
温泉だけじゃない!魅力あふれる別府市の人気観光スポット17選
日本有数の温泉地である別府温泉で有名な「別府市」。
その魅力は温泉だけではない。美しい自然の絶景や展望台から見渡す夜景、様々な名物グルメ、別府市の魅力を様々な形で楽しめるイベントなど、多様な楽しみ方ができる。
この記事では、別府市の人気観光スポットやグルメ、温泉を満喫できる宿泊施設などをご紹介。
内容を参考にすれば、別府市を120%満喫できるだろう。
別府市ってどんなところ?
九州地方の大分県北東部に位置する「別府市」は、日本一の規模を誇る源泉数と湧出量を誇る温泉の街。年間の観光客数500万人を超える人気の観光地だ。
小さな市にもかかわらず、市内には「別府八湯」や「別府温泉郷」と呼ばれる、8つの温泉地がある。
湯けむりが立ち昇る市街地は、そんな温泉の街を象徴する光景だ。
1,000年以上も昔から、この地では噴気や熱泥、熱湯などが噴出しており、その様子を「地獄」と評してきた。
そんな「地獄」のような場所を巡る、「別府地獄めぐり」は人気が高い。
もちろん、別府市の魅力は温泉だけではない。
由布・鶴見岳の麓から別府湾へと広がる扇状地特有の地形が特徴で、高原や別府湾、標高600mに位置する志高湖など、豊かな自然も魅力のひとつだ。
初夏には約5,000本のミヤマキリシマが咲き誇り、冬は一面の霧氷(むひょう)が広がる「鶴見岳(つるみだけ)」は人気のビュースポット。
四季の移り変わりとともに美しい自然の風景が楽しめる。
別府市の名物グルメも忘れずに楽しんでほしい。
温泉の蒸気で食材を蒸す、鉄輪名物「地獄蒸し」や、別府市がルーツとされる「とり天」など、地元の食材を活かした郷土料理も堪能しよう。

別府市のおすすめの観光シーズンは?
別府市を訪れるなら、花々が咲き始める春がお勧め。
色とりどりの花々が咲き乱れる「別府公園」や、桜の名所として知られている「別府ラクテンチ」。
約2,000本の桜が咲き誇る「鶴見岳」は、ロープウェイに乗って、花見と空中散歩を同時に楽しめる絶好のスポット。
美しい自然を愛でながら、快適な気候の中で観光を楽しんでみよう。
別府市の季節ごとの着衣例
- 春(3月 - 5月): 軽めのジャケットおよび薄手のセーター
- 夏(6月 - 8月): 薄手の着衣、半袖
- 秋(9月 - 11月): 軽めのジャケット、コート
- 冬(12月 - 2月): コート、厚手のセーターやジャケット
別府市への移動方法は?
「大分空港」を起点とする、JR別府駅へのアクセスを紹介しよう。
大分空港から別府市・大分市を結ぶ連絡バス、大分空港特急バス「エアライナー」に乗車すれば、35分〜47分で別府市内に到着する。
大分空港までは、東京や大阪から約1時間から2時間。
大分空港には国際線があるので、海外からのアクセスも良好だ。
別府市観光の主要交通手段
別府観光の主な交通手段はバスになる。
別府駅を起点に、様々な観光スポットを巡る路線バスが充実しており、1日乗り放題の「路線バスすぽっと」の利用もお勧めだ。
別府地獄めぐりをメインに走る「定期観光バス」や、観光スポットを巡りながら、別府と由布院を結ぶ「観光バス」も運行している。
また、気軽に移動できる「電動アシスト自転車レンタル」も併せて利用すれば、観光スポットをより快適に巡れるだろう。
温泉と併せて楽しみたい別府市の人気観光スポット17選
温泉が有名な別府市だが、豊かな自然を感じられるスポットや絶景を堪能できるビュースポット、伝統文化を学べる施設、家族で遊べるテーマパークなど、魅力的な観光スポットも多い。
温泉だけでなく、これから紹介する人気観光スポットも巡ってみよう。
1. 城島高原パーク
別府の鶴見岳南麓にある「城島高原パーク」。
子供から大人まで楽しめるアトラクションやイベント満載のテーマパークだ。
日本初の木製コースターや、マイナス30度の世界を体感できるアイスワールドなどのアトラクションが充実。
家族で楽しめるイベントも常時開催している。
城島高原オリジナルのお菓子やグッズが揃うショップや、家族で食事を楽しめるレストランも人気だ。
周辺には天然温泉を満喫できるホテルやゴルフ場もあり、一日通して遊べるスポットだ。

