帯広観光を満喫したいなら訪れるべき人気スポット12選
田園風景と山々が織りなす雄大な自然景観と、地元の食材を使ったグルメが魅力の「帯広」。
そんな帯広を満喫するために知っておくべき人気観光スポットを中心に、飲食店やショッピングスポットなどを紹介していく。
記事を参考に観光すれば、帯広の魅力・文化を堪能できるはずだ。
目次
帯広ってどんなところ?
日本の最北にある北海道の中南部に位置する帯広。
日本で3番目に広い「十勝平野」の中心地であり、北海道でも指折りの畑作・酪農地帯だ。
札幌に次ぐ人口を誇り、帯広駅周辺には飲食店やショップ、ホテルが集まり、都会的な景色が広がる。
しかし、市街地を外れれば、高い建物は少なく青空が近くに感じられ、緑豊かな自然が遠くまで広がる。
四季折々の表情があり、いつ訪れても広大で美しい景色を楽しめるだろう。
また、世界で唯一のばんえい競馬を見られるのも魅力のひとつ。
ばんえい競馬とは、ばん馬と呼ばれる体重1tほどの馬がソリを引きながら行うレースで迫力満点。
畑作・酪農地帯ということもあり、多彩なグルメも楽しめる。
日本でも随一の小麦と牛乳の生産量を誇る帯広はパンやチーズのほか、ソフトクリームなどのスイーツが有名で専門店も多い。
全国的な知名度を誇る豚丼の発祥地でもあり、地元で採れた新鮮な食材を使用したグルメも堪能してほしい。
帯広には源泉があるため、観光で疲れた身体を温泉で癒せるのも魅力的だ。
帯広のおすすめの観光シーズンは?
爽快な青空と木々の緑が調和した美しい景色が見られるため、帯広観光のベストシーズンは夏だ。
年間の平均気温が低い北海道の帯広でも、夏は気温が高くなるので暑さ対策は万全にしてほしい。
ただし、帯広の夏は湿度が低いため、想像以上に過ごしやすく感じるはずだ。
帯広の季節ごとの着衣例
- 春(3月 - 5月):ダウンジャケット、コート、厚手のセーター、マフラー、手袋
- 夏(6月 - 8月): 半そで、長袖シャツ、薄手のセーター
- 秋(9月 - 11月):コート、ジャケット、セーター
- 冬(12月 - 2月): ダウンジャケット、コート、厚手のセーター、マフラー、手袋
帯広への移動方法は?
帯広には空港があるため、国外はもちろん、国内から帯広へアクセスする場合も飛行機を利用することが多い。
東京から訪れるなら飛行機で1時間30分ほど。大阪からは飛行機を乗り継いで約2時間30分だ。
帯広観光の主要交通手段
帯広を観光するなら、主要交通手段は路線バスになる。
観光バスや観光タクシーを利用するのもお勧めだ。
観光スポット間の距離が遠ければ電車も選択肢に入るが、そこまで多用はしないだろう。
もしレンタカーを借りられるなら、レンタカー旅行をお勧めしたい。
アクセスしづらい観光スポットへ気軽にアクセスできるだけでなく、帯広の広大な大地を走る開放感も感じられるだろう。
多様な景色・体験を楽しめる帯広の人気観光スポット7選
帯広ならではの体験ができる人気観光スポットを厳選してご紹介。
帯広の雄大な自然景観を楽しみつつ、様々な体験を楽しもう。
1. 幸福駅・愛国駅
「幸福駅」と「愛国駅」はかつて実際に利用されていた駅であり、現在は廃止されている。
日本のテレビ番組で紹介されたことをきっかけに知名度が上がり、「帯広」を代表する観光スポットになった。
愛国駅から幸福駅行きの切符が、「愛の国から幸福へ」というキャッチフレーズと共に人気となっている。
切符は幸福駅と愛国駅近くの売店で販売されているので、お土産に購入してみよう。
幸福駅の周辺は公園やふれあい広場になっており、季節によって表情を変える自然景観を楽しめる。
愛国駅は記念館になっているため、駅として利用されていた時代の切符やSLなどが展示されている。
2. ばんえい十勝
「ばんえい十勝」は、世界で唯一のばんえい競馬を開催している競馬場。
ばんえい競馬とは、最大で1tにもなる鉄ソリをばん馬と呼ばれる馬たちに引かせるレースのこと。
