東京から日帰りも可能!小田原観光を満喫するなら訪れるべきスポット9選
恵まれた自然景観と歴史文化を感じさせる観光スポットが魅力の「小田原」。
東京から日帰りで観光できるアクセスの良さも人気の理由だ。
この記事では、小田原の人気観光スポットやグルメスポットのほか、アクセスやお勧めのシーズンなどを紹介していく。
記事を参考に小田原を巡れば、小田原の魅力を存分に満喫できるだろう。
目次
小田原ってどんなところ?
東京に隣接する神奈川県の西部に位置する「小田原」。
南には「相模湾」、西には「箱根山」が広がる自然に恵まれたエリアであり、四季折々で姿を変える自然景観が魅力のひとつ。
城下町や宿場町として、時代に合わせて発展を遂げてきた「小田原」は文化の交流地点だったことでも知られている。
その名残は「小田原城」をはじめとする観光スポットや、街のいたるところで感じられるだろう。
相模湾に面する小田原では、新鮮な海産物を使った料理と加工品の干物やかまぼこが有名。
かまぼことは魚のすり身を成型し、加熱した練り物のひとつで、お土産としても人気だ。
小田原産の練り物と梅味噌を添えることが特徴の「小田原おでん」も、人気グルメのひとつ。
東京から新幹線に乗れば40分以内、在来線でも1時間30分程度と日帰りでも観光を楽しめるため、東京から足を伸ばして楽しむ人も多い。
小田原のおすすめの観光シーズンは?
小田原を観光するなら、梅や桜を楽しめる春がお勧め。
早春には、富士山と約35,000本の梅を眺められる「曽我梅林」と、城と梅の競演を楽しめる「小田原城址公園」で「小田原梅まつり」が毎年開催される。
また、「日本さくら名所100選」のひとつ「小田原城址公園」をはじめ、春には桜まつりを開催しているスポットも多い。
スポットやその年の気候にもよるが、梅は2月~3月上旬、桜は3月下旬から4月上旬が見頃だ。
小田原の季節ごとの着衣例
- 春(3月 - 5月): 軽めのジャケットおよび薄手のセーター
- 夏(6月 - 8月): 薄手の着衣、半袖
- 秋(9月 - 11月): 軽めのジャケット、コート
- 冬(12月 - 2月): コート、ウールスーツ、厚手のセーターやジャケット
小田原への移動方法は?
東京から小田原までは、新幹線で35分ほど。
大阪からは新幹線を乗り継いで2時間ほどでアクセス可能だ。
観光スポットの数々やグルメだけでなく、人気観光地から訪れやすい点も「小田原」が旅行先として支持されている理由のひとつだ。
新宿からアクセスするなら利用すべき「小田急ロマンスカー」
小田急電鉄が運行する小田急ロマンスカーは、1930年代に新宿~小田原間をノンストップで運行する「週末温泉急行」をルーツに持ち、80年以上の歴史を誇る全席指定制の特急列車だ。
ロマンスカーを代表する存在が、2018年に運用が開始されたGSE(70000形)。歴代の車両にも採用されてきた伝統のバーミリオンオレンジを側面にあしらったGSE(70000形)は、先頭車両に展望席を設置。
小田原観光の主要交通手段
小田原観光の主要交通手段はバスだ。
路線バスだけでなく、人気観光スポットを周遊する観光バスも運行されている。
人気観光スポットを巡るバスが、乗り降り自由になる1日フリー乗車券などお得な乗車券も用意されている。
小田原の訪れるべき人気観光スポット6選
小田原を観光するなら、お城や神社仏閣など、歴史的な価値の高い観光スポットを中心に巡ってほしい。
これから紹介するスポットを観光すれば、小田原という街の歴史を知ることができ、より深く小田原の魅力に触れられるだろう。
1. 石垣山一夜城
石垣山は、天正18年(1590)に豊臣秀吉が築いた城。
一夜城の名前は、秀吉が林の中に骨組みと白い紙で見せかけの城を造り、その城が見えるよう周囲の木を伐採。
一夜にして現れた城に、小田原城の敵将兵たちが驚愕し士気が低下したと伝わる築城の際の逸話が由来だ。
自然石をそのまま積み上げた石垣が今も残る石垣山一夜城を含む一帯は、国立公園区域及び国指定史跡に指定されており、2017年には「続日本100名城」にも選定。
2. 小田原城
戦国時代は北条氏が関東支配の拠点とし、江戸時代には大久保氏などが居城としたことで知られる小田原城。
現在は復興された天守閣を中心に公園として整備され、小田原のシンボルとして市民から愛されている。
現在の天守閣は昭和35年(1960)に再建、2016年に耐震工事や修復された復興天守。
3. 報徳二宮神社