2. 別府ロープウェイ
日本三百名山のひとつである「鶴見岳」山麓の別府高原駅から標高1,300mの鶴見山上駅までをつなぐロープウェイで、1,816mの急勾配をおよそ10分かけてアプローチ。
ゴンドラは縦12m × 横8mの九州最大級のゆったり仕様なのが特徴で、開業した1962年以来、安全第一で運行を続けている。

3. 鉄輪地獄地帯公園
別府北部、温泉や地獄と称されるスポットが点在するエリアにある、自然林に囲まれた公園。
芝生広場や遊具広場などがあり、散策しながらゆっくりと森林浴を楽しめるのが魅力。
園路沿いには桜並木があり、3月下旬から4月上旬の見頃には、お花見スポットとして地元民や観光客で賑わいを見せる。
別府の名物グルメをテイクアウトして、ピクニックを楽しむのもお勧め。
「十万公園」と「展望公園」という二つの付属公園があるほか、グランピング施設「グランシア別府鉄輪」では温泉や地獄蒸し体験など、様々な楽しみ方ができる。

4. 十文字原展望台
別府市北部に位置する高原「十文字原」の展望台からは、別府市街地や別府湾、国東半島、四国地方まで見渡す絶景が広がる。
「日本夜景遺産」「日本夜景百選」に認定された美しい夜景は必見。
ドライブコースとしても人気があり、美しい自然を満喫しながらドライブするのもお勧めだ。

5. 志高湖
別府市の鶴見岳南東山腹、海抜600mのエリア一帯に広がっている高原の湖。
「阿蘇くじゅう国立公園」の一部分を占め、雄大なフォルムの「由布岳」をはじめとする山々に囲まれた大自然の環境がすばらしい。
約2kmの湖の周囲にはウォーキングルートが整備されているので、野鳥や四季折々の草花とふれあいながらのアクティビティを満喫するのに最適。

6. 大分香りの博物館
別府駅のお隣、JR日豊本線「別府大学駅」から徒歩10分の場所にある、「香り」をテーマとした博物館。
膨大な量の香水コレクションや、香りに関する歴史的な品々を展示している。
紀元前の香油瓶、ロココやアール・ヌーヴォー時代の香水瓶、香炉、蒸留器などの貴重な品々をゆっくり鑑賞してみよう。
オリジナル香水作りの体験やミュージアムショップ、イタリアンカフェも来場者に人気だ。
併設するハーブガーデンでは、ハーブの香りと一緒に天然温泉足湯も楽しめる。

7. 別府市竹細工伝統産業会館
JR別府駅からバスと徒歩で約20分の「別府市竹細工伝統産業会館」。
日本の伝統工芸「別府竹細工(べっぷたけざいく)」の魅力を伝える施設で、有名作家の作品や人と竹の関わり方を伝える展示、ワークショップが開催される工房、別府竹細工で作られた商品を購入できるミュージアムショップなどがある。
別府竹細工は、別府を中心にマダケを主材料として作られている竹製品で、「編組(へんそ)」と呼ばれる編み上げ技法は、すべて職人の手作業で行われる。

8. 別府ラクテンチ
1929年(昭和4)創業、九州地方でもっとも歴史のある遊園地で、別府市民の思い出のスポットとして三世代に渡って愛されている。
園内には、日本で唯一の二重式観覧車「フラワーかんらん車」から、メルヘンな世界観を楽しめるメリーゴーランド、木々の間をくぐって約470mのコースを疾走するジェットコースター、さらに20年ぶりに復活したゴーカートまで、幅広いアトラクションがお待ちかね。

9. 湯けむり展望台
別府市鉄輪東に位置する展望台。
雄大な鶴見岳や扇山を一望でき、「重要文化的景観 別府の湯けむり・温泉地景観」に選定された、湯けむり立ち上がる街の景観をたっぷり楽しめる。
日が暮れると市街地の情感あふれる夜景が広がる。その美しさは「日本夜景遺産」にも認定されていることからも想像がつくだろう。

10. 別府タワー
1957年に建てられた、日本で3番目のテレビ塔。
国の登録有形文化財にも指定され、別府のシンボルタワーとして親しまれている。
1~5階はレストランをはじめ、アートミュージアム・お土産コーナー・中間展望デッキなど、様々な施設が入っている。
地上55mの展望台からは、別府湾や市街地、天候がよければ四国まで望める。

