
世界が注目するカルチャーと都市風景を満喫、世界一有名な交差点「渋谷スクランブル交差点」徹底ガイド
渋谷スクランブル交差点は、東京を代表する都市景観のひとつで、映画に登場したことで世界中に知られるようになった。
昼も夜も多くの人々が交差点を渡り、観光スポットとして訪れる観光客も多い。
渋谷スクランブル交差点訪問を楽しむための、展望ポイントや周辺のおすすめスポットを紹介しよう。
渋谷スクランブル交差点ってどんな場所?
JR渋谷駅の北西側に位置する交差点で、正式名称は「渋谷駅前交差点」。
5本の横断歩道があるが、歩行者は思い思いの方向に歩くことができる。
歩行者信号が青信号に変わるとともに動き出す人々の群れは、東京を象徴する景色として知られ、毎日のようにニュース映像、特にその日の天気レポートによく登場する。
交差点を利用する人の数が多いため、周辺のビルには巨大なサイネージ広告が表示され、夜間はいっそうにぎやかな風景が見られる。

訪問におすすめの時間帯は?
渋谷スクランブル交差点も渋谷の町も、昼夜を問わず、おおぜいの人が訪れている。
訪問の目的により、おすすめの時間帯は異なる。
昼と夜を対比しながら、訪問におすすめの時間帯を紹介する。
昼のほうが混雑せず、ゆっくりと観光できる
周辺のお店をのぞいたり、交差点で記念撮影を楽しんだりするなら、昼間の時間帯をおすすめする。
夜はきらびやかな町の光と、都会の喧騒を体験することができるが、人が集まり過ぎて、落ち着いて町歩きを楽しむことができないこともあるからだ。
土・日や休日は午前中から多くの人々が訪れるが、平日の昼間であれば、周辺の人気ショップやレストランも、比較的落ち着いて利用できる。
交差点での記念撮影が目的なら、日が短くなる秋から春にかけては、午前11時前後の時間を目指して交差点を訪問しよう。
特に日が短くなる2月は、交差点全体に日が当たる時間が限られ、地面にも大きな影ができてしまうからだ。

夜は人気の時間帯。交差点も周辺のショップ、レストランもにぎわう
夜は観光客にとって最も人気の時間帯で、日没の時間帯には迷子が出そうなほど多くの観光客が集まってくる。
都会の夜景を楽しむなら、やはり夜の訪問がおすすめだ。

夜景をきれいに撮影するなら、日没直後のまだ空に光が残る時間帯がいいので、日が沈む少し前には到着するように行動するといい。
40年以上前の昭和時代(1926〜1989年)の日本の雰囲気を残す「渋谷 のんべい横丁」が活気づくのも夜の時間帯だ。

渋谷駅到着後のスクランブル交差点へのアクセス方法
スクランブル交差点はJR渋谷駅のハチ公口のすぐ目の前にあり、多くの地下鉄出口もあるが、利用路線によっては、なかなかたどり着けないこともある。

渋谷へJR線を使ってアクセスできるなら、ホーム北側(品川方面)に近い「ハチ公改札」を目指し、改札を出て左手のハチ公口に向かうのが、最も迷いにくい行き方だ。
地下鉄を使う場合は、半蔵門線や副都心線ならば、A3〜A8、A12の出口を目指せばよい。しかし銀座線は、地下鉄出口には接続していないので、駅の上層階(3階)から地上に下りる必要がある。

銀座線から渋谷マークシティに向かう通路の途中から地上に下りられる階段が設けられているが、周辺はまだ工事中で、出入り口にはハチ公広場の最寄りであることを示す看板が何もない(※2026年夏現在の情報)。

渋谷駅の構内図を示す各社の地図にも、この出口は描かれていないので、少し遠回りになるが、渋谷マークシティを目指して、京王井の頭線に近い地上への出口を目指すほうが安心だ。
利用路線別のおすすめアクセス経路
| 路線 | スクランブル交差点へのおすすめアクセス方法 |
|---|---|
| JR山手線、埼京線、湘南新宿ライン | 品川方向寄りの改札「ハチ公改札」を出て、左に向かう |
| 東京メトロ半蔵門線(ホームは地下3階)、東急東横線・田園都市線 | ホームの二子玉川寄りのエレベーターで地下2階に上り、改札を出たらさらにエレベーターで地上まで上る |
| 東京メトロ銀座線(地上3階)、京王井の頭線(地上2階) | 銀座線からは、渋谷マークシティに向かい、井の頭線改札近くのエスカレーターで地上へ。井の頭線からは、改札を出たら左手方向のエスカレーターを使い、地上へ |
| 東京メトロ副都心線(ホームは地下5階) | ホームの中ほどのエレベーターで地下2階の改札まで上り、改札を出たら、A3〜A8出口を目指して、標識に従って歩く |
渋谷スクランブル交差点の写し方
渋谷スクランブル交差点を訪れる観光客のほとんどが、交差点を渡りながらそこで写真を撮ること、多くの人々がいっせいに移動する姿を見ることを楽しんでいる。
渋谷スクランブル交差点の写真撮影を楽しむための、ヒントを紹介しよう。
俯瞰できる場所から撮る
自身の記念撮影なら、交差点の真ん中まで進み、好みのビル群を背に写真を撮ればいい。
しかし、群衆の様子を撮ろうとすると、道路上ではそのスケール感や密度がわかりづらい。

