阿蘇山の絶景・魅力を満喫しよう!阿蘇の人気観光スポット15選
熊本のシンボルである「阿蘇山」を有する「阿蘇市」。
雄大な阿蘇山が織りなす絶景を見に、日々多くの観光客が訪れている。
阿蘇山と関わりが深い神社や家族で楽しめるテーマパーク、温泉なども「阿蘇」の魅力のひとつだ。
この記事では「阿蘇」の魅力と、その魅力を満喫できる人気観光スポットや飲食店などを紹介していく。
記事を参考にすれば、阿蘇山の絶景を楽しめるのはもちろん、阿蘇市やその周辺も遊び尽くせるだろう。
目次
阿蘇ってどんなところ?
熊本の北東、大分県にも面する「阿蘇市」。
市の南部には熊本のシンボルである「阿蘇山」が広がる。
「阿蘇山」は「阿蘇五岳」と呼ばれる5峰を中心とした東西に伸びる連山の総称のことで、広義的には外輪山や火口原も「阿蘇山」に含まれる。
外輪山とはカルデラ(火山噴火で発生した窪み)の縁にあたる山稜の部分を指し、火口原は火口やカルデラ内の平坦な部分のこと。
阿蘇山のカルデラ、壮大な草原など、雄大な自然が織りなす絶景が「阿蘇」の最大の魅力。
自然を満喫できる施設やアクティビティも多く、全身で阿蘇山のパワーや魅力を感じられるはずだ。
温泉で観光に疲れた身体を癒せるのも嬉しいポイント。
阿蘇高菜やあか牛など地元の食材を活かした料理、炭火で焼く田楽といったグルメも見逃せない。
阿蘇のおすすめの観光シーズンは?
「阿蘇」を観光するなら秋がお勧め。
春や夏には青々としていた広大な草原は、秋になるとススキ野原へと変わる。
夕暮れ時は特に美しく、ススキが銀色に輝く幻想的な景色を楽しめる。
阿蘇の季節ごとの着衣例
- 春(3月 - 5月): 軽めのジャケットおよび薄手のセーター
- 夏(6月 - 8月): 薄手の着衣、半袖
- 秋(9月 - 11月): 軽めのジャケット、コート
- 冬(12月 - 2月): コート、ウールスーツ、厚手のセーターやジャケット
阿蘇への移動方法は?
国際線を有する「阿蘇くまもと空港」から「阿蘇市」へ向かうなら、高速バスで約1時間。
台湾など海外から訪れる場合でも、アクセスしやすいだろう。
九州の玄関口である福岡からは、新幹線を利用すれば2時間40分ほどでアクセスできる。
阿蘇観光の主要交通手段
「阿蘇」の観光スポットを巡る際、バスが基本の交通手段となる。
人気観光スポットを結ぶ、便利なシャトルバスも運行している。
バスと合わせて、タクシーやレンタカーの利用も検討してみよう。
阿蘇エリアの魅力を満喫できる人気観光スポット12選
「阿蘇市」の最大の魅力は、阿蘇山の雄大な自然が織りなす絶景。
その最大の魅力を満喫できる観光スポットを中心に、阿蘇市だけでなく阿蘇山周辺に点在している人気観光スポットをご紹介。
家族で遊べるテーマパークや阿蘇山と関わりが深い神社など、絶景以外にも様々な楽しみ方ができるスポットも多い。
阿蘇市を観光するなら、ぜひ紹介するスポットへ足を運んでみてほしい。
1. 大観峰
大観峰はカルデラの縁(外輪山)のうち北側に位置し、大規模な陥没地形を展望できる。
標高936mの高みにあり、田畑が広がる阿蘇のまちと阿蘇五岳、くじゅう連山までが一望できる。
ここから望む阿蘇五岳がお釈迦様の寝姿に見えることから、阿蘇五岳は「涅槃像」と呼ばれることもある。
2. 草千里ヶ浜
阿蘇山の中核をなす阿蘇五岳のひとつ、烏帽子岳の北麗に広がる大草原。
古来多くの歌人や詩人に詠まれ、教科書でも取り上げられていることから、「阿蘇」といえばこの草千里ヶ浜を思い浮かべる人も多いに違いない。
草千里ヶ浜は標高約1140mの地にある約3万年前の火口跡で、直径約1kmになる草原が広がり、二重火口跡に水がたまったふたつの池がある。
3. 阿蘇神社
阿蘇開闢の神、健磐龍命を主神に、家族神12神を祀った神社。
全国にある約500の分社の総本社である。
その歴史は2000年以上とされ、阿蘇山火口をご神体とする火山信仰と融合し、肥後国一の宮として最高位の格式をもつ神社だ。
いつ頃ここに神社が鎮座したのか、記録は残っていない。
現在の社殿は熊本藩の寄進によって1835年から1850年にかけて再建されたもの。
4. 阿蘇中岳火口
阿蘇山の中央にある中岳(1506m)は現在も活発な活動を続ける火山で、激しく噴煙を上げる火口の様子を間近に見られる。
7つ並ぶ中岳の火口のうち、現在活動中で見ることができるのは第1火口で、周囲約4kmの巨大な噴火口の近くまで行ける。
5. 白川水源
阿蘇カルデラの伏流水が湧き出る、南阿蘇村湧水群のひとつ白川水源。熊本市内を流れる一級河川、白川の源流で、環境庁(現環境省)の「名水百選」にも選ばれた有名な水源。
水質は微量の炭酸ガスを含む中硬水で、水のまろやかさには定評があり、地酒や市販のミネラルウオーターの原水としても使われている。
