
【よみうりランド完全ガイド】基本情報・見どころ・楽しみ方を完全網羅!
「よみうりランド」は、東京を代表する屈指の遊園地だ。
多彩なアトラクションに加え、季節ごとの限定イベントや体験型のワークショップなど、ここでしか体験できない特別な魅力が詰まっている。
この記事では、よみうりランドでどんな体験ができ、どのように楽しめるのかをアクセス・チケット料金といった基本情報と合わせて紹介していく。
お勧めのアトラクションやレストランなど、知っておくと役に立つ情報を網羅的にまとめたので最後まで読んでほしい。
よみうりランドってどんなところ?
「よみうりランド」は、東京都稲城市と神奈川県川崎市にまたがる場所にある。
2024年に開園60周年を迎えた長い歴史を持ち、今もなお幅広い年代から親しまれる人気スポットだ。
園内には40種類以上ものアトラクションがあり、絶叫系アトラクションや観覧車「Sky-Go-LAND」、小さな子供でも楽しめるアトラクションまで多彩なラインナップが揃う。
その他にも、有名企業とコラボレーションした体験型のワークショップなど、多彩な体験ができる。
また、夏のプールや冬のイルミネーションイベントをはじめ、年間を通じて魅力的なイベントが開催されており、見どころは尽きない。

よみうりランドへのアクセス
東京の主要駅である新宿駅を起点とした、よみうりランドへの行き方を紹介する。
京王線と小田急線どちらの路線でも最寄り駅へアクセスできるが、最寄り駅からゴンドラ「スカイシャトル」に乗れる京王線の利用がお勧めだ。
京王線を利用する場合のアクセス
京王線「新宿駅」を起点とした、よみうりランドへのアクセスは以下の表の通りだ。
- 経路
-
1. 京王線「新宿駅」から京王線特急に乗車し、「調布駅」で下車
2.「調布駅」から京王相模原線快速に乗車し、「京王よみうりランド駅」で下車
3. 「京王よみうりランド駅」からゴンドラ「スカイシャトル」or小田急バス読01系統に乗車し、バス停「よみうりランド」で下車、到着 - 所要時間
- 約30分
記載の通り、最寄り駅の「京王よみうりランド駅」からは2つのルートがあるが、ゴンドラ「スカイシャトル」の方がお勧め。
眼下に東京の景色が広がる空中散歩を楽しめ、遊園地に近づいていくワクワク感を味わえるのが理由だ。
さらに春は桜、冬はイルミネーションと四季折々の景観が広がり、入園前からテンションが高まること間違いなし。
運賃はバスとほぼ同額なので、費用面での心配もいらない。
また、観光プランに次第では「京王アミューズメントパスポート」の購入も検討してほしい。
京王線・井の頭線の1日乗車券とよみうりランドのワンデーパス(ゴンドラは対象外)がセットになったお得なチケットだ。
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春には満開の桜をゴンドラから眺められる
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冬にはゴンドラからイルミネーションで輝く園内を一望できる
小田急線を利用する場合のアクセス
小田急線「新宿駅」を起点とした、よみうりランドへのアクセスは以下の通り。
- 経路
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1. 小田急線「新宿駅」から小田急小田原線快速急行に乗車し、「登戸駅」で下車
2. 「登戸駅」から小田急線各停に乗車し、「読売ランド前駅」で下車、南口からバス停留所2番乗り場まで徒歩で移動
3. バス停「読売ランド前駅」から小田急バス読01系統に乗車し、「よみうりランド」で降車、到着 - 所要時間
- 約35分
電車の本数は多いが、バスは1時間に2~3本しか運行していないため、事前にバスの時刻表を確認しておこう。
また、バス乗り場は離れた場所にあるため、他の系統と間違えないように気を付けよう。