11. グローバルタワー
別府駅から徒歩約20分の場所に位置する「ビーコンプラザ」のシンボルタワー。
ビーコンプラザは、大規模な会議や集会、展示会、博覧会などを開催するコンベンションセンターだ。
その施設内にある高さ約125mを誇る、ユニークなデザインの「グローバルタワー」。
地上100mに位置する360度オープンデッキの展望テラスは、ガラスの箱のようなデザインが特徴。
湯気が立ちのぼる別府市内の景観や鶴見岳、別府湾が一望できる。
「日本夜景遺産」に認定された、別府市街地が煌めく夜景も見逃せない。
プロのスタッフが、ウエディングや記念日の写真・動画を撮影してくれるプランもある。
特別な瞬間を写真と動画で、大切な思い出を残せるのも魅力のひとつ。

12. 別府公園
別府市の中心に位置する自然豊かな公園で、竹林や梅林・池・芝生広場・散策路などが整備されている。
樹齢100年を超える赤松と、約700本の黒松は見ごたえあり。
「別府公園」は桜と梅の名所でもあり、春になると梅林にはブンゴウメや白梅・紅梅、約100本のソメイヨシノが咲き誇る。
四季折々のイベントが開催され、市民や観光客に親しまれる憩いの公園だ。

13. 別府駅前通り
JR「別府駅」から国道10号方面へ続く「別府駅前通り」。
地域に根付く飲食店やお土産屋、百貨店などが並ぶ、別府のメインストリートだ。
周辺には宿泊施設や温泉施設が点在しており、ノスタルジックな通りに飲食店が並ぶ「竹瓦温泉横丁」など、ディープなスポットもある。
「別府八湯 温泉まつり」や「べっぷ火の海まつり」などのイベントも、別府駅前通りで開催される。

14. べっぷ駅市場
JR「別府駅」の高架下に広がる商店街。1966年に整備され、2025年10月にリニューアルオープン。
近代的なデザインの中にレトロな雰囲気が残る空間へと生まれ変わった。
地域の人々に愛されてきた鮮魚店や生花店に加え、ギャラリーとホテルを併設した新業態のカフェ「10 COFFEE BREWERS」など、新しい店舗も登場。
そのほか、大分グルメや地域の食材を使った料理とお酒を立ち飲みスタイルで楽しめる「湯煙食堂」や、揚げたての魚コロッケが名物の「味一匠」など、魅力的な飲食店が多数集まっている。

15. 北高架商店街
「JR別府駅」から徒歩約3分の場所にある、高架下の商店街だ。
大きな鳥が描かれた入口の先には、レトロな雰囲気と遊び心を感じられる通りが続く。
商店街には、幅広いジャンルをそろえるレコード店や、絵本・漫画・写真集などを扱う本屋、カフェ、雑貨店など、カルチャーやアートに関する店舗が並ぶ。
秋には、展覧会や映画上映、ダンスや演劇といったプログラムが行われる「ベップ・アート・マンス」が開催される。

- 住所
- 〒874-0935 大分県別府市駅前本町9-20
- 営業時間
- 店舗によって異なる
16. 鶴見岳
「阿蘇くじゅう国立公園」の東端に位置する、標高1,375mの活火山。日本百名山のひとつに数えられている。
春には2,000本もの桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は霧氷と、四季折々の美しい景観が魅力。
山腹から別府ロープウェイに乗れば、約10分で山頂へ到着するアクセスの良さも特徴だ。
山頂からは別府市街地と別府湾、由布岳などを一望できる。日没後の別府市街地が煌めく夜景も見逃せない。

17. 神楽女湖
志高湖近く、標高約600mの場所にある湖。
「阿蘇くじゅう国立公園」に含まれ、湖畔には古い池にしか生息しない「ヒツジグサ」や、水位の変動に強い「ヨシマコモ」などの植物が見られる。
また、カイツブリ、カワセミ、カルガモなど、約30種類の野鳥が観察できる点も特徴だ。
湖越しに由布岳や鶴見岳を望む景観も見どころになっている。
例年6月上旬から下旬にかけて、すぐ近くの「神楽女湖しょうぶ園」では80種30万本の花しょうぶが咲き誇る。