多くの人々が交差点を行き交う姿を写真に収めるためには、交差点を俯瞰できる場所に移動し、高い位置から望遠レンズで撮影するのがおすすめだ。

昼と夜の風景を撮る
渋谷スクランブル交差点は、昼夜を問わず多くの人々が渡っている姿を撮影することができる。
夜になればビルの照明が景色に彩りを添えるため、印象的な都会の姿を残すことができる。
同じ位置から同じアングルで撮影した昼と夜の写真を並べてみたので、町の表情の違いに注目してほしい。

夜景を撮影する場合は、日没直後の時間帯を狙うと、空が深い青みを帯びた写真にすることができる。
日没から時間がたってしまうと、空の色は黒に近くなり、ビルの輪郭が背後の空に沈んでしまうこともある。
肉眼ではそれほど空の色の違いを感じないが、写真に撮ると見た目以上に鮮やかなブルーで撮影できる。

360度カメラで撮る
アクションカメラとしても定着してきた360度カメラを使えば、交差点の周囲すべてを1回のショットで記録することができる。
撮影したカットはカメラメーカーが提供するアプリを使って、自由に展開することができる。

地面から360度方向に建物がそびえるようなカットが作れる「リトルプラネット」や、周囲360度を1枚に収めることができるパノラマ写真など、映える写真撮影が可能だ。

交差点を俯瞰できるおすすめ撮影スポット3選
スクランブル交差点は多くのビルに囲まれており、展望スペースを備えるビルもある。
交差点を見下ろす窓際に席を設ける飲食店もあるが、入店したタイミングで確実に席を押さえることができる保証はない。
それほど待つことなく、交差点を俯瞰しながら写真も撮れる、おすすめスポットを紹介しよう。
京王井の頭線へ向かう通路(渋谷マークシティ連絡通路)
スクランブル交差点から見て南側、バス停が集まる道路の上にかかる通路は、無料でスクランブル交差点を俯瞰できるスポットだ。

時間帯によっては多くの観光客が窓にはりついているが、少し待てばスペースを見つけることができる。
通路のガラス窓には網が入っているので、写真を撮るときはスマホのレンズを線にかからない場所に調整するか、絞りを開けて手前をぼかして撮影するといい。

スクランブル交差点が見られるガラス窓の反対側には、芸術家の岡本太郎が制作した巨大壁画『明日の神話』が設置されているので、お見逃しなく。
CROSSING VIEW & ROOFTOP LOUNGE MAG 8
渋谷スクランブル交差点の北西の角に位置する「MAGNET by SHIBUYA 109」ビルの屋上にある展望ポイント。

写真撮影にもほどよい距離感で交差点を見下ろすことができ、ドリンクや軽食を楽しみながらゆっくり過ごすこともできる。
入場料が必要だが、ワン・ドリンクが含まれ、渋谷スクランブル交差点を背景にドローンから撮影したかのような写真が撮れるサービスも、別料金で提供している。

渋谷スカイ(渋谷スクランブルスクエア)
渋谷スクランブルスクエア14階から、専用のエレベーターとエスカレーターを使い入館する展望施設。

3つのセクションに分かれており、屋上からは360度の視界を楽しむことができる。
東京都内の展望ポイントとしても屈指の人気スポットで、入場時間の予約が必要。
人気の高い夜の時間帯は早々に売り切れることもあるので、訪問を決めたら少しでも早く予約を入れておきたい。
屋上には手荷物の持ち込みが制限されており、ネックストラップ付きのカメラか、ポケットに入る程度の小型カメラ、スマホなどが撮影機材として利用できる。

撮影時に注意したいこと
渋谷スクランブル交差点を撮影する観光客は、昼よりも夜が多く、夜の交差点は信号が変わると同時に、交差点中央部を目指して駆け出す人が多い。
回りをよく見ずに走り出す人も少なくないので、夜に交差点内で写真を撮ろうと考えるなら、周辺の人々の動きにも十分注意したい。
歩行者信号が青の間は交差点内で行動できるが、路上での寝そべりや、周囲の構造物(電柱や柵)に上る行為は、警察の取り締まりの対象になりうるので、注意したい。