よみうりランドのチケットの種類と料金
よみうりランドの主な入場チケットの種類を紹介しよう。
- 入園料
- 遊園地への入園のみ
- アフターパス
- 15時以降の入園+アトラクション乗り放題
- ワンデーパス
- 入園+アトラクション乗り放題
- エクスプレスワンデーパス
- 入園料+アトラクション乗り放題+スムースチケット(優先乗車券)対象6機種 ※毎日数量限定、公式サイトのみ購入可
アトラクション乗り放題に関しては、ゴンドラ「スカイシャトル」などの一部は対象外なので事前に対象のアトラクションを確認してほしい。
また、以下の通り料金は年齢によって4区分に設定されている。
エクスプレスワンデーパスを除いた各チケットは、公式オンライン経由で購入すれば200円~400円安くなる。
種別 | おとな(18歳以上~64歳以下) | 中高生 | 小学生/65歳以上 | 未就学児(3歳以上~小学生未満) |
---|---|---|---|---|
入園料 | 1,800円 | 1,500円 | 1,000円 | 1,000円 |
アフターパス | 3,100円 | 2,500円 | 2,200円 | 1,500円 |
ワンデーパス | 5,800円 | 4,600円 | 4,000円 | 2,400円 |
エクスプレスワンデーパス | 9,800円 | 8,600円 | 8,000円 | - |
よみうりランドのチケットの購入方法
よみうりランドのチケットはエクスプレスワンデーパスを除き、入園ゲート近くの窓口で購入できる。
予約の必要はなく、基本的に当日に行けば購入できるが、土日祝・夏休みなどの繁忙期は混み合う可能性が高い。
そのため、割引が適用される公式オンライン(よみランCLUB/要会員登録)や提携のコンビニエンスストアでの購入、または京王アミューズメントパスポートを使うのがお勧め。
ちなみに、よみランCLUBの場合はスマートフォンのQRチケットとなり、購入後1ヶ月先まで有効となる。
「のりもの券」の購入方法
よみうりランドの「のりもの券」とは、アトラクションに乗る際に必要な乗車券である。
入園料のみで入場した方は全てのアトラクションに、乗り放題パスの方は対象外のアトラクションとワークショップ参加時に必要だ。
各アトラクション1回の乗車につき、300円~1,200円の料金が設定されており、チケットと引き換えで楽しむという形となる。園内に設置された券売機で購入可能だ。
ただし、当日限り有効で返金不可のため、公式ホームページでアトラクションの料金を調べておくと良い。
また、6種類の人気アトラクションに限り、待ち時間を短縮できる「スムースチケット」も状況に応じて活用してほしい。

よみうりランドの営業時間と休園日
よみうりランドの営業時間と休園日は以下の通りだ。
ただ、営業時間は変更される可能性があるため、詳しくは公式サイトの営業スケジュールを確認してほしい。
- 営業時間
- 10:00 〜 20:30
- 定休日
- 不定休
よみうりランドを構成する7つのエリア
よみうりランドは、全部で7つのエリアに分かれている。
それぞれの概要を以下にまとめたので、プランを立てる際の参考にしてほしい。
- ファミリーエリア
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遊園地のシンボル「新観覧車」をはじめ、親子で楽しめるカラフルなアトラクションが揃うエリア。
アシカショーが見られる「アシカ館」やバーベキュー施設「バーベキューパークJU-JU」も見どころ。 - バンデットエリア
- 人気No.1ジェットコースター「バンデット」とシューティングライド「アニマルレスキュー」の2つのアトラクションがあるエリア。
- 太陽の広場
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園内に入った先に広がる屋外エリア。
小さな子供でも楽しめる4つのアトラクションに加えて、多数の飲食店・ショップが集まっている。 - フラッグストリート
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ゴーカートやお化け屋敷、ジェットコースターをはじめ、全11のアトラクションが集結したエリア。
定番ゲームを楽しめるプレイパーク、コーヒーカップなどバラエティーに富んだラインアップが魅力。 - ツインタワーエリア
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正門から一番奥にある大人向けのアトラクションが集まるエリア。
「バンジージャンプ」・「クレイジーヒュー」・「クレイジーストン」など、高所で楽しむスリル満点の絶叫系が揃っている。 - アクアエリア
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毎年6月下旬~9月中旬ごろにオープンするプールエリア。
5つのプールと8つのスライダーを楽しめる。
夏季以外はツインタワーエリアとグッジョバ!!エリアを結ぶ連絡通路となる。 - グッジョバ!!エリア
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ものづくりの魅力や楽しみを能動的に学べるよみうりランド独自のコンセプトエリア。
5つのワークショップと17のアトラクションを体験できる。
絶対に外せない!よみうりランドの人気アトラクション7選
よみうりランドで人気のアトラクションを厳選して7つ紹介する。
定番のジェットコースターをはじめ、魅力がそれぞれ異なるので、できるだけ多くのアトラクションを楽しんでほしい。いずれも各チケットの乗り放題の対象だ。
1. バンデット
1988年の開業以来、よみうりランドで不動の人気No.1を誇る看板アトラクション。
多摩丘陵の地形を活かした全長1,560mのコースを、最高時速110kmで駆け抜けるスリリングなジェットコースターだ。
最高部51mから落差78mを一気に滑り降り、横ループやひねりなどの激しいアップダウンで、約3分間にわたって最高の爽快感を楽しめる。
また、桜の中を疾走する春の「史上最速のお花見バンデット」、ライトアップされる冬の「スターライトバンデット」と、季節ごとの特別演出も魅力のひとつ。
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約3分間にわたって最高の爽快感を楽しめるバンデット
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春には時速110kmで花見ができる
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冬には幻想的な空間でジェットコースターを楽しめる(写真は過去のスターライトバンデットの様子)
2. Sky-Go-LAND
開園60周年記念事業の一環として、2024年10月24日にオープンしたよみうりランドの新観覧車「Sky-Go-LAND(スカイゴーランド)」。
全42台のゴンドラは車いすのまま乗車可能なバリアフリー設計で、冷暖房も完備されており、約14分間の空の旅を快適に楽しめる。
高さ59m、標高160mの地点からは、園内はもちろん都心の景色まで見渡せ、天候に恵まれると富士山まで一望できるのが最大の魅力だ。
また、483灯のフルカラーLED照明が施されており、季節・時間帯によって様々な景観が広がる。
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晴れた日には富士山まで望めるSky-Go-LAND
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美しく輝く夜のSky-Go-LAND
3. スプラッシュU.F.O
日清食品株式会社の人気商品「日清焼そばU.F.O.」ができるまでの流れをテーマにした、日本初の映像ゲーム機能付きボートライド。
来場者は全長約300mのコースをゴムボートに乗って急流下りしながら、製麺から湯切り、ソース投入までの製造工程を体験できる。
途中には、製造を妨害するケトラーをシューティングで倒すミッションや、ずぶ濡れ必至の急降下ゾーンがあり、盛り上がるポイントが多い。

