美しい自然と神話の舞台を巡る!宮崎の旅行ガイド
大自然の中に幻想的な観光スポットが点在し、多くの旅行客を魅了する「宮崎」。
それだけでなく、伝統文化もグルメも満喫できる。
様々な楽しみ方ができる宮崎を満喫するために知っておくべき情報を、網羅的にこの記事では紹介する。
宮崎の人気観光スポットを巡るモデルコースも紹介しているので、初めての宮崎旅行の参考にしてほしい。
雄大な自然景観と神秘的な雰囲気が魅力の宮崎
「宮崎」は日本列島の南西部、九州地方の南東部に位置する県。
山地が多く海にも面している「宮崎」では、雄大な自然景観や自然を感じられるアクティビティ、マリンスポーツを楽しめる。
豊かな自然の中には、日本の神話や伝統文化が息づき、神秘的な景観・雰囲気を満喫できるスポットも多い。
神話の舞台の「宮崎」ならではのスポットは、ぜひとも旅行プランに組み込んでほしい。
畜産をはじめ、農業や漁業も有名であり、宮崎牛や地鶏を使ったグルメも魅力のひとつだ。
旅行前に知っておくべき日本の神話と宮崎の関係
宮崎、特に高千穂町は日本神話と縁が深く、天岩戸(あまのいわと)神話と天孫降臨神話の舞台として知られている。
太陽の神・天照大神(あまてらすおおみかみ)が岩戸(岩窟)に隠れたことで世の中が闇に包まれ、数多くの災いが起こったことが天岩戸神話の始まり。
「天安河原」(あまのやすかわら)と呼ばれる大洞窟に集まった神々は相談し、岩戸の前で宴を開いた。
踊りが上手い天鈿女命(あめのうずめのみこと)などの助力によって、天照大神を岩戸の外に連れ出し、世界に光が戻ったと言われているのが天岩戸神話だ。
天岩戸神話にも登場した天照大神は地上世界が乱れていることから、自身の孫である瓊々杵尊(ににぎのみこと)に治めさせようと降臨を命じた。
瓊々杵尊が高千穂の地に降り立ったこの出来事を天孫降臨神話と呼び、天孫降臨の地には「槵觸神社」(くしふるじんじゃ)がある。
宮崎には神話と縁の深い観光スポットが多いため、日本神話を知っておくと、宮崎旅行がさらに楽しくなるだろう。
さらに深く知りたい方は、日本最古の歴史書である古事記・日本書紀について調べてみよう。
宮崎の平均気温と着衣例
気候は温暖で、日照時間・平均気温・快晴日数が日本トップクラス。
年間の平均気温は17.7度だ。
以下の平均気温と着衣例も旅行の準備をする際の参考にしてほしい。
宮崎の月別平均気温
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
平均気温(度) | 7.8 | 8.9 | 12.1 | 16.4 | 20.3 | 23.2 | 27.3 | 27.6 | 24.7 | 20.0 | 14.7 | 9.7 |
宮崎の季節ごとの着衣例
- 春(3月 - 5月): 軽めのジャケットおよび薄手のセーター
- 夏(6月 - 8月): 薄手の着衣、半袖
- 秋(9月 - 11月): 軽めのジャケット、コート
- 冬(12月 - 2月): コート、ウールスーツ、厚手のセーターやジャケット
宮崎へのアクセス
宮崎には空港があるため、東京・ 大阪からは飛行機で1時間〜2時間程度。
九州の玄関口である福岡からも飛行機なら約45分。新幹線と高速バスなら約3時間で移動できる。
宮崎の空港には国際線もあるため、台湾・韓国から直接アクセス可能だ。
宮崎ブーゲンビリア空港から宮崎駅へのアクセス
「宮崎」の空の玄関口「宮崎ブーゲンビリア空港」から、陸の玄関口「宮崎駅」への移動方法を紹介する。
「宮崎駅」は複数路線が乗り入れ、各方面へアクセスできる活動拠点となる駅。