別府ならではの特別な体験ができる「べっぷ地獄めぐり」
別府を観光するなら「べっぷ地獄めぐり」は外せない。
別府温泉では、地中深くから100℃前後の噴気や熱泥、熱湯が噴出しており、その場所が「地獄」と呼ばれている。
その7つの”地獄”を周遊し、様々な体験を楽しめる定番のコースだ。
各”地獄”の周辺には、売店・休憩所はもちろん、様々な体験ができるスポットも集まっている。
ここからは、「べっぷ地獄めぐり」の各”地獄”の魅力と見どころを紹介する。
1. 血の池地獄
真っ赤な「熱泥」が地上に吹き出し、池に堆積した「血の池地獄」。
酸化鉄、酸化マグネシウムなどを多く含む熱泥は、まるで血の池のように真っ赤に染め上げられているのが特徴。
沸々と煮えたち、湯気をあげて様子はさながら地獄絵そのもので、近くで鑑賞すれば誰もが大自然のエネルギーの壮大さを感じることができるはず。

2. 海地獄
7つの”地獄”の中でも最大の敷地面積を誇る「海地獄」。
温泉の成分である「硫酸鉄」が溶解したコバルトブルー色の池は、その名がふさわしくないほど美しい。涼しげな色ではあるものの、その温度は約98度。
敷地内には、無料で楽しめる足湯やお土産を取り揃える「ショップ蓮」、名物の「地獄蒸し焼きプリン」を味わえるカフェなど、様々な施設が点在している。

3. 龍巻地獄
別府市の天然記念物にも指定された間欠泉が「龍巻地獄」だ。
30分から40分の間隔で、熱水が勢い良く噴き出す光景は壮観。
血の池地獄・海地獄・白池地獄とともに国の名勝に指定されている。
4月中旬から5月上旬にかけて、園内を彩るツツジの花も見どころのひとつ。

4. 白池地獄
「白池地獄」は、和風庭園内にある神秘的な青白い池。
噴出時には無色透明の温泉が池の底に落ちていく際に、圧力と温度が低下することで青白い色に変わる。
庭園に配置された、県指定有形文化財の「国東塔」と「向原石幢」も見どころのひとつ。
大分とゆかりのある南画(なんが/中国絵画に影響を受けた江戸時代の絵画様式)を展示する「二豊南画堂」、温泉熱を利用した水族館「熱帯魚館」も併せて巡りたい。

5. 鬼石坊主地獄
735年に編纂された大分県の風土記「豊後国風土記」に登場するほど長い歴史を持つ「鬼石坊主地獄」。
約99度の温度で沸騰する灰色の熱泥が僧侶の頭に似ていることが、名前の由来だ。
敷地内には、その他にも見どころが多い。寒さに震えた鬼が石の布団にくるまってうたた寝した「鬼の高鼾」や、温泉を使用した足湯、別府名物の「地獄蒸し焼きプリン」を味わえる休憩所など、周辺も併せて散策したい。温泉施設で日帰り入浴を楽しむことも可能だ。

6. 鬼山地獄
様々な種類のワニを約70頭も飼育していることから、別名「ワニ地獄」とも呼ばれる「鬼山地獄」。
全長4m・体重500kgの巨大なワニ、3代目「イチロウ」が目玉。
初代「イチロウ」の剥製、絶命危惧種の「ガビアル」の標本も見逃せない。
特定の曜日には、ワニの餌付けも開催されており、ワニの迫力と魅力を身近に感じられる。

7. かまど地獄
八幡竈門神社のお祭りの際に、泉温約98℃の噴気でご飯を炊いていたことが名前の由来。
敷地内には、かまど地獄1丁目から6丁目までの6つのエリアに分かれている。
温泉を飲む体験ができるスポットや色が変わる池、3種類の足湯など、多種多様な体験や景色を1箇所で楽しめるのが魅力だ。
かまど地獄でしか味わえないユニークなグルメ「温泉ピータン」や「抹茶石垣まんじゅう」なども見逃せない。

迷ったらココ!別府温泉で特にお勧めしたい3つの温泉郷
別府温泉とは、大分県別府市内各地にある温泉の総称。
源泉数2,847、一日の湧出量約13万キロリットルと、日本一の規模。
別府温泉は8エリアに分かれており、別府八湯や別府温泉郷とも呼ばれる。
泉質や湯の色などもそれぞれ違うので、湯めぐりを楽しむのもお勧めだ。
別府温泉の8エリアの中から、特に人気が高いエリアを3つ紹介しよう。

1. 竹瓦温泉
数ある温泉施設のなかでも、特に有名で別府温泉のシンボルとなっているのが、明治12年(1879年)創業の「竹瓦温泉」。立派な唐破風屋根をかかげる風格ある外観で、現在の建物は昭和13年(1938年)年に建て替えられたもの。昭和初期のイメージを残したロビーは天井が高く広々としていて、湯上りはテレビや雑誌を見ながらくつろげるようになっている。