4. ハシビロGO!
動かない鳥として知られるハシビロコウをモチーフにした回転型のアトラクション。
日本初の40人乗り超大型「ディスク・オー」を採用し、中央には独特の存在感を放つ可愛いハシビロコウのオブジェが乗客を見守っている。
巨大な円盤が大回転しながら左右にスイングするスリルと、風を切る爽快感を同時に体験できるのが魅力で、最高到達地点は15.5mにも及ぶ。
胃が浮くような落下感・浮遊感は少ないため、絶叫系アトラクションが苦手な人にもお勧め。

5. クレージーヒュー・クレージーストン
ツインタワーエリアにそびえる高さ60mのタワー型落下系アトラクション。
黄色いタワーの「クレージーヒュー」は、座席が4Gの重力で一気に上昇し、上空からゆっくりと降下していく。
上昇時のスピード感と頂上からの絶景が魅力で、爽快感と浮遊感を同時に楽しめる。
一方、赤いタワーの「クレージーストン」は、座席がゆっくりと上昇した後、日本初のマイナス2Gの重力で一気に落下する。
急降下時の浮遊感とスリルを味わえ、思いっきり絶叫できるのが特徴だ。
似たようで異なる特性を持っているので、両方に乗って違いを比べても面白いだろう。


6. スピンランウェイ
日本初のらせん状スパイラルリフトを採用した屋内型ローラーコースター。
華やかな映像とともに、洋服が出来上がってから輝くまでの瞬間をコースターが駆け巡る新感覚アトラクションだ。
コースの前半では、生地の裁断や縫製といった洋服の製造工程を再現し、ボタンを押してコーディネートを完成させるゲームを楽しめる。
後半になると、音と光に包まれた幻想的な演出がされ、まるでファッションショーに出演しているかのような没入感を味わえる。

7. ジャイアントスカイリバー
地上24.5mの高さから4人乗りのゴムボートに乗って、長さ386mの急流をくだる爽快感あふれる大ウォータースライダー。
ボートは滑走中に回転し、左右にスイングしながら進むため、予測不能な動きを楽しめるのが特徴。
ラフティングのように様々なパターンで揺れるが、浮遊感は少なく、絶叫系マシンが苦手な人でも楽しめるアトラクションだ。
向き合う形で座るので、みんなでわくわくとスリルを共有できるのも嬉しいポイント。水にはほとんど濡れず、1年を通して営業している。
ただ、屋外レジャープール「プールWAI」の営業期間中は、プールエリアのアトラクションになるため、のりもの券や各種パスのほか、プール入場券が必要。

よみうりランドの小さな子供でも楽しめる人気アトラクション3選
小さな子供でも楽しめるよみうりランドのアトラクションを紹介していく。
ここでは3つに厳選したが、園内には子供の心を魅了する乗り物や施設が多い。
小さな子供と訪れる予定がある方は内容を参考に楽しんでほしい。
1.ぶんぶんスイング
キュートなミツバチのデザインが目を引くブランコ型アトラクション。
2025年3月20日、太陽の広場エリアにオープンしたばかりの新しい乗り物だ。
定員12人のライドが左右に大きくスイングを繰り返し、まるで空を飛んでいるようなスリルと爽快感を味わえる。
小さな子供と大人が楽しめるファミリー向けの設計となっており、思い出づくりにもピッタリ。
乗車には身長90cm以上かつ3歳以上の制限があり、5歳未満は中学生以上の付き添い1人の同乗が必要となる。

