伊勢神宮周辺の食べ歩きならココ!おはらい町・おかげ横丁食べ歩きガイド

伊勢神宮周辺の食べ歩きならココ!おはらい町・おかげ横丁食べ歩きガイド

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筆者 :  GOOD LUCK TRIP

伊勢神宮」に訪れるなら、併せて立ち寄ってほしいのが「おはらい町・おかげ横丁」。
伊勢らしいレトロな雰囲気が詰まった約800mの歴史ある通りに、多くの飲食店・お土産店などが建ち並んでおり、参拝前後に食べ歩きを楽しめる。
この記事では、おはらい町・おかげ横丁の基本情報、ランチ・小腹を満たすのにぴったりな食べ歩きグルメを紹介していく。
いずれも定番かつ人気のグルメなので、これらを押さえておけば間違いなしだ。

伊勢神宮参拝前後の食べ歩きはおはらい町・おかげ横丁が定番!

「おはらい町」は、伊勢神宮・内宮の宇治橋前から猿田彦神社方面へと続く約800mの美しい石畳の通り。
伝統的な切妻・妻入り様式の建物が軒を連ねる通り沿いに、お土産物や飲食店などが建ち並んでおり、参拝前後に町歩きを楽しめる。
「おかげ横丁」は、おはらい町の中程に広がる約4,000坪のレトロなエリア。
江戸期〜明治期の伊勢路を代表する建築物を忠実に再現・移築し、タイムスリップしたかのような気分を味わえるのが特徴だ。
約50軒の店舗が営業しているほか、「まつり」・「市」といった催しも行われており、常に多くの人で賑わう。
そんなおはらい町・おかげ横丁では「赤福餅」・「伊勢うどん」・「てこね寿司」をはじめ、様々な名物グルメの食べ歩きを堪能できる。

和風の木造建築が立ち並ぶおはらい町・おかげ横丁
和風の木造建築が立ち並ぶおはらい町・おかげ横丁

おはらい町・おかげ横丁へのアクセス

伊勢神宮の内宮および外宮、伊勢観光の拠点となる伊勢市駅から、おはらい町・おかげ横丁までのアクセスを以下にまとめた。
見ての通り、おはらい町・おかげ横丁は伊勢神宮・内宮と非常に近いので、併せて巡るのがお勧めだ。
体力と時間に余裕があれば、五十鈴川沿いや町並みを楽しみつつ外宮・伊勢市駅から歩いて(1時間前後)向かうのも良いだろう。

起点 経路 所要時間
伊勢神宮・内宮 内宮の正門を出た後、宇治橋を渡って参道を少し下ると目の前に石畳の町並みが広がる 約5分
伊勢神宮・外宮 バス停「外宮前」から三重交通・内宮前行バスに乗車し、「内宮前or神宮会館前」で降車後、徒歩2〜3分で到着 約20分
伊勢市駅 バス停「伊勢市駅前」から三重交通・内宮前行バスに乗車し、「内宮前or神宮会館前」で降車後、徒歩2〜3分で到着 約20分

おはらい町・おかげ横丁の食べ歩きにピッタリなグルメ9選

おはらい町・おかげ横丁に並ぶ飲食店の中でも、人気の食べ歩きグルメを紹介していく。
いずれも伊勢の伝統的な食文化や食材にこだわりを持ち、散策のおともにぴったりな一品だ。
手軽さと本格的な味の両方を兼ね備えつつ、それぞれに個性が光り、SNS映えする見た目も魅力。
様々なグルメを食べられるように、異なるジャンルから選んだので、伊勢神宮の参拝前後に足を運んでほしい。

1. おかげ横丁 豚捨

明治42年(1909)創業の老舗黒毛和牛専門店「豚捨(ぶたすて)」が運営する名店。
牛肉に強いこだわりを持ち、三重の伊勢牛を中心に専属契約農家で大切に肥育された未経産の黒毛和牛のみを使用している。
本店の歴史と品質を受け継いだ牛料理、惣菜を気軽に楽しめ、店頭で揚げるできたてをその場で堪能できるのが魅力だ。
なかでも、外はサクサク、中は牛肉とじゃがいものうまみが詰まった「豚捨コロッケ」が食べ歩きグルメの定番。
昔ながらの味わいは子供から大人まで幅広い人気を誇る。

黒毛和牛のみを使用したアツアツ揚げたてのコロッケ(※写真はイメージです。)
黒毛和牛のみを使用したアツアツ揚げたてのコロッケ(※写真はイメージです。)

2. だんご屋

店先から食欲を刺激するお米の香ばしい匂いが漂う、おかげ横丁で唯一の団子専門店。
国産のうるち米から作った上新粉(米粉)を使い、手焼きした串刺しの丸い団子は伊勢で広く親しまれる定番の食べ歩きグルメだ。
焼きたてはもちろん、もちもちの食感が冷めても感じられるのが特徴で、和の素朴な味わいを楽しめる。
様々な種類があるが、特に甘さ控えめで醤油の風味が効いた「みたらし団子」、見た目のインパクトが強い「黒糖みつ団子」が人気。
1本180円〜250円と手頃な価格設定も魅力のひとつ。