かつて盛んに行われていた農耕馬の力勝負が姿を変えて、人々を熱狂させる文化に変化したのがばんえい競馬だ。
一般的な競馬では感じられない迫力が、ばんえい競馬の魅力。
帯広を代表する文化のひとつであり、まさにこの場所でしか見られない光景が広がる。
3. 紫竹ガーデン
「紫竹ガーデン」は十勝平野の田園地帯に広がる花畑で、6haほどの広大な敷地に約2500種の花々や草木が植えられている。
散策路も整備されており、周囲が四季折々の花々で埋め尽くされる光景に癒やされるはずだ。
紫竹ガーデンからは雄大な「日高山脈」が望めるほか、田畑が広がる帯広らしい景観も堪能できる。
紫竹ガーデンを訪れたら庭の中だけでなく、外の風景にも目を向けてみてほしい。
4. おびひろ動物園
「おびひろ動物園」は「札幌市円山動物園」の次、北海道で2番目に誕生した動物園。
ライオンやトラ、ゾウなどの定番の動物のほか、マンドリルのような絶滅危惧種にも出会えるのが「おびひろ動物園」の魅力だ。
展示資料や動物の説明も充実しているため、知識を深めるきっかけにもなるだろう。
園内には観覧車やゴーカートなどのアトラクションも豊富にあるため、家族連れで訪れるとより楽しめるはずだ。
5. 帯廣神社
「帯廣神社」には大國魂神(おおくにたまのかみ)、大那牟遅神(おおなむちのかみ)、少彦名神(すくなひこなのかみ)の3柱が祭神として祀られており、五穀豊穣や商売繁盛、縁結びなどのご利益があるとされている。
境内は自然に溢れており、運が良ければリスやムクドリなどの小動物にも出会える。
帯廣神社の見どころは、期間限定で実施される花手水だ。
色彩豊かな花を浮かんだ手水舎は実に美しい。
6. 真鍋庭園
まるで童話の世界に入り込んだような、広さ5,000坪(約8,300㎡)の回遊式ガーデン。樹木の輸入・生産・販売を行う真鍋庭園苗畑が運営しており、1966年から一般公開された。
オープン当初から集められている樹木のコレクションはとても見応えがあり、数千品種におよぶ植物の成長過程を見ることができる、ショールームのような役割も果たしている。
7. 然別湖
大雪山国立公園唯一の自然湖で、標高約810mに位置する北海道で最も高い場所にあることから「天空の湖」と呼ばれる湖。
シーカヤック、カヌー、などのアクティビティも充実。湖面が凍結する冬には、氷と雪でできた幻想的な村・しかりべつ湖コタンが現れるほか、氷に穴を開けて楽しむ、氷上イワナ釣りも人気だ。
ここでしか出会えない料理がある!帯広の人気飲食店&グルメスポット3選
畑作や酪農が盛んな帯広には、名物グルメと飲食店が多い。
中でも帯広で発祥した「豚丼」は、必ず食べておくべき名物グルメだ。
そんな帯広で人気の飲食店とグルメスポットを紹介しよう。
1. 元祖豚丼のぱんちょう
創業90年以上の豚丼の専門店。豚丼のルーツは、うなぎの蒲焼きに代わるスタミナメニューを、海が無い十勝でも作りたいという想いでできたものだが、この豚丼を考案したのは「ぱんちょう」の初代社長だ。
メニューのランクがユニークで、グレードが高くなる順に、松・竹・梅・華と並ぶ。ぶ厚めにカットされた極上ロース肉は、グレードごとに4枚・5枚・6枚・8枚と多くなるが、ご飯は同じ量と、まさに豚肉を存分に楽しむためのメニュー。
2. 豚丼のはなとかち
甘辛いタレで味付けした豚肉をライスの上にのせた十勝の名物、「豚丼」の有名店。
豚丼にはバランスよく脂がのった北海道産豚肉のロースを使用。
タレは日本酒と蜂蜜をたっぷり使い、添加物を一切使用せず店内で手作りされている。
サラッとしていてコク深い味わいのタレは、豚肉との相性が抜群。
3. 北の屋台
「北の屋台」は焼き鳥や串焼き、居酒屋などの屋台が軒を連ねる屋台村だ。
フレンチや中華、韓国料理を食べられる珍しい屋台もあり、屋台の数は20軒ほど。
地元の新鮮な食材を使用した絶品料理を味わえるほか、多種多様な料理を食べ歩きできる点が北の屋台の魅力だ。
他のお客さんや店主との距離感が近い、屋台ならではのアットホームな雰囲気も魅力的。