2. わんわんコースターわんデット
ランドドッグをモチーフにした、可愛らしい外観の小型ローラーコースター。
スタート直後にシャボン玉の演出があり、乗客を幻想的な世界へと導いてくれる。
見た目の可愛らしさとは裏腹に、大人も充分に楽しめる意外なスリルを味わえるのが魅力。
全長148m・最高部の高さ5.5mを最高速度30km/hで駆け抜け、コースを2周走行するため、お得感も笑顔も倍増だ。
利用条件は、身長90cm以上かつ3歳以上で、5歳未満は中学生以上の付き添い1人の同乗が必要となる。

3. ぐるぐるドライブ
3歳以上・身長90cm~130cm未満の子供を対象にした自動車型アトラクション。
カラフルで可愛らしい車やかっこいいミニスポーツカーに乗り込み、ライトが輝くコースをぐるぐると走行しながらドライブを楽しめる。
付き添いは不要、子供が1人で乗れて、運転手気分を味わえるのが大きな特徴だ。
親は外から様子を見守れるため、記念写真を撮るのもお勧め。
また、屋内にあるので天候に左右されずに遊べる。

ものづくりが体験できるエリア「グッジョバ !!」
「グッジョバ!!エリア」は、モノづくりの魅力を遊びながら学べる新しいタイプの体験型施設。
自動車・食品・ファッション・文具・健康の5業種からなる「factory」で構成されている。
各factoryには、企業とのコラボレーションによる17種のアトラクションと5種のワークショップがあり、子供から大人まで能動的に楽しめるのが大きな特徴。
なお、ワークショップへ参加するには、入園券・各種パスに加えて、のりもの券と整理券が必要となる。
5つのエリアについて紹介していこう。
1. CAR fac tory
日産自動車株式会社とのコラボレーションによる「CAR factory」は、クリーンで近未来的な自動車工場がテーマの施設。
エントランスには、高さ約4mの全自動変形ロボ「CIRA(サイラ)」が設置されており、30分に1度、自動車形態からロボ形態に自動変形する迫力満点の姿を楽しめる。
車のデザインから組立、出荷までの一連の製造工程を体験できるのが特徴だ。
車好きにはたまらない、アトラクションの数々も魅力的なポイント。
特に屋外型電動ゴーカートで全長約1,100mのコースをドライブする「ev-グランプリ」、自分でデザインしたオリジナルカーをゲームに登場させてプレイする「マイレーシング」がお勧め。

ワークショップ「ドライビングラボ」
「ドライビングラボ」では、車にまつわる様々なワークショップを実施している。
車の模型を効率的に作る工夫(カイゼン)や、自動車づくりの仕組みを学びつつオリジナルデコカーの作成など、内容は時期によって異なる。
その他、車づくりの現場で使われる工業用のクレイ(粘土)でシーサー作りといった、ユニークなものもあり、学びと楽しさを兼ね備えた体験が魅力だ。

2. FOOD factory
日清食品株式会社とのコラボレーションによる「FOOD factory」は、食品の製造過程を遊びながら学べる施設。
目印となる巨大なヤカンのモニュメントは、フォトスポットとしても人気だ。
工場はロングセラー商品「日清焼そばU.F.O.」がテーマになっており、アトラクションやワークショップを通じて様々な体験ができる。
アトラクションは上述の「スプラッシュU.F.O.」に加えて、1人乗りのライドに乗り、他のライドとぶつかり合う「U.F.O.バンプ!」もある。

ワークショップ「マイU.F.O.ファクトリー」
「マイU.F.O.ファクトリー」では、世界にひとつだけのオリジナル「日清焼そばU.F.O.」を作れる。
まず、ランダムに提供されるシートに自分で絵を描いてパッケージをデザインし、12種類の具材から4つ、4種類の小袋から1つを選ぶ。
イカやキムチなど珍しい具材も並び、味の組み合わせは5,460通りある。
最後に、フィルム包装やエアパッケージの工程を経て、自分だけの「日清焼そばU.F.O.」が完成する。
商品と同じ状態になるまでの過程を見守れるので、実際に食べた時の美味しさもひとしお。

