
【静岡1泊2日モデルコース】日本人がこよなく愛する温泉&富士山を満喫!
東京から新幹線で1時間ほどの静岡県は、首都圏からも好アクセス。
世界文化遺産「富士山」の絶景や、古くから日本人に親しまれてきた温泉地が揃い、自然と文化を一度に楽しめるのが魅力です。
県内には世界遺産の構成資産の一つである三保松原や、日本茶の名産地として知られる茶畑の景観、日本初の本格木造天守閣として復元された掛川城など見どころも多数。
今回ご紹介するのは、1日目に熱海温泉で街歩きやアートを楽しみ、2日目は日本平からの富士山ビューと久能山東照宮を訪ねます。
列車とバスで巡る、静岡ならではの1泊2日のモデルコースです。
Day1|レトロな温泉街をのんびり散策。
日本屈指の大温泉郷「熱海温泉郷」を満喫!
JR熱海駅の改札を抜けると、そこは1,500年以上の歴史をもつ日本屈指の大温泉郷「熱海温泉郷」。
海中から湯が湧きあがり、海が熱くなったことが「熱海」の名の由来と伝わります。
かつては徳川御三家をはじめ多くの大名が湯治に訪れ、文学作品の舞台としても広く知られるようになりました。
今も宿泊施設や共同浴場が立ち並び、街歩きをしながら足湯に立ち寄ったり、レトロな温泉街の雰囲気を存分に楽しむ旅の始まりです。

熱海の高台に佇む「MOA美術館」でアート鑑賞
最初に訪れるのは熱海の高台に佇む「MOA美術館」。熱海駅前からバスで約7分、「MOA美術館」バス停で下車します。
1982年に開館、2017年にリニューアルされた近代美術館。尾形光琳筆の「紅白梅図屏風」をはじめ3点の国宝や67点の重要文化財など東洋美術を中心に約3,500点を収蔵しています。
入口からムアスクエアへは7機のエスカレーターを乗り継ぎ、途中には円形ホールに投影される巨大万華鏡の映像も。
メインロビーやムアスクエアから伊豆大島や初島を一望でき、そのパノラマ絶景にも心ときめきます。

「熱海平和通り商店街」で温泉気分を満喫
アート鑑賞を楽しんだら、バスで約7分、熱海駅に戻って「熱海平和通り商店街」を散策します。
熱海駅のすぐ目の前に広がる商店街には、熱海はもちろん伊豆や静岡の名産品を扱う土産物店や食事処が並び、温泉まんじゅうなどの地元グルメも楽しめます。
名物は、76.7℃の源泉「福福温泉」の湯を使った手湯「福々の湯」。約40℃に調整された湯に手を浸して、気軽に温泉気分を堪能します。


「熱海駅前・おさかな丼屋」でフォトジェニックな丼をいただきます!
商店街を満喫したら、ランチは「熱海駅前・おさかな丼屋」へ。
熱海銀座商店街で行列の絶えない人気店「熱海銀座おさかな食堂」が手掛ける海鮮丼専門店で、熱海駅から徒歩5分ほどという好立地もうれしいポイントです。
近海で穫れた新鮮な魚介を使った丼はどれも豪華で、まぐろやイクラが盛られた「海鮮てっぺん丼」や、相模湾のサクラマスを使った「サーモンといくら丼」など見た目もフォトジェニックな海鮮丼でお楽しみのランチタイムです。


「熱海温泉さくらや旅館」にチェックイン!
フォトジェニックな海鮮丼でお腹が満たされたら、少し歩いて今回の宿「熱海温泉さくらや旅館」にチェックイン。
創業70年の純和風旅館で、「五感で味わう料理」をテーマに、熱海はもちろん全国から取り寄せた旬の天然食材を使った会席料理と、源泉を引いた温泉が自慢。
客室はテーマや趣が異なる「漆宝閣」と「陶山閣」の2棟で構成され、いずれも全室に温泉の内風呂を備えています。大浴場には露天風呂やサウナもあり、心ゆくまで熱海の湯を楽しめるのも魅力。
旅館でひと休みしたら、再び熱海温泉街への散策に出発。


糸川遊歩道沿いの「熱海カフェ」で散策のひと休み
熱海のまちをぶらぶら歩きながら、相模湾へと続く糸川遊歩道沿いにある「熱海カフェ」へ。
開放的で心地よい空間の店内からは、ブーゲンビリアやツツジなど季節の花を眺めることもできます。
熱海梅園の梅を使ったオリジナルジュースや、熱海ブランド「橙ジャム」を使ったドリンクなど、地元素材の味わいを楽しみながらひと休み。熱海カフェオリジナルのお土産も販売しているので、こちらも見逃せません。


フォトジェニックな「熱海サンビーチ」を散策
カフェでのんびりくつろいだあとは、歩いてすぐの場所に広がる「熱海サンビーチ」へ。
400m続くヤシの並木と青空、白い砂浜と穏やかな波音が重なり、南国リゾートのような雰囲気が素敵。
時期によっては夜間ライトアップも実施、夜の散策にもぴったりのフォトジェニックなスポットです。今回の旅では夕方の海辺を、旅の1日を振り返りつつお散歩。