明治27年(1894)に二宮尊徳翁の生誕地である小田原の小田原城址公園内に建てられた神社。
御祭神である二宮尊徳翁は幼名を金次郎といい、柴を背中に背負い本を読みながら歩くブロンズ像が有名で、参道の途中で見られる。
大人になってからは、財政再建や農村の復興、土木工事に手腕を発揮し多くの人を貧困から救った偉人だ。
4. 小田原フラワーガーデン
直径40メートル、高さ22メートルの「トロピカルドーム温室」を有する「小田原フラワーガーデン」。
園内では、梅・桜・バラ・アジサイ・ハナショウブ・スイレンなどの花々が早春から夏にかけて順番に咲き続け、日本の季節の彩りを見せてくれる。
トロピカルドーム温室は、ガラス張りの温室。熱帯・亜熱帯の花木・果樹が育ち、色鮮やかでユニークなトロピカル植物に出会える。
5. 鈴廣かまぼこ博物館
1865(慶応元)年創業の老舗かまぼこ店、鈴廣が運営する博物館。
かまぼこの歴史から素材・栄養についてまで、かまぼこに関するさまざまなことを楽しみながら学べる。
1階では職人が一つひとつていねいにつくりあげる伝統の技をガラス越しに見学できるほか、職人の指導による手づくり体験教室を随時開催(1日5回予約制。所要時間約50分)。
6. 神奈川県立生命の星・地球博物館
地球の誕生から現在まで、46億年の歴史をわかりやすく展示・解説する博物館。
常設展示は「生命の星・地球」をテーマに、「地球を考える」「生命を考える」「神奈川の自然を考える」「自然との共生を考える」の4つの展示室で構成。
本物の隕石やアンモナイトの化石をはじめ、体長わずか数mmの昆虫から巨大な恐竜まで、約1万点の標本を間近に見られる。
名物グルメを堪能しよう!小田原の人気グルメスポット3選
小田原を観光するなら、相模湾で獲れる新鮮な魚介類を使った名物グルメは外せない。
これから紹介する人気グルメスポットへ足を運び、ランチやディナーにぜひ小田原の名物グルメを堪能してほしい。
いずれのお店も観光の起点となる小田原駅から、徒歩でアクセスできるのも嬉しいポイントだ。
1. ミナカ小田原
小田原駅の目の前、徒歩2分ほどの場所に位置する複合施設。
小田原の宿場町をイメージした空間が広がるシティホテル「天成園 小田原駅 別館」や、市街地を一望できる「展望足湯庭園」など様々な施設があるものの、注目すべきは40店舗以上の飲食店が集結する「小田原新城下町」だ。
小田原新城下町には、和食や洋食からスイーツまで、多種多様なグルメを堪能できる飲食店が軒を連ねている。
もちろん、小田原の名物グルメである「小田原おでん」や新鮮な海産物を使用したお刺身やフライなども味わえる。
2. 小田原おでん 本店
小田原駅から、徒歩20分ほどの場所に位置する「小田原おでん 本店」。
徒歩だと少し距離があるので、バスの利用をお勧めしたい。最寄りのバス停「唐人町」からは徒歩で約3分だ。
「小田原おでん」のシンプルながらも深みのある出汁の味わいと、多彩なおでん種が魅力。
特にかまぼこをはじめとする練り物を思う存分味わってほしい。
好みのおでん種をセレクトして食べられるが、迷ったらおまかせをオーダーしてみよう。
3. だるま料理店
小田原駅から徒歩7分ほどの場所に位置する、創業130年を超える老舗の日本料理店。
国の有形登録文化財に指定された歴史情緒漂う建物も特徴のひとつ。
小田原魚市場から仕入れた新鮮な魚介類を使用した、天ぷらや寿司をはじめとする日本料理は絶品。
創業時からの名物である天丼は特にお勧め。
ごま油の香ばしい香りと衣の食感、ふわっとした食感の身から広がる食材の旨味は絶品だ。長らく継ぎ足してきた天つゆも特徴で、天つゆ目当てに訪れる人も多い。
小田原観光に関するよくある質問
Q
小田原で食べ歩きを楽しめるスポットは?
様々な飲食店が軒を連ねる「ミナカ小田原」がお勧めです。
Q
小田原の名物グルメは?
かまぼこなどの練り物とそれを使用した小田原おでん、新鮮な魚介類です。
まとめ
この記事では小田原の人気観光スポットとグルメスポット、お勧めの観光シーズンなどを紹介してきた。
歴史情緒感じる街並みと観光スポットの数々、海と山の豊かな自然景観が小田原の魅力だ。
紹介したスポットを巡れば、相模湾で獲れる新鮮な魚介類や「小田原おでん」などの名物グルメを味わいつつ、小田原の歴史文化に触れられるだろう。
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