2. 明礬温泉
別府八湯のひとつで、鉄輪温泉からバスで10分ほど山を上ったところに開けた温泉地。
人里離れたのどかな雰囲気で、硫黄の臭いが立ち込めている。お湯は白濁の硫黄泉で、皮膚病や神経痛などに効果があるという。
この地では、江戸時代より温泉ガスを利用したミョウバン製造がおこなわれており、その施設である独特の形状をした湯の花小屋は、明礬温泉の特徴的な景観となっている。

3. 鉄輪温泉
別府市街からバスで30分ほど山を上った所に開けた、別府八湯を代表する温泉地。
別府の源泉の大半は鉄輪地区に集中しており、湯けむりが立ちのぼる温泉街の景観は、「別府の湯けむり・温泉地景観」として文化的景観に選定されている。
別府観光の定番・地獄めぐりの拠点でもある。

別府観光を遊び尽くすならコレ!べっぷ周遊パス
地獄めぐりや別府タワーなど、別府の有名観光スポット17ヶ所、さらに遊園地や温泉施設への入場も、QRコードひとつで入場できる別府市の公式周遊パスポート。
別府を遊び尽くすなら絶対要チェックのチケットだ。

- 1日券
- 大人(中学生以上):3,800円 / 子ども(小学生以下):2,500円
- 2日券
- 大人(中学生以上):6,000円 /子ども(小学生以下):3,500円
- 備考
-
※購入から90日間有効
※電子チケットのみ
別府グルメを味わい尽くす!訪れるべき別府市の人気飲食店5選
別府は温泉天国として知られているが、実はグルメ天国でもある。
温泉の蒸気を利用した「地獄蒸し」や、新鮮な海の幸や地元の野菜を利用した郷土料理も豊富だ。
観光スポット周辺には飲食店が点在し、観光の合間にも立ち寄りやすいのも魅力のひとつ。
別府を訪れたならぜひ、これから紹介する飲食店にも足を運んでほしい。
1. 地獄蒸し工房 鉄輪
路地のあちこちで湯煙の上がる温泉大国・別府屈指の温泉街、鉄輪温泉名物の地獄蒸し料理が体験できる複合施設。
地獄蒸しとは、摂氏98度、100%地熱エネルギーの温泉噴射を利用する江戸時代から続く調理法。別府ならではの伝統を体験できるとあって、週末は行列ができることも。
季節の野菜や鶏肉、肉まんなどを盛り合わせた「地獄蒸し玉手箱」や「肉セット」など、食材のセットも豊富。

2. レストラン東洋軒
およそ100年もの歴史がある中華料理レストランで、休日はもちろん、平日でも大勢の利用客が訪れており、開店と同時に満席になることも少なくない。
初代料理長を務めた宮本四朗氏は、かつて天皇陛下の料理番を務めた経験をもつ凄腕職人。創業間もない頃に「とり天」を発案したことでも知られるレジェンドだ。

3. ろばた仁
別府駅から別府湾へと少し歩いた場所にある、1975年開業の「ろばた仁」。
地元の食材を使った料理と地酒が楽しめる人気店だ。
大分県を代表する高級魚「関サバ」や「関アジ」の刺身や、新鮮な魚を醤油ベースのタレに和えた「りゅうきゅう」という郷土料理を堪能しよう。

4. 別府甘味茶屋
木々に囲まれた古民家風の家屋が特徴的な人気店。
大分の郷土料理である「団子汁」や、別府名物の「とり天」などを味わえる。
煮込んだテール肉を使用した辛口の「テールカレー」が隠れ人気メニュー。
手作りのだんごにきな粉をまぶした「やせうま」、手作りあんこを使用した「田舎ぜんざい」など、和のスイーツも楽しめる。

5. お食事処 とよ常本店
別府湾沿い、北浜に位置する食事処。名物の「特上天丼」を目当てに日々多くの人々が訪れている。
特上天丼の特徴は、ご飯の上にのった大きな2つの海老天と4種類の野菜天。天丼にかかった甘辛なタレが食欲をそそる。
大きな穴子天を味わえる穴子丼も、特上天丼に負けない人気を誇る。
その他にも、漬けた刺身を持った大分名物「りゅうきゅう丼」や4種の刺身と焼き魚などがセットになった「刺身定食」など、多彩なメニューが揃う。