散歩のあとは宿に戻って、温泉でリラックス。旬の味覚を味わう会席料理に舌鼓を打ちつつ、熱海の夜を過ごします。
Day2|熱海温泉を出発して、2日目は世界遺産・富士山を鑑賞!
熱海で温泉とまち歩きを満喫したら、翌日は電車に揺られて静岡市へ。
日本平から望む雄大な富士山と、徳川家康公ゆかりの久能山東照宮を訪ね、静岡ならではの絶景と歴史を楽しみます。
有度山山頂の「日本平夢テラス」から富士山を鑑賞!
2日目の朝は、JR熱海駅から出発。東海道本線で約1時間20分ほどの電車旅を楽しんで東静岡駅へ。
駅前からはしずてつジャストライン日本平線のバスに乗り換えて約25分、「日本平夢テラス入口」バス停で下車して、最初の目的地「日本平夢テラス」に到着です。
標高307mの丘陵地で、日本屈指の景勝地でもある日本平山頂に立つ展望テラス。
屋内の展示エリアや屋外の展望回廊など、各所から富士山をはじめ駿河湾や三保松原などの絶景を望めます。
場所ごとに違った表情の眺望を楽しんだあとは、お茶やお菓子を味わえる2階のラウンジスペースで景色を眺めながらひと休み。穏やかな時間を過ごします。
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日本平の歴史などを紹介する展示エリア、ラウンジスペース、展望フロア、屋外の天望回廊で構成
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どのフロアからも表情の異なる美しい景観が眺められる
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展望回廊は終日入場可能なので、夜景スポットとしても人気
ロープウェイ駅併設のレストラン&売店「門前の恵みたいらぎ」でランチタイム
日本平夢テラスで絶景を堪能したら、日本平ロープウェイ駅に併設するレストラン&売店「門前の恵みたいらぎ」でランチタイム。
飲食エリア「はなあおい」では、静岡県産米や地元の久能山ねぎなど静岡の食材とした食事メニューが楽しめます。
こちらでいただくのは名物「大御所御膳」。「金な粉そば」をメインに、かき揚げや「ねぎまんま」が付いた充実の内容です。
食後は売店でお土産選び。 「家康公おへそ餅」など静岡の銘菓をはじめ多彩な商品がずらり。
また蛇口をひねると静岡県産みかん100%のストレートジュースが出てくる「蛇口みかんジュース」も見逃せません。


絶景を眺めつつ「日本平ロープウェイ」で約5分の空中散歩
ランチ&お土産選びを終えたら、「日本平ロープウェイ」に乗って日本平山頂から久能山東照宮へ。
全長約1,065m、所要時間は約5分。駿河湾から久能海岸を見下ろしながら進む空の旅は、まさに爽快。
春の新緑や秋の紅葉など四季折々の景観も魅力。車内にはガイドも乗車、移動中は周辺の地理や歴史の案内に耳を傾けながらの空中散歩を満喫します。

徳川家康公を祀る「久能山東照宮」を参拝
旅の最後に訪れるのは江戸幕府初代将軍・徳川家康公を祀る「久能山東照宮」。ロープウェイを降りるとすぐです。
1617年、2代将軍秀忠公が創建した由緒ある神社で、御社殿は本殿と拝殿を石の間でつないだ権現造り。
総漆塗りの豪華絢爛な装飾も見事で、2010年には国宝に指定されています。
かつては表参道の1,159段の石段を登って参拝したといわれ、石段を登りきったところにある一ノ門からは駿河湾や伊豆半島を望む絶景が広がっています。
隣接する久能山東照宮博物館にも立ち寄って、徳川歴代将軍の甲冑や刀剣をはじめとする貴重な文化財の数々を見学します。
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極彩色の装飾が美しい御社殿は江戸時代初期を代表する建造物
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日本平ロープウェイができるまでは久能山の山下から1,159段の石段を登って参拝したという
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隣接する久能山東照宮博物館はと徳川将軍家ゆかりの品々が鑑賞できる
静岡1泊2日モデルコースのスケジュール
Day1
- 9:00
- JR熱海駅
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- 徒歩すぐ
- 9:00
- 熱海温泉郷
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- 熱海駅前バス停→バスで約7分→MOA美術館下車→徒歩すぐ
- 9:35
- MOA美術館
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- MOA美術館バス停→バスで約7分→熱海駅前バス停下車
- 11:40
- 熱海平和通商店街
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- 散策
- 12:30
- 熱海駅前・おさかな丼屋
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- 徒歩2分
- 13:30
- 熱海温泉さくらや旅館
- ...
- 熱海温泉街を散策
- 15:30
- 熱海カフェ
- ...
- 徒歩すぐ
- 16:30
- 熱海サンビーチ
- ...
- 宿へ
Day2
まとめ
1日目は海辺の温泉地・熱海を満喫、2日目は富士山を望む絶景スポット・日本平と徳川家康公を祀る久能山東照宮を巡る、1泊2日の旅はいかがでしたか?
温泉で癒やされ、富士山に感動! 日本人が愛してやまない風景と文化が静岡にはあります。
静岡への旅を計画する際は富士山だけじゃない。 魅力もりだくさんの静岡を遊び尽くす旅行ガイドで、エリアの見どころもぜひチェックしてみてくださいね。