「宮崎空港駅」と「宮崎駅」の間には特急列車も走っており、この2駅間は特急料金は不要で普通車自由席に乗車券のみで乗車できる。
- 経路
-
1. 「宮崎ブーゲンビリア空港」から「宮崎空港駅」へ徒歩で向かう
2. 「宮崎空港駅」でJR宮崎空港線の延岡行または宮崎行に乗車し、「宮崎駅」で下車 - 所要時間
- 約20分
宮崎の主要交通手段
「宮崎」における主な交通手段は、鉄道とバスの2つ。
鉄道は、JR九州の「日豊(にっぽう)本線」「宮崎空港線」「日南線」「吉都(きっと)線」「肥薩(ひさつ)線」の5路線が走っている。
鉄道の駅が近くにないスポットも多いので、その場合はバスを利用する必要がある。
また、鉄道・バスともに本数があまりない場合も多いので、事前に時間を確認した上でスケジュールを立てよう。
宮崎を旅行するなら利用するべきお得な乗車券
旅行は交通費だけでもかなりかかるもの。
交通費を抑え、その分をほかに回せばもっと旅行を満喫できるだろう。
そこで、宮崎旅行の交通費を抑えたい方にぜひ知ってほしい乗車券をご紹介。
VISIT MIYAZAKI BUS PASS
宮崎県内のいろいろなスポットを回りたいという方にお勧めなのが「VISIT MIYAZAKI BUS PASS」。
宮崎市内を中心に、8つの人気観光エリアで路線バスが1日乗り放題になる乗車券と専用パンフレットが付いた、訪日外国人と留学生を対象にしたお得なパスだ。
料金は、1枚2,000円。
「VISIT MIYAZAKI BUS PASS」があれば交通費を気にせず、利用可能な路線内で自由に乗り降りできる。
各エリアを余すことなく楽しみたいという方にお勧めだ。
宮崎の旅行プランを立てる前に知っておきたい4つのエリアの魅力
魅力的なスポットが点在している「宮崎」は、大きく4つのエリアに分けられる。
どこを回るか迷っている方に向けて、エリアごとの魅力と人気観光スポットを紹介していく。
これから紹介する説明を参考に旅行プランを立て、宮崎旅行を満喫しよう。
雄大な自然が織りなす絶景が魅力の「北部エリア」
北部エリアは、宮崎北部の山沿いの「高千穂地区」や、海側の「延岡・日向地区」などを含めた、雄大な自然に囲まれた絶景スポットが多いエリア。
神秘的な雰囲気が漂う景勝地「高千穂峡」や、パワースポットとして有名な「天岩戸神社」、大海原を一望できる「大御(おおみ)神社」などがある。
自然豊かで、マイナスイオンを感じられる絶景スポットが多いのが特徴だ。
また、県内で人気が高い「南郷温泉」や、名峰「大崩山(おおくえやま)」の麓にある「祝子川(ほうりがわ)温泉」など、温泉施設も充実。
絶景を見ながらの温泉は、旅の疲れを癒すのにぴったりだ。
さらに、北部エリアならではのグルメやワイン、ビールもあるので、温泉のあとは食事を楽しんで至福のひと時を過ごそう。
多様な遊び方ができる「中部エリア」
中部エリアには、「宮崎」の玄関口である「宮崎市」を含む「宮崎地区」や、史跡や自然が楽しめる「西都(さいと)・高鍋地区」がある。
中部エリアでは自然の中でのリフレッシュから、宮崎最大の繁華街での食べ歩きまで、幅広い楽しみ方ができる。
約100種の動物たちに会える「宮崎市フェニックス自然動物園」や、さまざまなアクティビティ体験ができる「川原自然公園」など、子どもが楽しめるスポットも盛りだくさん。
中でも、日本最大級の古墳群「西都原古墳群」は見ておきたいスポットのひとつ。
古墳時代(250~700年頃)につくられた古墳群で、時代を飛び越え当時の歴史を肌で感じられる。
