
夏だからこそできる特別な体験を!ニセコの1泊2日モデルコース
スキーリゾートとして人気を集めている「ニセコ」だが、実は夏も魅力が満載。
大自然の中で心踊るようなアクティビティや、思わず写真に収めたくなる絶景が待っている。
また、冬に比べて、ラグジュアリーな宿にもお得に滞在できるのが魅力だ。
この記事では、魅力あふれるニセコの夏を満喫できるモデルコースを紹介する。
ニセコへのアクセス
北海道の道央エリア西部に位置するニセコは、札幌から車で約2時間、小樽からは約1時間30分と、北海道観光の拠点としても便利な場所だ。
エリア内の主な交通手段はバスかタクシーだが、夏はバスの本数が少ないため、レンタカーでの移動がお勧め。
車で巡るからこそ出会える景色があるのも、夏のニセコならではの魅力だ。

ニセコの夏を遊び尽くす1泊2日モデルコース
レンタカーを借りて、ニセコの絶景とグルメを満喫し、憧れの宿に泊まるモデルコースをご紹介。
心も体もリフレッシュできる、特別な夏の体験をしてみよう。
Day1:羊蹄山の絶景スポットを巡る
ニセコエリアのシンボルである羊蹄山は、富士山と似た美しい姿から「蝦夷富士(えぞふじ)」とも呼ばれ、「日本百名山」のひとつに数えられている。
モデルコース初日は、そんな名山が織りなす絶景を巡るドライブを満喫しよう。
8:30 札幌からレンタカーで出発
札幌駅周辺でレンタカーを借りて、ニセコへ出発しよう。
国道230号から国道276号へ入ると、左手に冠雪した羊蹄山が姿を現す。
5月から6月なら、田んぼの水面に羊蹄山が映る絶景に出会えるだろう。
休憩も含め、およそ2時間30分でニセコへ到着する。

11:00 地域に根付く名店「ロカンダ」でランチ
ニセコで観光を楽しむ前に、まずはイタリアンとパティストリーの店「ロカンダ」で腹ごしらえをしよう。
ニセコで生まれ育った兄弟が、地元の食材を活かしたイタリアンとスイーツを提供している。
ランチメニューには、パスタ・自家製パン・サラダ・プチデザート・ドリンクがセットになっており、パスタは6種類から選べる。
イタリアンとスイーツの両方を味わい、心もお腹も満たされるひとときを楽しもう。


13:00 「羊蹄姿見池」で逆さ蝦夷富士に出会う
デザートまで味わって一息ついたら、来た道を戻って「羊蹄姿見池」へ向かおう。
途中の道道478号沿いの畑では、例年6月末から7月中旬にかけてジャガイモの白やピンクの花々が一面に咲き誇る。
その奥には羊蹄山が聳え立ち、裾野に広がる花畑との美しいコラボレーションが楽しめる。
ロカンダから羊蹄姿見池までは、車で10分ほど。
羊蹄山の湧水が溜まって出来た全長130mほどの小さな池で、天気が良ければ水面に羊蹄山が映る「逆さ羊蹄」の絶景に出会える。


14:00 「三島さんの芝ざくら庭園」で夏の絶景を堪能
お次の絶景スポットは「三島さんの芝ざくら庭園」。
このスポットには駐車場がないため、近くの「くとさんパーク」に車を停めて、徒歩で向かおう。
三島さんが心を込めて育てた芝ざくら庭園では、一面に咲き誇る芝桜と、冠雪した羊蹄山が織りなす絶景を楽しめる。
芝桜の見頃は例年5月下旬。夏のニセコでしか見られない景色を堪能しよう。
なお、個人の住宅を無料で開放している場所のため、早朝・夜間の見学は避け、大声を出さないなど、マナーは必ず守ってほしい。

15:00 「ニセコ東急 グラン・ヒラフ」で空中散歩を楽しむ
くとさんパークから車に乗り、道道343号を走って次のスポットへ向かおう。
道沿いに続く白樺並木を抜けると、モダンな建物や北欧風のロッジが並ぶ、美しい街並みが広がる。
そのまま少し走ると、人気スノーリゾート「ニセコ東急 グラン・ヒラフ」へ到着。
グリーンシーズンのニセコ東急 グラン・ヒラフでは、様々なアクティビティを楽しめるが、なかでも「サマーゴンドラ」は特にお勧めだ。
標高約750mの高さから、ニセコの雄大な自然を一望できる。