観光の合間に買い物を楽しむならココ!別府のショッピングスポット3選
別府ならではのアイテムを探している人や、お土産選びできる場所を探している人は、これから紹介するショッピングスポットへ足を運んでほしい。
いずれもJR「別府駅」からアクセスしやすいため、観光プランにも取り入れやすいはずだ。
1. えきマチ1丁目別府
JR「別府駅」直結の商業施設。駅のコンコースを挟み、「B-Passage」と「BIS南館」の2つのエリアで構成されている。
お土産屋や別府グルメを味わえる飲食店など、別府ならではの魅力を感じられる約40店舗が集結。
特にB-Passageには、別府と大分の土産物を扱う店舗が3つもあり、観光後のお土産選びに便利なスポットだ。

2. ゆめタウン別府
JR「別府駅」から徒歩約10分の場所に位置する商業施設。
建物の1階から3階までに、ユニクロやGUなどのアパレルショップや雑貨店、スーパーなど約82の店舗が入っている。
1階のレストラン街、3階のフードコートには、人気チェーン店が集まっており、食事や休憩にも便利。
別府湾を一望できる屋上の駐車場も特徴のひとつだ。

3. トキハ 別府店
別府のメインストリート「別府駅前通り」沿いに建つ地域密着型の百貨店。
地下1階から7階から成り、アパレル・雑貨・日用品・家電量販店などさまざまなジャンルの店舗が集まる。
大分の名産品・工芸などのお土産が揃う「おんせん市場」、別府の人気飲食店が集まるフードホール「湯けむり横丁」など、別府ならではの買い物・食事を楽しめる場所だ。
4階には屋内で子供が遊べる「インドアプレイグラウンド 別府こどもあそびめぐり」があるため、子連れでも安心。

極上の癒しを体験できる別府市の人気宿泊施設5選
日本有数の温泉地・別府市に数ある宿泊施設の中から、特にお勧めの施設をご紹介。
どの宿泊施設も源泉かけ流しの温泉や絶景を楽しめる露天風呂など、温泉地ならではの魅力に溢れている。
ラグジュアリーな非日常的な空間で、癒やしの時間をゆっくり過ごしてほしい。
1. 別府温泉 杉乃井ホテル
別府随一の大型温泉施設として高い知名度を誇り、全国各地から同ホテルを目的に訪れるユーザーも少なくない。
客室総数は554室、収容宿泊客数は約2,000人という規模で、宿泊棟は「宙館」「虹館」「中館」という3種類がそれぞれ隣接する。
宿泊棟はそれぞれ魅力が異なり、2023年に誕生した「宙館」は洗練されたデザイン&ゆったりくつろげる客室が特徴。

2. ANAインターコンチネンタル別府リゾート&スパ by IHG
別府市の鉄輪エリアの高台に位置するラグジュアリーリゾート。
別府市街地・別府湾・周いの山々を一望できるロケーションが魅力だ。
客室はもちろん、露天風呂やインフィニティプール、レストランやバーなど、様々なシチュエーションで別府の絶景を堪能できる。
プライベートな空間で温泉を楽しめる「家族風呂」や、プールサイドでシャンパンなどを楽しめるプライベートスペース「カバナ」など、館内施設も充実。

3. 山荘 神和苑
別府市鉄輪に佇む温泉宿。自然と和の趣が調和した敷地には、能楽堂や茅葺屋根の茶室、池の滝などが点在し、非日常的な空間が広がっている。
2つの自家源泉を持ち、全室源泉かけ流しの湯を堪能できるのも魅力だ。
鳳乃湯では、美しい青白色の温泉に加え、鉄輪名物の「蒸し湯」を体験できる。
客室は和室のほか洋室や離れもあり、好みに合わせて客室の種類を選べる点も特徴だ。

4. 界 別府
JR「別府駅」から徒歩約10分、別府湾沿いに位置する温泉旅館。
館内は別府の温泉街を彷彿させるデザインとなっており、別府ならではの魅力を滞在時間にも味わえる。
全室オーシャンビューで、別府湾や別府の空を絵画のように切り取る「ピクチャーウィンドウ」が特徴。
高層階には露天風呂付きの客室があり、露天風呂からも別府湾を一望できる。
大浴場にも別府ならではのモチーフや素材を使用。塩泉であるため、身体を芯から温めてくれる。