日中は自然や史跡を巡り、夜は宮崎が誇る繁華街「ニシタチ」でグルメを堪能するのもお勧め。
季節問わず美しい光景を見られる高原が魅力の「西部エリア」
西部エリアは広大な自然を有し、四季の移ろいを肌で感じられる「都城(みやこのじょう)地区」や「小林・えびの地区」があるエリア。
霧島山麓に位置し、「えびの高原」や「生駒高原」など自然豊かな高原が多い。
1年を通して美しい自然を楽しめるので、自然観察ができるトレッキングがお勧め。
また、霧島山麓の「高千穂牧場」では大自然の中で乗馬体験や、羊・牛とのふれあい体験が楽しめる。
自然の中での動物とのふれあいは、身も心もリフレッシュできる特別な時間になるだろう。
そのほかにも、原生林に囲まれ、多くの野鳥が生息する「御池(みいけ)」や、遊歩百選に選ばれた人気ハイキングコース「三之宮峡」など大自然の宝庫だ。
南国のような景色・雰囲気を楽しめる「南部エリア」
南部エリアは、南国らしい風景が広がる「日南・串間地区」があるエリア。
「日南海岸」はドライブルートとして人気が高く、サンセットは必見。
刻一刻と表情を変える夕空は、心に焼きつく絶景だ。
また、太平洋に面する「都井岬(といみさき)」では雄大な山々と大海原を一望できるだけでなく、日本の在来馬「御崎馬(みさきうま)」の姿も見られる。
御崎馬は都井岬に生息する野生の馬で、国の天然記念物に指定されている。
そのほか、約90種のニホンザルが生息し、「幸島(こうじま)猿生息地」として国の天然記念物に指定されている島「幸島」や、イルカの迫力満点のパフォーマンスを楽しめる「志布志(しぶし)湾大黒イルカランド」など、動物たちとふれあえる施設が多い。
宮崎を満喫するために必要な日数
定番観光スポットを巡るだけなら1泊2日あれば、宮崎を充分に楽しめる。
ただ、西部エリアや南部エリアも巡るなら、3日以上は必要となる。
電車・バスの本数が少ないため、旅行プランによっては移動時間が長くなることも。
初めて九州に訪れるなら、3日目以降は福岡や鹿児島、大分など近隣の九州地方を巡るのもお勧めだ。
宮崎の人気観光スポットを巡る1泊2日モデルコース
美しい自然に恵まれ、古のロマンを感じるスポットも点在する宮崎の1泊2日のモデルコースを紹介する。
これから紹介するモデルコースを巡れば、唯一無二の美しい絶景と出会い、豊かな自然のなかで様々な体験が出来るはずだ。
ただ、交通の便が悪いスポットを巡るため、タクシーでの移動が多めになる。
1日目:高千穂の絶景と神聖なスポットを巡る
宮崎北部の山沿いの「高千穂」エリア。
雄大な自然に囲まれた絶景スポットが点在し、日本神話の舞台としても有名だ。
神秘的な雰囲気が漂う景勝地「高千穂峡」や、パワースポットとして有名な「天岩戸神社」などの美しい観光スポットを巡る。
8:00 JR宮崎駅からスタート
1日目は宮崎駅からスタートしよう。
特急列車に乗車して延岡駅で下車。路線バスに乗って、最初の目的地「高千穂がまだせ市場」に到着。
11:40 「高千穂がまだせ市場」でショッピングとグルメを満喫
宮崎産の野菜の直売コーナーや、特産品・お土産まで揃う「高千穂がまだせ市場」。
ショッピングを楽しんだら、市場に併設している「高千穂牛レストラン和」でランチをいただこう。
「全国和牛能力共進会」において、肉質や肉の量、脂肪の質を評価する肉牛の部の最高賞「内閣総理大臣賞」を受賞した高千穂牛。
その最高級の「高千穂牛」のステーキを、お手頃な価格で味わえる。
12:50 歴史ある古社「高千穂神社」を散策
お腹が満たされたら、徒歩約5分の高千穂神社に向かおう。
