スポット14選】雄大な自然の中で極上な体験を
雄大な山々が織りなす絶景と、冬に降り積もるパウダースノーが魅力的な「ニセコ」。
その景観とパウダースノーを体験できるスキー場が多く、温泉地もあるため、リゾート地としても高い人気を誇る。
この記事では「ニセコ」の魅力を堪能するために知っておくべき、人気の観光スポットやスキー場、温泉などを紹介しよう。
記事を参考にすれば、「ニセコ」を満喫できるはずだ。
目次
ニセコってどんなところ?
北海道西部、虻田(あぶた)郡にある「ニセコ町」。
ニセコ町に隣接する、「俱知安(くっちゃん)町」・「蘭越(らんこし)町」と合わせて「ニセコエリア」とすることが多い。
この記事では、ニセコエリアを指して「ニセコ」と表記していく。
「ニセコ」とは、「切り立った崖」を意味するアイヌ(北海道の先住民族)の言葉だ。
北海道にはアイヌ語を由来とする名称が数多くあるが、そのほとんどは漢字で表記されている。「ニセコ」はカタカナ表記が定着した、珍しい例だ。
近年では国際的なリゾート地として注目されており、海外からの人気と評価も高い。
「ニセコ」には日本でも随一の清流として知られる「尻別川」が流れ、「羊蹄(ようてい)山」と「ニセコアンヌブリ(アイヌ語で「切り立った崖がある山」の意味)」の山岳に囲まれた丘陵盆地だ。
内陸性の気候で降雪量が多く、昼夜の寒暖差も激しい。
世界でも屈指の上質なパウダースノーであるため、「ニセコ」のスキー場には国内外から多くの観光客が訪れる。
古くから温泉地としても知られ、「ニセコ」には温泉が点在している。
広大な北海道の景色を眺めながら、寒い季節に入る温泉の気持ち良さは格別だ。
日帰り入浴できる施設もあるので、スキーやスノボーで疲れた身体を温泉で癒すのもお勧め。
また、「ニセコ」では北海道の名物であるスープカレーやジンギスカンをはじめ、チーズやアイスクリームなどの乳製品も楽しめる。
ぜひ、味覚でも「ニセコ」を楽しんでもらいたい。
ニセコのおすすめの観光シーズンは?
「ニセコ」を訪れるなら、パウダースノーが降り積もる冬がお勧め。
ウィンタースポーツが楽しめるのはもちろん、雄大な北海道の雪景色も堪能できる。
とはいえ、冬以外の季節も魅力的。
春には雄大な自然景観を、桜などの美しい花々が彩る。
夏なら尻別川でカヌーや釣りなど、様々なアクティビティを楽しめる。
紅葉が「ニセコ」を囲む山々を染める秋に訪れても、北海道ならではの絶景を楽しめるだろう。
ニセコの季節ごとの着衣例
- 春(3月 - 5月):ダウンジャケット、コート、厚手のセーター、マフラー、手袋
- 夏(6月 - 8月): 半そで、長袖シャツ、薄手のセーター
- 秋(9月 - 11月):コート、ジャケット、セーター
- 冬(12月 - 2月): ダウンジャケット、コート、厚手のセーター、マフラー、手袋
ニセコへの移動方法は?