3. FASHION factory
アパレルメーカーの株式会社ワールド、株式会社島精機製作所とのコラボレーションによる「FASHION factory」は、洋服がどのように作られているかを学べる施設。
ファッションに興味を持つきっかけづくりがテーマとなっており、洋服の製造工程からファッションショーの流れを体感できる。
空想的な世界観が広がる工場の中には、上述の「スピンランウェイ」とオリジナルの編み物を作れる「マイニット」の2つのアトラクションがある。

ワークショップ「わくわくファッションラボ」
「わくわくファッションラボ」では、くるみボタン作りや段ボールと毛糸を使った織物体験など、時期によって内容が異なるワークショップを楽しめる。
キーホルダー・ヘアゴムなど日常的に使えるアイテムも作れるので、ものづくりへの興味を持つきっかけになるだろう。
スタッフが丁寧にサポートしてくれるため、子供や裁縫初心者も安心だ。

4. BUNGU factory
コクヨ株式会社とのコラボレーションによる「BUNGU factory」は、文具の製造工程を体験しながらものづくりの楽しさを学べる施設。
同社のロングセラー商品「キャンパスノート」をテーマにしたパステルカラーの工場には、文具をモチーフにした全6種類のアトラクションがスタンバイ。
特に製紙工場にいるような没入感を味わえる「キャンパスチャレンジ」、ボウリング玉ほどのボールを転がしてプレイする「ちえくらべ「たまゴロー」が人気だ。
また、小学生以下が対象の「ひらめキッズ」は、無料でお絵かきを楽しめる遊び場なので、小さい子供と訪れる方にお勧め。

ワークショップ「ひらめきラボ」
「ひらめきラボ」は、世界にひとつだけの「キャンパスノート」を作るワークショップ。
グッジョバ!!限定の表紙・中紙・背クロスを選び、製本機で製本するところから始まる。
その後、カラフルなペンやマスキングテープ、オリジナルシールなどを使い、デコレーションして自分だけの一冊を完成させる。
家族や友人とも一緒に参加しやすく、創造力を刺激する楽しい体験ができるのが魅力だ。

5. SPACE factory
大正製薬株式会社とのコラボレーションによる「SPACE factory」は、同社の代表商品リポビタンD(栄養ドリンク剤)をテーマにした施設。
宇宙を舞台にした近未来の工場では、2つのアトラクションとワークショップを楽しめる。
「リポビタンロケット☆ルナ」は日本初の前後左右に揺れる吊り下げ型コースター。リポビタンDの製造工場と宇宙旅行を体験できるファンタジーライドで、ゲームの結果によってエンディングが変わるのも特徴。
また、アップダウンを繰り返しながら水平回転するホッピングタワー「ファイト イッパーツ!」も、座席部分が回転する仕組みは日本初だ。

ワークショップ「リポビタンラボ ~リポ博士とヒミツの研究~」
「リポビタンラボ ~リポ博士とヒミツの研究~」は、お薬づくりを疑似体験できるワークショップ。
参加者は研究員となり、錠剤に見立てた直径5cmのユニークなラムネ菓子「ラ・ムーネD」作りに挑む。
実際の錠剤製造機「打錠機」を使うリアリティもあり、好きなパッケージ選びに自分での包装など、楽しめるポイントが多い。
リポビタン風味をはじめ、様々な味も用意されている。