約1,900年前に創建されたと伝わる古社で、風格ある佇まいの本殿は国の重要文化財にも指定されている。
「高千穂皇神(たかちほすめがみ)」と「十社大明神(じっしゃだいみょうじん)」を御祭神に祀り、縁結びや厄除け、交通安全、農産業にご利益ありと言われる。
2本の杉の根元がひとつになった「夫婦杉」や、神社創建時に用いられた「鎮石」、樹齢800年の「秩父杉(ちちぶすぎ)」など見どころも多いので、境内をゆっくり散策してみよう。
13:50 「高千穂峡」で神秘的な絶景を楽しむ
高千穂神社の参拝を終えたら、徒歩約15分の「高千穂峡」へ。
神秘的な景観を楽しめる高千穂峡は、高い人気を誇る絶景スポット。
圧倒されるほどスケールの大きな自然景観が魅力で、国の名勝だけでなく天然記念物にも指定されている。
「高千穂峡」のシンボルとも言える「真名井の滝」は、日本の滝100選にも選出された名瀑で、水が流れ落ちる姿は美しい白蛇のようだと評される。
その「真名井の滝」をボートに乗って鑑賞してみよう。ボートから見上げる真名井の滝は迫力満点。
さらに、峡谷に沿って遊歩道を散策すれば、独特な地形や巨石などの興味深い景観も楽しめる。
15:20 神話の舞台「天岩戸神社」を参拝
神秘的な絶景を堪能したら、タクシーに乗って「天岩戸神社」へ。
天岩戸神社は日本最古の歴史書でもある、日本書紀や古事記に記されている「天岩戸神話」を伝える古社。
「天照大神(アマテラスオオミカミ)」が、弟の「素戔嗚尊(スサノオノミコト)」がふるった乱暴に怒ってお隠れになられた「天岩戸」と呼ばれる大洞窟を御神体に祀る。
岩戸川を挟んで西本宮と東本宮があり、両社とも「天照大神(あまてらすおおみかみ)」を御祭神に祀る。
「天照大神」は太陽神や農耕神など多様な神格をもち、様々な願い事が成就するという。
有名な神話の舞台で、不思議なパワーを感じてみよう。
15:40 日本の神々が集った「天安河原」で自然と神秘のパワーを感じる
天岩戸神社の西本宮から岩戸川に沿って10分程歩き、御神体である「天安河原」を目指す。
道の途中で岩戸川に架かる「太鼓橋」もパワースポットとして有名なので、自然のパワーを感じながら歩いていこう。
八百万の神々が、天照大神を岩戸から外に出すための相談をしたといわれる大きな洞窟内に八百万の神が祀られる社がある。
その周りには無数の石積みで囲まれ、神秘的な雰囲気を醸し出す。
これは「小石を積みながら祈願すれば願いが叶う」という噂がいつの頃からか参拝客の間で広まり、続々と積まれていったからなのだとか。
石を積み上げご利益を祈願したら、再びタクシーに乗車し次のスポット「荒立神社」を目指そう。
16:50 「荒立神社」で様々なご利益を授かる
猿田彦命(さるたひこのみこと)と、天鈿女命(あめのうずめのみこと)を祀る「荒立神社」。
天照大神の孫である瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)の道案内をした猿田彦命と、天鈿女命が結婚して住んだ場所と伝えられるため、縁結びのご利益があるとされる。
天鈿女命は歌や舞など芸能の神様としても有名で、そのご利益を授かりに多くの芸能人も訪れる。
境内には7回打つと7つの願い事が叶うとされる「七福徳寿板木」があるので、願いを込めて打ってみよう。
18:50 「神呂木の庄 旅館 神仙」で贅沢な癒しの時間を
荒立神社からタクシーに乗って、和情緒あふれる旅館「神呂木の庄 旅館 神仙」へ。
日本庭園を備えた敷地内で、和のやすらぎに満ちたくつろぎの時間を過ごせる。