北海道観光の移動拠点となる「札幌駅」から「ニセコ駅」までは、「小樽」で電車を乗り換えて2時間30分ほど。
空の玄関口である「新千歳空港」からも、同じく電車で「小樽」を目指し、乗り換えて「ニセコ駅」へ。所要時間は3時間30分程度。
新千歳空港からニセコへの詳しい行き方は、こちらの記事を参考にしてほしい。
ニセコ観光の主要交通手段
「ニセコ」を観光で巡るなら、主な交通手段はバスかタクシーとなる。
宿泊施設によっては、主要駅などから宿まで送迎してくれる場合も。
利用可能な時間も含めて、事前に確認しておくのが良いだろう。
時間に縛られず、より効率的に観光スポットを巡るならレンタカーの利用もお勧め。
「ニセコ」の広大な自然を、ドライブで味わってみてほしい。
雄大な自然が織りなす絶景を満喫!ニセコの人気観光スポット8選
四季折々の絶景を楽しめる「ニセコ」。
「ニセコ」を観光するなら、これから紹介する観光スポットで、雄大な自然が織りなす景観と、自然を感じられるアクティビティを楽しんでほしい。
旅の醍醐味である「非日常」を強く感じられるはずだ。
1. 羊蹄山
後志地方南部に位置する羊蹄山(ようていざん)は標高1898m、その美しい円錐型が富士山によく似ていることから、古くから「蝦夷富士(えぞふじ)」の名前で親しまれている。
位置的には支笏洞爺国立公園の西端にあり、「日本百名山」にも挙げられていてその完全な円錐形の姿は、ニセコエリアのシンボルそのものになっている。
2. ふきだし公園
ふきだし公園は、北海道の京極町にある公園で、名水百選にも選ばれている美味しい水が湧き出る事で有名である。
春は桜、夏の新緑、秋の紅葉、冬の雪景色と季節によって、様々な景色を楽しむ事ができ、散策が楽しめるように展望台も設置されている。
3. ニセコ高橋牧場
壮大な羊蹄山のふもとにある広大な牧場。
美しく豊かな自然環境に恵まれたニセコの大地で、土や草づくりからこだわって乳牛を育て、生乳から製品になるまでを一貫して行っている。
広々とした敷地内には、「ミルク工房」や「ヨーグルト工房」、「バームクーヘン工房」のほか、‟野菜をおいしくいただく“をコンセプトにした直営レストラン「プラティーヴォ」など牧場グルメを楽しめる店が軒を連ねる。
4. 神仙沼
雄大な自然が息づくニセコ周辺に数多くある湖沼のなかでも、随一の美しさを誇る湿原。
標高765mの高地に位置し、周囲には高山植物や赤エゾ松が立ち並び、開放的で美しい景観を形成している。
まるで別世界に迷い込んだかのような神秘的な景観と、清らかな空気感が訪れる者を魅了する。
5. 道の駅 ニセコビュープラザ
JR「ニセコ」駅から延びる主要道路・道道岩内洞爺線と国道5号とが交差する位置にある道の駅。
特産品販売と観光案内所のある「情報プラザ棟」、農産物直売所やテイクアウトショップが立ち並ぶ「フリースペース棟」、「トイレ棟」の3棟から成る。「情報プラザ棟」では、スタッフが丁寧に対応してくれるインフォメーションセンターのほか、ニセコの特産品や名産がずらりと並ぶ。
6. 第2有島ダチョウ牧場
優美な羊蹄山(ようていざん)のふもとで、ダチョウと牛を放牧で育てる広大な牧場。
周囲一帯は、優れた景観が望めるニセコ町内のビューポイント「ふるさと眺望点」にも指定。
北海道らしい雄大な景色のなか、ダチョウや牛がのびのびと過ごす牧歌的な風景を眺めながらのんびり過ごせる。
7. 有島記念館
「白樺派」の中心人物として大正期に活躍し『生まれ出づる悩み』『或る女』などの作品で知られる有島武郎。
その生涯を紹介するため、有島の父・武が開拓した有島農場の跡地を利用して設立されたミュージアム。
北海道の形をした館内では著書をはじめ手紙や写真などが展示され、有島の作家としての経歴や自らが所有する農場を小作人たちに無償で解放した画期的な「農地解放」の経緯などを紹介。
8. OAC Niseko Balloon
「OUTDOOR AMUSEMENT COMPANY」は宿泊施設やレストランを完備し、アクティビティ体験を提供。
その中で、熱気球に乗りながら「ニセコ」の雄大な自然を上空から楽しめるのが、「OAC Niseko Balloon」。
地上とは全く異なる「ニセコ」の絶景を堪能しよう。