渋谷スクランブル交差点から訪れたいスポット7選
1. 忠犬ハチ公像
渋谷での待ち合わせ場所として最も人気のスポットで、現在は記念撮影をする観光客が常に行列している。

ハチ公は、1925年から1935年までの10年間、亡くなった飼い主の帰りを渋谷駅で待ち続けたオスの秋田犬。
日本映画『ハチ公物語』やハリウッド映画『Hachi 約束の犬』(原題: Hachi: A Dog's Tale)の主人公にもなった。
初代のハチ公像は1934年に建立されたが、第二次世界大戦の際、金属回収令により回収されてしまい、現在は1948年建立の2代目が渋谷駅前に立ち続けている。

2. MAGNET by SHIBUYA 109
渋谷スクランブル交差点を見下ろす位置にある商業ビル。
屋上には交差点を見下ろせるルーフトップラウンジがあり、アパレルやキャラクターグッズ、アニメグッズなどを扱う店舗が入る。
ルーフトップラウンジにはエアコンの効いたスペースもあるので、展望を楽しむとともに、休憩するために訪れてもいい場所だ。

3. SHIBUYA109渋谷店
渋谷のランドマークのひとつで、円形の印象的な建物がY字路の先端にたたずんでいる。
1990年〜2000年代はカリスマ店員と呼ばれる、人気スタッフが続々と生まれ、現在も10代から20代の若者のファッショントレンドを牽引する店が入る。
フロアごとに世界観が整えられ、店の隅々まで、訪問客を楽しませる工夫がある。

4. MIYASHITA PARK
以前はJR山手線の線路沿いに広がる東京初の空中公園だったが、屋上に公園を残した、ホテルも併設する商業ビルに生まれ変わった。
全長約330mの新たな「ストリート」として、ハイブランドからストリートブランド、飲食店まで、個性的な店が揃う。

5. 渋谷横丁|Shibuya Izakaya & Food Court
MIYASHITA PARK南館1階に位置しているフードコートで、日本各地のご当地料理や、ソウルフードを提供している。
店内は地方や料理ジャンルによって店舗が分かれており、わいわいと楽しめる屋台のような造りになっている。
何を食べるか悩んだら、とりあえずここに来てお気に入りの料理が見つかるまではしごするのもいいだろう。

6. 渋谷 のんべい横丁
渋谷駅のすぐ近くとは思えないほど、昭和そのままの雰囲気が強く残る飲み屋街。
こぢんまりとした店が軒を連ねているので、複数のお店を巡りながら、さまざまなジャンルの料理を味わう楽しみもある。

7. 渋谷スクランブルスクエア
渋谷駅に直結する地下7階、地上47階の大規模複合施設で、渋谷エリアで最も背が高いランドマーク的ビル。
地下2階から地上14階までは商業施設で、共創施設「SHIBUYA QWS(渋谷キューズ)」とハイグレードオフィス、最上階を占める渋谷スカイで構成される。
ファッションや雑貨などのショップのほか、スイーツやレストランなど、グルメ系のショップも非常に充実している。

渋谷スクランブル交差点観光に関するよくある質問
Q
大きな荷物を預けられる場所はある?
JR渋谷駅と、地下通路に何カ所かコインロッカーがあります。
また、周辺のショップでスーツケースサイズの荷物から手荷物までを預かるサービスも提供されています。
荷物預かりサービスecbo cloakの公式サイトを見る。
Q
交差点に最も近い地下鉄出口は何番?
A5aやA6b、A7aの出口から地上に出れば、目の前すぐに交差点があります。
またA6a出口のすぐ近くにはエレベーターがあります。
Q
昼と夜、どちらの時間帯の観光がおすすめ?
美しくライトアップされたにぎやかな町歩きを楽しむなら夜、町歩きや買い物、食事をゆったりと楽しむなら昼の訪問をおすすめします。
Q
渋谷スクランブル交差点で開催されるイベントはある?
渋谷スクランブル交差点ではイベントは行われません。
年に1回、夏の時期に「渋谷盆踊り」が、交差点すぐ近くの道玄坂と文化村通りで行われますので、イベントを体験するならその機会に楽しみましょう。
渋谷盆踊りの公式サイトを見る。
まとめ
渋谷スクランブル交差点は、今や世界中から観光客が集まるスポットとなっている。
しかし、ここはイベントスペースではなく、あくまでも公道上の交差点。
歩行者信号が青になっている間は自撮りを含めた記念撮影も可能だが、信号が変わるときは速やかに歩道に移動するよう注意したい。
交差点の周辺には、日本の最先端のファッションやカルチャーをかいま見ることができるショップが集まっている。
ほんの数分歩くだけで、数多くの個性的なお店と出合うことができるので、町歩きとショッピングも楽しんでほしい。