5. AMANE RESORT SEIKAI(潮騒の宿 晴海)
別府湾沿いに建つ、全室オーシャンビュー・露天風呂付きのリゾートホテル。
客室の露天風呂では、別府湾を眺めながらプライベートな空間で源泉掛け流しを楽しめる。
1階の大浴場は海が間近にあり、露天風呂に浸かれば海に浮いているような感覚と景色を感じられるだろう。
大分や別府の食材を使った日本料理・カジュアルフレンチを味わえる、館内にある3つの食事処も特徴。
お酒をゆっくり楽しめるバーは、大きな窓から別府湾を望むロケーションにあり、様々なシチュエーションで別府の絶景を楽しめる。

別府ならではの魅力を感じられる定番お土産5選
別府観光を楽しんだら、温泉地ならではの魅力が詰まったお土産を買って帰ろう。
お土産選びに失敗したくない方は、これから紹介する定番のお土産を選ぶのがお勧めだ。
日持ちしないお菓子や食品が多いため、購入するのは観光の終盤にして、早めに食べるよう心がけてほしい。
1. 岡本屋「元祖地獄蒸しプリン」
別府名物「地獄蒸しプリン」の発祥店として知られる「岡本屋」が手がける「元祖地獄蒸しプリン」。
温泉蒸気で蒸しあげる“地獄蒸し”によって温泉成分が凝縮され、濃厚な味わいが生まれる。
カラメルは甘さ控えめのほろ苦さがあり、濃厚ながらくどさを感じないバランスの良さが特徴だ。
また、職人が一つひとつ手作りしており、滑らかな舌触りも魅力となっている。

2. 岡本屋「地獄蒸し塩たまご」
地獄蒸しの定番「地獄蒸したまご」に塩でほどよく味付けした「地獄蒸し塩たまご」。
温泉の蒸気で蒸し上げるため、ほのかな硫黄の香りが漂う。
塩味が黄身までしっかり染み込み、最後まで飽きずに食べられるのが特徴だ。
1個から持ち帰りでき、6個入りのお土産セットも用意されている。

3. 宝コンフェクト株式会社「謎のとり天せんべい」
大分のソウルフード「とり天」をせんべいにアレンジしたお菓子。
とり天は、皮なしの鶏もも肉に下味をつけ、卵と小麦粉の衣をまとわせて揚げる料理だ。
醤油とガーリックが効いた味わいと、とり天ならではの香ばしさ、サクサクとした食感が特徴。
14枚入り・30枚入り・45枚入りがあり、個包装なので配りやすいのも嬉しいポイントだ。

4. みょうばん・湯の里「薬用 湯の花」
別府市の明礬温泉で江戸時代から製法で作られた、薬用効果の高い天然入浴剤。
その製造技術は国の重要無形民俗文化財に指定されている。
「みょうばん・湯の里」の湯の花小屋で生産される製法は世界唯一のものだ。
温泉ガスから採取した結晶で、その成分は温泉そのもの。高い保湿効果があるだけでなく、皮膚などの脂肪や汚れを乳化する洗浄効果もある。
1パック入れるだけで、家のお風呂が明礬温泉へと変わる。

5. 御菓子司 紅屋「豊の湯けむり」
別府温泉の銘菓として知られる「豊の湯けむり」。
「はったい粉(麦こがし)」の生地に、栗入りこし餡が包まれた和菓子だ。
生地にまぶされた砂糖は、別府の温泉街に立ち上る湯煙をイメージしている。
生地の香りと餡のほど良い甘さが特徴。箱詰めでも販売しているため、ばらまき用のお土産にもぴったり。

【シーズン別】別府でお勧めのお祭り・イベント
歴史ある有名な観光地・別府市では、季節ごとに大きなイベントが開催される。
観光客はもちろん、地元の人々も総出で盛り上がるスケールの大きなお祭りだ。
観光する時期とイベントの開催時期が重なっていたら、別府観光はより楽しいものになる。
調整可能なら、イベントに合わせて観光プランを立てても良いだろう。
【春】別府八湯 温泉まつり
別府市は毎年4月1日を「温泉感謝の日」と定め、温泉のめぐみに感謝するお祭り「別府八湯温泉まつり」を開催している。
JR別府駅周辺の繁華街、駅前通りを中心に、約1週間かけて様々なイベントが開催される。
別府のシンボルである「扇山」に火を入れ、山肌を炎で染める、壮大な炎のショー「扇山火まつり」をはじめ、「湯ぶっかけまつり」や「べっぷフロマラソン」など、温泉地ならではのユニークなイベントが多い。
「湯ぶっかけまつり」では神輿が練り歩き、歩行者天国となる駅前通りで、何十トンもの温泉が放水ホースなどで沿道から撒き散らされる。
なにもかもが温泉浸しになる中で、踊ったり歌ったり飛んだり跳ねたり我を忘れて楽しめる。