16:00 「パーク ハイアット ニセコ HANAZONO」へチェックイン
羊蹄山が織りなす様々な絶景を堪能したら、「パーク ハイアット ニセコ HANAZONO」へ向かおう。
ここは、ミシュランガイドの「1ミシュランキー」を獲得したラグジュアリーホテルだ。※ミシュランキーとは、レストランの格付けの宿泊施設版。
館内には、ニセコの美しい自然と現代的なデザインが調和する空間が広がり、大きな窓が設られた客室からは、羊蹄山やニセコ連峰を望みながら特別な時間を過ごせる。
夕食は館内のレストランで。寿司や中国料理、鉄板焼きなど、様々なジャンルのレストランが10店舗揃う。
いずれも、北海道の食材を活かした料理をプロフェッショナルなシェフが提供する。
食後は館内の「ザ・バー&シガーラウンジ」へ。北海道産のクラフトジンやクラフトビールはもちろん、世界中の銘酒も楽しめる。



Day2:夏のニセコの多彩な魅力を満喫
2日目はアジア最大級のジップツアーをメインに、ニセコのグルメを堪能し、旅の思い出となるお土産を購入する。
10:00 ホテルをチェックアウト
朝食も「パーク ハイアット ニセコ HANAZONO」内にある「ザ・ラウンジ」で。
朝の澄んだ空気の中、羊蹄山とニセコ連峰のパノラマビューを眺めながら、北海道の新鮮な食材を使った多彩なメニューを楽しもう。
朝食を堪能したらチェックアウトして、ひとつ目のスポットへ向かおう。

10:30 「HANAZONO ZIPFLIGHT」でスリルと絶景を楽しむ
まずは、高い知名度を誇るスキーリゾート「ニセコHANAZONOリゾート」内の「HANAZONO ZIPFLIGHT」からスタートしよう。
アジア最大級のジップツアーで、「MACH1(マッハワン)」「MACH2」「MACH3」の3つのコースから構成されている。
難易度の低いMACH1から順に挑戦し、最後は全長1,700mにも及ぶ「MACH3」に挑戦。
最高時速110kmを超えるスピードで、スリルとともにニセコの絶景を満喫できる。

12:00 「ニセコ高橋牧場」で牧場グルメを味わう
次のスポットは、羊蹄山のふもとに広がる「ニセコ高橋牧場」。
広々とした敷地には、牧場グルメを楽しめるお店が点在している。
‟野菜をおいしくいただく“をコンセプトにした直営レストラン「プラティーヴォ」、もしくはチーズ工房に併設されたピザショップ「マンドリアーノ」でランチを楽しもう。
食後は「ミルク工房」や「ヨーグルト工房」、「バームクーヘン工房」などで、アイスクリームやケーキを味わってみよう。


14:30 「道の駅 ニセコビュープラザ」でニセコ産お土産選びを楽しむ
最後は「道の駅 ニセコビュープラザ」へ立ち寄ろう。
ニセコビュープラザはニセコ町や近隣町村の生産者による朝どれの野菜、地元産の卵や牛乳をつかったお菓子やチーズ、乳製品、地酒(日本酒、ジン、クラフトビール、ワインなど)、木工などの工芸品が購入できる人気スポット。
ニセコらしさがあふれる、ここだけのお土産選びを楽しもう。
羊蹄山を一望できる中庭は、ドライブの合間の休憩スポットとしてもピッタリだ。


15:30 ニセコから次の目的地へ
ニセコを満喫したら、次の観光地へ足を伸ばしてみよう。
小樽なら約1時間30分、函館までは約3時間で到着する。
夏の北海道を巡る旅へ、ぜひ出かけてみてほしい。

まとめ
夏のニセコを満喫できるモデルコースを紹介してきた。
記事で紹介したモデルコースは1泊だが、回りきれないスポットも多いため、2泊以上の滞在もお勧めだ。
このモデルコースに加え、ニセコの人気観光スポットを紹介する以下の記事も参考にして、夏のニセコを思いっきり楽しもう。