全客室に、開放感たっぷりの露天風呂や爽快な香りに癒される総檜内湯を完備。
好きな時間に気の向くまま、ゆったり湯に浸かって旅の疲れを癒やそう。
2泊目:古のロマンを感じられるスポットを巡る
2日目は宮崎や日本の歴史を感じられる観光スポットを巡る。
日本最大級の古墳群や古代人の暮らしに触れられる博物館など、古のロマンを体感してみよう。
7:30 高千穂バスセンターからスタート
2日目のスタートは高千穂バスセンターからスタート。バスに乗ってJR延岡駅へ。
電車でJR佐土原駅に向かい、駅からタクシーに乗って「西都原古墳群」に向かおう。
11:20 「西都原(さいとばる)古墳群」で古代ロマンを体感
西都原古墳群は、宮崎県のほぼ中央に位置する、西都市の標高50~80mの台地に広がる日本最大級の古墳群。広大な敷地に300基以上の古墳が点在する。
国の特別史跡の指定を受けて、古墳群の保存や活用を目的に整備され、古代の雰囲気を感じながらくつろげる場として多くの人に利用されている。
日本最大の帆立貝型古墳や、九州最大の前方後円墳など、築造当時の姿に復元整備された古墳を見学しよう。
春には菜の花と桜の競演、夏は無数のヒマワリが咲き競い、コスモスが大地を埋める秋など、四季折々の表情も楽しめる。
13:30 「西都原考古博物館」・「古代生活体験館」で五感を使って歴史を学ぶ
西都原古墳群の敷地内の「西都原考古博物館」と「古代生活体験館」で、西都原古墳の歴史や成り立ちを学んでみよう。
旧石器時代(紀元前10万年頃〜紀元前1万8000年頃)から古墳時代(2世紀中頃から5世紀ごろ)までの土器や土偶・石槍などの展示も興味深い。
手に取って見られる展示物もあるので、その感触も楽しめる。
古代生活体験館では、埴輪や勾玉・石槍づくりなど古代人の生活や文化を体験。
旅の思い出になる作品を作ってみよう。
14:40 「都萬神社」で良縁の願いを込めて参拝
西都原考古博物館で古代の歴史・文化を体験したら、タクシーに乗って約10分の「都萬神社」へ向かおう。
瓊瓊杵命(ににぎのみこと)と木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)が、日本で最初の結婚式を行なったとされる神社だ。
そのため、縁結び・安産・子育てにご利益があるとされる。
3人の子供たちに母乳の代わりに甘酒を与えたという伝承から、日本清酒発祥の地としても知られている。
自然豊かな境内には見どころが盛りだくさん。
国指定天然記念物の樹齢1,200年といわれる大楠は圧巻の佇まい。
大楠で作られた「千年楠の洞洞木(どうどうぼく)」は、願い事をしながら木洞をくくりぬけると、その願いが叶うという。
17:00 「アミュプラザみやざき」でショッピングとグルメを楽しむ
都萬神社からタクシーに乗って、JR佐土原駅に戻り、電車で宮崎駅へ向かう。
宮崎駅から歩いて約5分で、最後のスポット「アミュプラザみやざき」に到着。
複合商業施設のアミュプラザみやざきは、「ひむか きらめき市場」「うみ館」「やま館」の3つで構成されており、ファッションはもちろん雑貨、食品・レストランなどの店舗が揃う。
帰りの電車の時間ギリギリまで、ショッピングや宮崎グルメを楽しもう。
宮崎で味わうべきご当地グルメ3選
畜産が盛んな「宮崎」はグルメの宝庫。
「宮崎」のご当地グルメを厳選して紹介するので、ぜひ「宮崎」ならではの絶品グルメを味わってほしい。
1. チキン南蛮
全国で食べられている「チキン南蛮」の発祥は、宮崎県延岡市。