よみうりランドの季節ごとの楽しみ方
よみうりランドは季節によって異なる特徴があり、いつ訪れても新しい楽しみ方ができるのも魅力のひとつ。
これから紹介する内容を参考に、季節ごとの楽しみ方も満喫してほしい。
春に訪れるなら遊園地ならではのお花見を楽しもう
よみうりランドは東京屈指のお花見スポットとしても有名だ。
春になると、ソメイヨシノを筆頭に約800本の桜が園内に咲き誇り、アトラクションに乗りながらお花見も楽しめる。
特に全長180mの桜のトンネル「桜並木」、ゴンドラからの空中花見といった、遊園地ならではの体験が魅力。
また、夜には「夜桜ジュエルミネーション」が開催され、ライトアップやイルミネーションによる幻想的な演出も楽しめる。
春のよみうりランドの魅力と楽しみ方を詳しく知りたい方は、以下の記事も読んでほしい。
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遊園地ならではのお花見を満喫しよう
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夜にはイルミネーションと桜のコラボレーションを楽しめる
夏だからこそできる遊びとリゾート気分を「プールWAI」で満喫
「プールWAI」は、アクアエリア内に夏季限定(6月下旬~9月中旬)でオープンする屋外レジャープール。※タトゥーが入っている方は利用不可
東京にいながら南国リゾートの雰囲気を味わえるのが魅力だ。
施設内には、1周250mの流れるプール、子供向けの「それいけ!アンパンマンプール」をはじめ5種類の多彩なプールと8種類のスライダーを備えている。
なかでも、2023年にオープンした「わいわいジャングル」は、70個以上の水遊びギミックが楽しめるスポットとして人気。
水鉄砲・噴水などの仕掛けに、子供だけでなく大人も夢中になってしまう。
また、期間限定でライトアップされたナイトプールも営業し、昼とは違ったロマンティックな空間が広がる。
遊園地とは営業時間・入園料が異なるので、来場時は注意してほしい。
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夏季限定の屋外レジャープール「プールWAI」
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スラロームスライダーでスリル満点の滑走体験を
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昼はアトラクション、夜はナイトプールを楽しむのもお勧め
秋から冬に開催されるイルミネーションイベント「ジュエルミネーション」
「ジュエルミネーション」とは、世界的照明デザイナー石井幹子氏がプロデュースする宝石色をイメージしたLEDを使ったイルミネーションイベント。
2010年に始まった「よみうりランドジュエルミネーション」は、例年10月下旬~翌年4月初旬まで開催されている。
毎年テーマに沿ったライトアップ・イルミネーションで園内がカラフルに彩られ、その光景は他では見られないと高い人気を誇る。
ジェットコースター・観覧車などのアトラクションに乗りながら、パノラマ夜景を楽しめるのも遊園地ならではの魅力だ。
ジュエルミネーションの魅力と見どころを詳しく知りたい方は、以下の記事もチェックしてみよう。
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宝石色のイルミネーションに彩られた幻想的な空間が広がる
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噴水とレーザー、炎による大迫力の演出を楽しめるショーも魅力
よみうりランドのお勧めレストラン3選
よみうりランドにはレストランや食べ歩きができるお店も多い。
その中でも特にメニューが充実したレストランとフードコートを紹介する。
アトラクションだけでなく、グルメも堪能して遊園地を存分に楽しもう。
1. レストランGoodday
「レストランGoodday(グッディ)」は、遊園地の正面入園口「スカイゲート」から入ってすぐの場所に位置する洋食レストラン。
天井が高く開放感のある店内には、LEDシャンデリア「JEWELRY JARDIN(ジュエリージャルダン)」が設置されており、夕方以降は幻想的な雰囲気に包まれる。
人気メニューはデミグラスソースがかかった「グッディ オムハヤシ」、ボリューム満点の「カツカレー」。
メイン料理のほかにも、ケーキや生ビールなどの多彩なメニューを提供しているため、ちょっとした休憩場所にもピッタリ。
また、冬になると、大きな窓から外のイルミネーションを眺めながら食事できる「ジュエリー・ボックスレストラン」としても注目を集める。


2. レストラン ラ・ピシーヌ
アクアエリアにある「レストラン ラ・ピシーヌ」は、カラフルで楽しい内装が特徴のカジュアルレストラン。
注文カウンターでオーダーし、調理後に取りに行くというセルフサービス形式をとっている。
メニューはカレー・オムライス・サイド(鶏の唐揚げ等)など多彩、座席数も多いのでファミリーやグループでも利用しやすい。
お勧めはスペシャルメニューの「チーズハンバーグとグリルチキンのわくわくラ・ピシーヌプレート」。
シェフ特製のオムライスにハンバーグ・チキンが乗った贅沢な一品で、トマトソース・デミグラスソースとの相性も抜群で美味しい。
※プールWAIの営業中はプール来場者のみ利用可

3. FOOD STATION
「FOOD STATION」は、バンデットのすぐ近くにある屋外のフードコート。
インパクトの強いメニューを提供する話題のお店が揃っており、リーズナブルな価格帯(400円~650円程度)で手軽に食べられるのが魅力だ。
例えば、BANDY'Sでは、サクサクの「ポテトチーズハットグ」、ばくだん焼本舗では、外はカリッと中はトロッとした「ばくだん焼レギュラー(たこ焼き)」などが人気。
ガッツリ系のメニューに加えて、タピオカミルクティーやアイスクリームといった軽食店も並ぶ。
周辺にはフードスタンドやテーブルスペースも設置されているので、食べ歩きだけでなく、アトラクションの合間に立ち寄るのもお勧め。