気球が立ち上がっていく様子や迫力満点のバーナー音、少しずつ空中に浮いていく感覚なども含めて楽しもう。
極上のパウダースノーを楽しめる!ニセコで人気のスキー場3選
「ニセコ」のスキー場の最大の魅力は、抜群の雪質を誇るパウダースノー。
雪自体が軽く、滑走時の抵抗が少ないので、浮遊感を感じるような独特の滑り心地を感じられる。
コースも豊富なので、レベルに合わせたセレクトができるのも嬉しい。
冬に「ニセコ」を訪れるなら、紹介するスキー場へ足を運んでみてほしい。
1. ニセコビレッジスキーリゾート
「蝦夷富士」の名で知られる羊蹄山(ようていざん)やニセコ連山の雄大な自然に囲まれた北海道の人気スキーリゾート。
「パウダーの聖地」と称される抜群の雪質を求めて、日本国内だけでなく世界中からスキーヤーが集まる。
全30コースのゲレンデでは、羊蹄山を眺めながらのスキー、スノーボードはもちろん、スノーモビルやスノーラフティング、ガイド付きのスノーシューツアーといった多彩なウインターアクティビティが体験可能。
2. ニセコHANAZONOリゾート
ニセコアンヌプリ山の北東側に位置し、世界最高峰クラスのパウダースノーを長期間楽しめるスキー場。
シーズンを通して平均約15mのまとまった降雪が続き、時間帯問わず素晴らしい雪質が楽しめることで国際的に有名。
広大なゲレンデには、高速リフト4基(ゴンドラ1基を含む)、全12本のコースがラインアップ。
3. ニセコアンヌプリ国際スキー場
「ニセコアンヌプリ国際スキー場」は「ニセコ町」にあり、「JRニセコ駅」からバスで10分ほどの場所にある。
斜面が緩く広いコースが多いため、スキーやスノボーの初心者でも「ニセコ」のパウダースノーで滑る感覚を楽しめるのが魅力。
もちろん、中級者向け・上級者向けのコースもあり、多数のコースとリフトが用意されている。
天然温泉に入れる宿泊施設も隣接しており、「ニセコ」の観光拠点にもピッタリだ。
観光プランに加えるべきニセコの人気温泉3選
「ニセコ」は温泉地としても知られており、エリア内に温泉施設や温泉旅館が点在している。
雄大な自然景観を眺めながら温泉に浸かって癒される、日本ならではの体験を楽しもう。もちろん、日帰りで温泉に入浴できる施設もある。
「ニセコ」に数ある温泉の中でも、特にお勧めの温泉郷・温泉施設を紹介しよう。
1. ニセコ昆布温泉郷
泉質の異なるさまざまな温泉がそろう「ニセコ温泉郷」のひとつで、ニセコエリアでは最大級の規模を誇る。
世界の四大スキー場に数えられる「ニセコアンヌプリ」の表登山口に湧き、温泉利用の効果が十分期待されかつ健全な保養地として環境庁が指定する「国民保養温泉地」にも選ばれている。
2. ニセコアンヌプリ温泉 湯心亭
ニセコの大自然を体感しながら、100%源泉かけ流しの温泉が楽しめる温浴施設。
49度で湧き出す湯量豊富な天然のいで湯を、宿泊はもちろん日帰りでも楽しめる。
差し水や塩素、循環装置を使わず、贅沢に使用する温泉は、柔らかい肌あたりで湯上り後はしっとり潤うと評判。
3. ニセコ五色温泉旅館
ニセコ町と蘭越町の境目にある「ニセコ五色温泉旅館」。
ニセコ温泉郷のひとつで、ニセコ連山の標高750mに位置しているため、周囲には雄大な自然が広がっている。
「ニセコ五色温泉旅館」には、源泉掛け流しが楽しめる大浴場と、開放感たっぷりの露天風呂が用意されている。
ニセコアンププリやイワオヌプリを眺めながら、浸かる露天風呂で極上の癒しを体験できるだろう。
日帰り入浴も可能なので、ウィンタースポーツで疲れた身体を温めに行こう。
ニセコ観光に関するよくある質問
Q
夏でもニセコは楽しめる?
ニセコには山だけでなく川もあるため、夏ならではのアクティビティも楽しめます。
Q
ニセコの有名なグルメは?
名産の乳製品を活かしたチーズやアイスクリーム、北海道の定番グルメであるジンギスカンやスープカレーも有名です。
まとめ
この記事では、「ニセコ」で人気の観光スポットやスキー場・リゾートなどを紹介してきた。
上質なパウダースノーで有名だが、その他にも雄大な自然景観やアクティビティ、温泉、グルメなど、様々な魅力が「ニセコ」にはある。ぜひ記事を参考に「ニセコ」の魅力を満喫してほしい。
「ニセコ」から他の観光地へ足を延ばすなら、北海道の観光スポットを紹介している以下の記事も参考にしてほしい。