洋食料理店「ロンドン」のまかない料理が、「チキン南蛮」の原型ともいわれている。
宮崎以外で「チキン南蛮」を食べたことがある方は、本場の「チキン南蛮」との違いに驚くはずだ。
宮崎以外で食べられる「チキン南蛮」はからあげに、甘酢のタレやタルタルソースをかけたものが多い。
しかし、本場の「チキン南蛮」は、卵に絡めて揚げた鶏肉が南蛮酢をしっかり吸い、「チキン南蛮」に合うタルタルソースがかけられている。
宮崎以外で「チキン南蛮」を食べたことがある人にこそ、食べてほしいご当地グルメだ。
2. 肉巻きおにぎり
冷凍食品として販売しているほど、定番のグルメ「肉巻きおにぎり」も宮崎発祥。
タレに漬け込んだ豚モモ肉の薄切りをご飯に巻いて、こんがりと焼き上げるおにぎりは絶品。
塩味・明太子マヨネーズ・チーズ・甘辛たれなど、お店によってバラエティーに富んだトッピングや味付けもある。
宮崎空港にも肉巻きおにぎりの店舗があり、いつでも手軽に食べられるのも魅力だ。
3. 宮崎牛のステーキ
全国和牛能力共進会において、4大会連続で内閣総理大臣賞を受賞した、「宮崎牛」は日本最高峰の和牛だ。
その評価は海外でも高まっているほど。
「宮崎牛」にはきめ細やかなサシ(霜降り)が、全体に細かく散りばめられたように入っている。
このサシにはオレイン酸が多く含まれ、口どけの良い味わいが特徴で、口に含むとほのかな甘みと芳醇な香りが広がる。
宮崎県内では宮崎牛が食べられる焼肉店やステーキ屋が多いため、少し無理してでも「宮崎牛」を味わってみよう。
春の宮崎を彩る桜の名所
美しい海に囲まれた温暖な気候に恵まれ、南国のような景観が広がる宮崎。
桜のイメージはあまりないかもしれないが、宮崎にも桜の名所は多い。
約5,000本の桜と50,000本ものツツジが織りなす絶景が見られる「高城観音池公園」。
「母智丘公園」の約2kmにも及ぶ桜並木は、圧巻の美しさを誇る。
黄色い絨毯のように広がる菜の花と、薄いピンク色の桜が調和した春の絶景が広がる「西都原古墳群」は特に人気の高いお花見スポット。
春に宮崎を訪れるなら、ぜひ桜の名所も旅のプランに加えてほしい。
例年の桜の開花日・満開日は、以下の表を参考にしてほしい。
ただ、気候や気温によっては日付が前後するため注意しよう。
- 開花日
- 3月23日
- 満開日
- 4月2日
- 桜の見頃
- 4月2日〜4月8日
参考:気象庁 さくらの開花状況
参考:気象庁 さくらの満開状況
秋に宮崎旅行するなら訪れるべき紅葉の名所
古社と紅葉の風情ある景観や、自然美を感じられる渓谷と紅葉など、バラエティに富んだ紅葉スポットが多い宮崎。
奇岩と清流を彩る紅葉が美しい「見立渓谷」や、ボートの上から滝と紅葉の絶景が眺められる「高千穂峡」。
「えびの高原」では、紅葉した木々の紅・黄色と常緑樹の緑が、点在する池や湖を彩る。
例年10月下旬〜11月上旬に見頃を迎えるスポットは多いが、その年の気候や気温、スポットによって見頃は前後するため、注意しよう。
宮崎旅行に関するよくある質問
Q
宮崎を旅行するのにお勧めの季節は?
山々が色づき、紅葉の彩りを楽しめる秋がお勧めです。
Q
親子旅行でお勧めの宮崎の観光スポットは?
さまざまな動物とふれあえる「宮崎市フェニックス自然動物園」がお勧めです。
まとめ
この記事では「宮崎」を旅行する前に知っておきたいエリア別の魅力や交通情報、参考にすべきモデルコースなどを紹介してきた。
「宮崎」には、この記事では紹介しきれなかった魅力的な観光スポットが、ほかにも盛りだくさん。
お勧めスポットをまとめた、以下の記事もぜひ読んでみてほしい。