よみうりランドを満喫するために知っておくべき3つの豆知識
これから紹介する豆知識を押さえておけば、初めて訪れる人でもより満喫できるはずなので、ぜひ内容を参考にしてほしい。
人気アトラクションに乗るなら「スムースチケット」を利用する
スムースチケットは、6つの人気アトラクションの待ち時間を短縮できる優先乗車券。
指定された時間帯に向かうと通常の列に並ばずに、快適に楽しめるのが最大のメリットだ。
ただし、販売枚数には限りがあり、チケットに記載された時間を過ぎると無効になるため、計画的な利用が必要だ。
対象のアトラクションと料金、販売している券売機の場所を以下の表にまとめた。
なお、スムースチケットに加えて、別途のりもの券やワンデーパスも必要なので気を付けてほしい。
アトラクション | 料金 | 券売機の場所 |
---|---|---|
バンデット | 1,000円 |
バンデット前の券売機 ※スプラッシュバンデットの開催期間(夏季)は販売なし |
スプラッシュU.F.O. | 800円 | ちえくらべ「たまゴロー」前の券売機 |
スピンランウェイ | 800円 | スピンランウェイ入口そばの券売機 |
リポビタンロケット☆ルナ | 800円 | SPACE factoryエリア内の券売機 |
Sky-Go-LAND | 500円 | Sky-Go-LAND前の券売機 |
お化け屋敷ひゅ~どろ | 500円 | ヒーロートレーニングセンター横の券売機 |
※全て1名につき1枚のチケットが必要
人気アトラクションは午前中に巡る
開園~お昼ごろまでは、お客さんが比較的少ないため、人気アトラクションの待ち時間も短いことが多い。
午前中に入園し、「バンデット」や「ジャイアントスカイリバー」などを先に楽しむプランを考えるのがお勧めだ。

再入園が可能だから近隣のスポットも合わせて楽しめる
よみうりランドは、当日中の営業時間内であれば何度でも何時でも再入園可能だ。
退園から再入園までの流れも非常に簡単で、以下の2ステップで済む。
1. 退園時にスタッフに再入園したいことを伝え、ハンドスタンプを手の甲に押してもらう
2. 再入園時は入園時に使用したチケットもしくはリストバンド(または再入場券)と、手の甲に押したハンドスタンプをスタッフに提示する
不明点がある場合や心配な場合は、必ず退園前に近くのスタッフに確認してほしい。

お土産を買うならココ!よみうりランド内のショップ3選
よみうりランドでお土産を購入する際にお勧めのショップを紹介していく。
ここでは、オリジナルグッズを取り扱う3つのショップをピックアップした。
いずれかのお店を巡れば、お気に入りのアイテムが見つかるはずだ。
1. Gjショップ
「Gjショップ」は、スカイゲートの近くにあるお土産ショップ。
グッジョバ!!エリア、マスコットキャラクター「グッド&ラッキー」に関連したオリジナルグッズを多数販売している。
お勧めは「よみうりランドに行ってきましたプリントクッキー」。
ロゴを筆頭に遊園地の様々なイラストが入ったクッキーで、よみうりランドのお土産にピッタリ。
その他、限定パッケージのお菓子やカスタマイズカチューシャなど、ここでしか手に入らない商品が豊富に揃う。


2. Shop Gets(ショップ ゲッツ)
スカイゲート付近に位置する「Shop Gets(ショップゲッツ)」は、帰る前にも立ち寄りやすいショップ。
「グッド&ラッキー」のお菓子やレザーキーホルダーなど、多彩なオリジナルグッズを取り扱っている。
なかでも、マスコットキャラクターの顔を模した可愛らしい「グッド&ラッキー フェイスクッション」、缶の外観が印象的な「海苔ちっぷす うめ / ツナマヨ」などが人気商品。


3. グッジョバ‼ショップ( BUNGU factory内)
BUNGU factory内にある「グッジョバ!!ショップ」は、グッジョバ!!エリア唯一のショップ。
定番の「キャンパスノート」をはじめ、ペンケースやファイルといったコクヨ文房具のほか、グッジョバ!!オリジナルグッズが並ぶ。
店頭に設置されたコクヨのIoT自販機「BUNGUSTAND」の国内2号機にも注目してほしい。
特別仕様のスペシャルボックス、何が出るかわからないシークレットセットなどの商品が音楽と映像の仕掛けとともに出てくる。
エンターテイメント要素が高く、ワクワク感も楽しめるのでお勧めだ。


よみうりランドと合わせて楽しみたい3つのスポット
よみうりランドの周辺にも魅力的なスポットが多く、様々な楽しみ方ができるのも嬉しいポイント。
ここでは、特にお勧めの3つのスポットを紹介するので、よみうりランドの入園前後にぜひ立ち寄ってほしい。
1. HANA・BIYORI
よみうりランドに隣接する「HANA・BIYORI」は、四季折々の花や植物に癒やされながら、環境保全や自然との共生について考えるきっかけをくれる新感覚のフラワーパーク。
日本最大級の300鉢を超える吊り花や壁面を彩る花々を楽しめるHANA・BIYORI館のほか、季節ごとに様々な花が楽しめる彩りの小路、世界的なガーデンデザイナーが手掛けたPIET OUDOLF GARDEN TOKYOなど見どころが盛りたくさん。