【夏】べっぷ火の海まつり
別府市の夏の風物詩と言えば「べっぷ火の海まつり」だ。
毎年7月末の3日間にわたり、JR別府駅周辺、駅前通り、北浜公園、別府スパビーチに出店が立ち並ぶ。
駅前通りは歩行者天国となり、定番の屋台料理から多国籍料理などバラエティ豊かな屋台グルメが味わえる。
駅前通りの北側、「海門寺公園」では「べっぷ屋台村」が設置され、別府冷麺をはじめとした地元の名物料理を食べられるだけでなく、カラオケ大会やダンスコンテスト等のイベントが行われる。
最終日にはビーチで大規模な花火大会が開催。

【秋】ベップ・アート・マンス
例年9月下旬から11月にかけて開催される、文化・芸術に関するイベントが集まる市民文化祭。
美術展覧会やダンスパフォーマンス、音楽ライブ、映画上演など別府市民によるプログラムが様々な場所で開催される。
ワークショップなど体験型のプログラムがあるため、市民との交流するきっかけが多いのも魅力のひとつ。
温泉地としての別府とは異なる魅力が詰まった文化祭だ。

【冬】べっぷクリスマスHanabiファンタジア
別府市の冬の風物詩として、30年以上親しまれているロマンティックなクリスマスイベント。
毎年、クリスマス直前の週末2日間に開催され、海辺にある「的ヶ浜公園・スパビーチ」では、2日連続で花火大会が打ち上げられる。
子どもたちがクリスマスソングを歌い、音楽とシンクロして、夜空に打ち上げられる色鮮やかな花火は、夏とはまた一味違った趣がある。
家族や恋人と一緒に訪れたら、きっと忘れられないクリスマスの思い出が作れるだろう。

別府観光で注意すべき3つのこと
別府を満喫するために知っておくべき3つの注意点を紹介する。
観光中に準備不足で後悔することがないよう、ぜひ参考にしてほしい。
1. 「べっぷ地獄めぐり」を楽しむなら午前中にスタートする
7つの“地獄”を巡る「べっぷ地獄めぐり」は、効率よく回っても2時間30分〜3時間ほどかかる。各“地獄”をじっくり楽しみたい場合は、半日ほど見ておきたい。
いずれも17時に閉園するため、午前中から動き出すのがお勧めだ。
全ての“地獄”を巡るなら、入場料がお得になる共通券を購入すると良い。

2. 足湯・共同浴場に入浴できるようにタオルなどを持ち歩く
別府市内には無料の足湯や共同浴場が多いため、別府を観光する際はフェイスタオルとバスタオルを用意しておこう。
また、湯船に髪の毛をつけるのはルール違反となるので、髪が長い人はヘアゴムも準備してほしい。
足湯はもちろんだが、タオルなどの貸し出しを行なっていない共同浴場も多い。
しっかり事前準備して、別府の温泉を満喫しよう。

3. 共同浴場のルールを守る
共同浴場とは、地域の人々によって管理・運営され、日常的に利用されている温泉施設のことだ。
別府の共同浴場にも独自のルールがあるため、地元の人に迷惑をかけず気持ちよく利用するためにも、事前に理解しておきたい。
どれも難しい決まりではなく、意識すれば誰でも守れる内容だ。
代表的なルールは以下の通り。・共同浴場で会った人には挨拶する
- かけ湯をしてから浴槽に入る
- 勝手に加水しない
- タオルを湯につけない
- 髪の毛を湯につけない
- 浴槽のフチに座らない

別府市観光に関するよくある質問
Q
別府駅周辺には観光やグルメ、買い物を楽しめるスポットはありますか?
別府駅周辺には商店街や市場などディープなスポットがあり、観光・グルメ・ショッピングを楽しめます。
Q
別府地獄めぐりって何?
別府市の7つの自然湧出の温泉地帯を巡る観光名所です。
まとめ
温泉だけではない、別府市の多様な魅力を紹介してきた。
この記事を参考に、様々な観光スポットと温泉を巡り、絶品ご当地グルメを堪能し、別府市を存分に満喫してほしい。
大分には、別府市以外にも魅力あふれる観光スポットや温泉が盛りだくさん。
別府市以外の大分の観光地を訪れる予定なら、こちらの記事も参考にしてほしい。