6. 米塚
阿蘇山の中核をなす阿蘇五岳の一つ、杵島岳の麓にある円錐形の火山。
高さ約80mほどの小さな山で、約3300年前の噴火で形成されたと言われている。
斜面は草原に覆われており、春から夏にかけては山が美しい緑に染まる。
7. ミルクロード
阿蘇カルデラは広大で、その外輪山は周囲約128kmもある。
その北西の稜線上を45kmに渡って走る絶景道路が、県道339号北外輪山大津線と45号阿蘇公園菊池線、通称「ミルクロード」だ。
もとは沿線の牧場から牛乳を搬出するための農道だったため、ミルクロードの愛称で親しまれている。
8. 阿蘇ファームランド
健康の専門家がプロデュースした健康増進施設で、約100万m²の広大な敷地に大人から子どもまで楽しめるさまざまな施設が集まる。
運動施設からふれあい公園、温泉、グルメ、体験施設と1日中遊べるスポットが充実しており、森の中のドーム型ホテルで宿泊も可能だ。
9. 上色見熊野座神社
「パワースポット」、「異世界への入口」としてSNSでも話題になった神社。
伊邪那岐命、伊邪那美命、石君大将軍の3神を祀り、地元では「権現さん」と呼ばれ親しまれている。
境内には縁結びにご利益がある「なぎ」や、合格や必勝のご利益がある「穿戸磐」などがある。
10. 阿蘇カドリー・ドミニオン
阿蘇山の麓にある動物園で、約30万㎡の敷地内に世界の動物たちが暮らす。
ふれあい体験が充実しているほか、動物たちによるパフォーマンスショーも人気だ。
チンパンジーの「パンくん」をはじめ、テレビに出演する人気者たちが暮らしていることでも知られている。
11. 高森湧水トンネル公園
豊富な湧水量を誇る全長約2kmの高森湧水トンネルのうち、約550mを公園化。
トンネルの始まりは旧国鉄が計画した鉄道の掘削だったが、トンネル工事中に大量の出水に見舞われる事態に。
その後も度重なる出水事故が発生して工事は中断された。
現在はトンネルの一部が公園として整備され、トンネル内の歩道を歩けるほか、水の大切さやトンネルの歴史について学べる水の資料館「湧水館」もあり。
12. 杖立温泉
九州の奥座敷、熊本県阿蘇郡を流れる杖立川周辺に広がる温泉街。
始まりは1800年前、のちに応神天皇となる赤子の産湯として使われたという伝承までさかのぼる。
泉質は弱アルカリ性単純温泉と塩化物泉。
さらに、温泉の働きを助ける「メタケイ酸」を多く含むため、肌なじみが良く湯上り後はしっとりと肌が潤うと評判。
地元の食材・ブランド牛を味わえる!阿蘇の人気飲食店3選
地元の野菜を使用した郷土料理と「阿蘇」のブランド牛「あか牛」は、「阿蘇」でグルメを堪能するなら外せない。
これから紹介する人気飲食店なら、「あか牛」を使用した絶品料理を味わえるので、ぜひ訪れてほしい。
また、人気観光スポット「阿蘇神社」の近くにある、食べ歩きにピッタリなグルメを提供しているお店も併せて紹介する。
1. 阿蘇 はなびし
「阿蘇神社」から徒歩すぐの場所にある阿蘇の郷土料理レストラン。
阿蘇の自然の恵みを味わえるよう、食材は地野菜など地元の旬のものを中心に使用し、昔ながらの調理法を守って提供している。
メニューは牛カツ重からすき焼き、そば、郷土料理のだご汁など和洋食が揃いバラエティ豊かだ。
2. 鉄板焼 阿蘇まーぼー
「阿蘇神社」近くの門前町商店街にある、あか牛専門の鉄板焼き店。
阿蘇名産の「あか牛」を使ったボリューム満点のメニューを提供している。
一番人気のメニューは「あか牛ガーリックライス」。ガーリックライスの上にスパイスを効かせたあか牛のステーキがのった食欲そそられる一品。
3. 阿蘇お菓子工房 たのや
阿蘇神社門前町商店街にある洋菓子店。
3代目となるパティシエ兼オーナーの田野雅文さんが営んでいる。
生クリームにこだわる田野さんが作り上げる、「たのシュー」は店一番の名物。
香ばしいアーモンドがトッピングされたシュー生地の中から、純生クリーム入りのカスタードがとろりとあふれ出る。
阿蘇観光に関するよくある質問
Q
阿蘇山が噴火する可能性はある?
阿蘇山は活火山のひとつなので、噴火の可能性はあります。
Q
阿蘇山を観光する上で注意すべきポイントは?
状況によっては立ち入りが規制されるエリアもあるため、観光前に規制情報をチェックしよう。
まとめ
「阿蘇」の魅力と人気観光スポットや飲食店を紹介してきたが、いかがだっただろうか。
記事を参考に最大の魅力である阿蘇山の絶景を満喫しつつ、その周辺に点在する観光スポットにもぜひ足を運んでほしい。
以下の記事では、熊本の観光スポットを厳選して紹介している。
熊本には「阿蘇」以外にも魅力な観光スポットが多いので、こちらの記事も参考に熊本を遊び尽くそう。