2. 花景の湯
よみうりランド隣接の「HANA・BIYORI」の敷地内にある、天然温泉が楽しめる日帰り入浴施設「花景の湯」。※タトゥーが入っている方は入館不可
標高100mの高さから都心のビル群を一望でき、さらにHANA・BIYORIの四季折々に咲く花々に囲まれる、非日常感たっぷりの癒やし空間になっている。
一番のお勧めは3種類ある露天風呂。インフィニティ風呂になっていて、目の前に広がる景色を眺めながら温泉を堪能できる。

3. TOKYO GIANTS TOWN
「TOKYO GIANTS TOWN」は、東京都稲城市にできた新しいスポーツエンターテインメント複合施設。
2025年3月1日に多目的球場「ジャイアンツタウン スタジアム」が最初に開業を迎え、2027年には水族館と飲食施設が開設予定である。
地上3階・地下1階建ての水族館は、スタジアムと一体になった国内初の施設として注目を集めている。
1,300トンの大水槽をはじめ、クラゲ・シーラカンス標本の展示、ペンギンとのふれあいエリアなど多彩な内容で構成され、楽しみながら学べる場所を目指す。
一方、飲食施設は多摩丘陵からの眺望を生かした立地に、様々なシーンで使える複数の店舗を展開する見込み。
水族館とは歩行者用ブリッジで接続され、利用者がジャイアンツタウン内を回遊できる形で施工が進んでいる。

よみうりランド周辺のお勧め宿泊施設3選
最後によみうりランドからアクセスの良い場所にある宿泊施設を3つ紹介する。
いずれもお勧めの人気施設なのでぜひ気になるホテルに泊まり、よみうりランドを最大限に満喫してほしい。
1. ホテルモリノ新百合丘
小田急線「新百合ヶ丘駅」南口から徒歩約1分の好立地にある、地域密着型のコミュニティホテル。
駅直結の商業施設「新百合ヶ丘オーパ」の上層階(7階~9階)に位置し、アクセスの良さと落ち着いた雰囲気が魅力だ。
7階のメインロビーに上がると、自然光が差し込む開放的な吹き抜けの中庭が広がり、都会の喧騒を忘れさせてくれる。
全80室の客室はシンプルかつシックなデザインにゆとりをもった空間が好評で、
また、2015年にはミシュランガイド横浜・川崎・湘南に掲載された実績がある。

2. ホテル ケヤキゲート 東京府中
京王線「府中駅」北口8出口より徒歩1分ほどの場所にある宿泊主体型のホテル。
駅からは屋根付きのペデストリアンデッキで直結しており、雨の日でも快適にアクセスできる。
1名~3名まで対応可能の客室は、コンパクトながら機能的で全室にミラーリング&キャスト機能を搭載した薄型テレビが設置されている。
スタッフの丁寧な接客に加えて、全体的に綺麗なので滞在中の居心地がとても良く、利用者の満足感が高い。
ランドリーや電子レンジ、館内セキュリティなど、施設面の充実もお勧めのポイント。

3. 調布クレストンホテル
京王線「調布駅」中央口から徒歩約1分、商業施設「調布PARCO」の8階~10階に位置するフルサービスホテル。
新宿からも電車で15分ほどとアクセスしやすく、観光の拠点としても便利だ。
洋室が基本の客室はシングル・ツイン・ダブルなど用途に合わせて幅広く揃えており、全室にシモンズ製ベッドと加湿機能付空気清浄機がある。
また、大きな窓からは武蔵野台地の緑や多摩川といった景観のほか、新宿副都心の美しい夜景を楽しめるのも魅力のひとつ。

よみうりランドに関するよくある質問
Q
よみうりランドが混雑するシーズンは?
例年、春休みと夏休みの期間中、ゴールデンウィークは特に混雑しています。
Q
園内にコインロッカーはある?
入口のすぐ外に1カ所、正面入園口「スカイゲート」の近くに3カ所のコインロッカーがあります。
Q
園内にベビールームはある?
グッジョバ!!エリアとファミリーエリア内の2カ所に、おむつ替え・授乳可のベビールームが設置されています。
まとめ
よみうりランドについて、基本情報から人気アトラクション、楽しみ方や周辺のスポットまで網羅的に紹介してきた。
季節ごとに異なる表情を見せ、どのタイミングで訪れても新しい発見が待っている。
誰と訪れても満喫でき、新宿駅から電車で30分ほどとアクセスにも優れるのも魅力だ。
興味のある方は、ぜひ足を運んでその魅力を実際に体験してほしい。