お勧めのお店は北海道の先住民族である、アイヌ民族の家庭料理を食べられる「ポンチセ」。
豚骨で出汁を取ったスープに、ニンジンなどの野菜を入れて煮込んだ「ポネオハウ」というアイヌの代表的な家庭料理が名物だ。
豚骨の出汁が効いたスープには深い旨味があるが、全体的な味わいはとても優しい。
食でアイヌ文化に触れられるのは、北の屋台とポンチセならではだ。
買い物するならココ!帯広の人気ショッピングスポット2選
帯広に訪れるなら観光とグルメだけでなく、ショッピングも楽しもう。
これから紹介するショッピングスポットでは、北海道の定番お土産として人気が高い銘菓のほか、確かな目利きでセレクトされたアイテムの数々を購入できる。
1. 六花亭本店
北海道の人気お土産の定番ブランドとして愛されている六花亭。
帯広本店ではマルセイバターサンドをはじめ、ストロベリーチョコなど、バラエティ豊かなお菓子を取り扱う。
六花亭の看板銘菓「マルセイバターサンド」は、特製バタークリームとしっとりビスケットが特徴。
2. NORTHCOWBOY & AUDREY
1990年に誕生した帯広の老舗セレクトショップ。1階「NORTHCOWBOY」でメンズ、2階「AUDREY」でレディースアイテムを扱う。
アメリカ・ヨーロッパを中心に国内外から厳選したアイテムをセレクト。有名ブランドの日本未入荷アイテムや国内未展開カラー、知る人ぞ知るマニアックな海外ブランドなど「ここでしか買えない」レアな商品が充実。
帯広に泊まるなら選ぶべき人気宿泊施設3選
北海道の人気観光地であり、観光拠点となることが多い札幌から日帰りでも楽しめる帯広。
ただ、帯広を満喫するなら日帰りでは足りないだろう。
そんな時は、ぜひこれから紹介する宿泊施設に泊まってほしい。
いずれも利便性はもちろん、充実したサービスと居心地の良い空間があり、帯広観光をさらに豊かにしてくれるはずだ。
1. ホテル日航ノースランド帯広
帯広市中心部に位置するホテル。JR帯広駅の目の前にあり、十勝帯広空港からのシャトルバスも発着するなど観光・ビジネスのどちらにも便利な立地とアクセスの良さで人気。
「北欧の住まい」をテーマにした客室は、明るい木調のインテリアがアクセントになった温かみあふれる空間。
2. 天然温泉 白樺の湯 ドーミーイン帯広
「我が家感覚のビジネスホテル」をコンセプトに、全国展開している一大ビジネスホテルチェーン「ドーミーイン」。
JR帯広駅から徒歩約5分の好立地にあるこちらは、男女別天然温泉大浴場で楽しめる「モール泉」が自慢。「モール泉」とは、植物性の有機質を多く含み美肌の湯として知られる、世界的にも珍しい泉質。
3. リッチモンドホテル 帯広駅前
JR帯広駅から徒歩1分の好立地にある「リッチモンドホテル 帯広駅前」。
快い滞在をテーマにハード面・ソフト面ともに充実した客室では、ゆっくり寛げるだろう。
ホテルの朝食はビュッフェスタイルで、帯広の名物である「豚丼」をはじめ、清水町の「牛とろフレーク丼」など、十勝の名物グルメを堪能できる。
帯広観光に関するよくある質問
Q
帯広の名物グルメは?
チーズやソフトクリームなどの乳製品のほか、帯広が発祥の豚丼です。
Q
帯広はレンタカーなしでも観光できる?
観光スポット次第では可能ですが、自然が多い場所を巡る場合はレンタカーが必要でしょう。
Q
札幌から日帰りで観光できる?
レンタカーがあれば、日帰りでの観光も可能です。
まとめ
この記事では、帯広の人気観光スポットのほか、名物グルメを味わえる飲食店などを紹介してきた。
田園風景や雄大な山々が織りなす自然景観と、盛んな酪農や畑作によって生まれる地元食材を使用したグルメの数々が帯広の魅力だ。
紹介するスポットを巡れば、帯広ならではの光景や体験を余すことなく楽しめるだろう。
北海道には帯広以外にも、魅力的な観光地が多い。
以下の記事では、北海道のお勧め観光スポットを厳選して紹介しているので、北海道を観光する方は参考にしてほしい。