風情ある店舗の外観も魅力のひとつ
風情ある店舗の外観も魅力のひとつ

3. おかげ横丁 若松屋

明治38年(1905)の創業より、伊勢神宮のおひざ元で練り物のおいしさを伝え続ける名店。
上質な魚を新鮮なうちにすり身にし、合成保存料を使用せず魚本来の旨みを引き出す伝統的な製法で上質なかまぼこ作りを続けている。
山芋ですり身をのばし、ちょうど箸で切れる絶妙な柔らかさを実現した「伊勢はんぺい」や、魚の形をした可愛らしい「ととかま(笹かまぼこ)」も評判だ。
単品売り商品も多彩にそろうので、食べ歩きグルメとしても気軽に楽しめる。

職人が手作りする新鮮かまぼこに舌鼓
職人が手作りする新鮮かまぼこに舌鼓

4. 二光堂 寶来亭

おはらい町の入口付近にある老舗土産物店「二光堂」に併設されたレストラン「寶来亭(ほうらいてい)」。
松阪牛を使った料理が名物で、リブロース・ヒレ・カルビといった好きな部位を選べる「松阪牛ステーキ牛丼」が人気だ。
「伊勢うどん」・「てこね寿司」といった郷土料理もあり、観光の合間に立ち寄れる食事処として親しまれている。
手早く気軽に食べたい方は、店頭の屋台で販売する松阪牛の串焼き・肉まん・コロッケなどを買うのがお勧め。

松坂牛の旨味をしっかり味わえる牛串(※写真はイメージです。)
松坂牛の旨味をしっかり味わえる牛串(※写真はイメージです。)

5. 伊勢プリンの鉄人

2018年のオープン以降、伊勢の新名物として話題のプリン専門店。
アンティーク調のかわいい空間が広がる店内にはおしゃれで映える商品が多く、現代的な美味しさを体験できるのが魅力だ。
職人が一つひとつ手作りする自慢のプリンは、厳選された国産素材と天然のバニラビーンズを使っており、クリーミーかつなめらかな食感を楽しめる。
若い女性を中心に評判なのが、食パンをプリン液に漬け込み、鉄板で焼き上げた「伊勢プリントースト」。
外はカリッと、中はふわとろ、今までにない新感覚の味わいを堪能してほしい。

プリンとソフトクリームのハーモニーが楽しめる生プリンも好評
プリンとソフトクリームのハーモニーが楽しめる生プリンも好評

6. ゑびや屋台 本店

明治時代(1868年〜1912年)に食堂として創業した「ゑびや」が運営する老舗屋台。
伊勢の高級食材を手軽に味わえるのが最大の魅力だ。
人気の食べ歩きメニューは、濃厚な松阪牛のうまみを小ぶりに楽しめる「松阪牛寿司」。
サーロイン・霜降り・ローストビーフの3種類から選べるほか、ウニ・イクラ・キャビアのトッピングもあり、自分好みにカスタマイズできる。
また、生きたままのあわびをボイルし、シンプルに味付けた肉厚の「あわび串」も外せない。

贅沢な食べ歩きグルメ・松阪牛寿司
贅沢な食べ歩きグルメ・松阪牛寿司

7. 豆腐庵 山中

五十鈴川の伏流水と国産大豆、天然にがりを使った手作り豆腐が自慢の豆腐専門店。
素材本来の風味を生かし、添加物を極力抑えた安心・安全な味わいを提供する。
豆腐はもちろん、製造元ならではのヘルシーなスイーツが食べ歩きグルメとして人気だ。
おからを練り込んだ「うの花どーなつ」はふわふわ食感を楽しめ、豆腐を50%以上使用した「おとうふソフト」は濃厚ながらさっぱりで美味しい。
ドリンクであれば、できたてが絶品の「豆乳」がお勧め。
どのメニューも健康的なので、カロリーが気になる方や食事制限中の方にぴったり。

おからで作るヘルシーなドーナツが人気メニュー(※写真はイメージです。)
おからで作るヘルシーなドーナツが人気メニュー(※写真はイメージです。)

8. 伊勢醤油本舗

明治22年(1889)の創業より、こだわりの醤油づくりを続け、伊勢神宮にも奉納する老舗の醤油メーカー。
伝統の「伊勢醤油」を再興、現代の地醤油として新たなブランドを築き、モンドセレクション最高金賞を14年連続受賞など、国内外で高い評価を受ける。
本店では、この伊勢醤油を使った店舗限定メニューをテイクアウトで販売している。
特に人気なのが、こうばしい香りがたまらない「元祖 伊勢焼うどん(原則土日祝のみ販売)」。
注文後に鉄板で調理するためアツアツで、一度食べるとクセになる味わいが好評だ。

伊勢醤油の香ばしさを堪能できる元祖 伊勢焼うどん(※写真はイメージです。)
伊勢醤油の香ばしさを堪能できる元祖 伊勢焼うどん(※写真はイメージです。)

9. 虎屋ういろ 内宮前支店

大正12年(1923)創業の老舗が手がける生ういろ(和菓子の一種)専門店。
古くよりお伊勢参りの土産、伊勢観光の名物として親しまれ、多くの観光客に愛されている。
「虎屋」のういろは、もちもちの弾力と上品な甘さが特徴でお茶と合わせて味わうと格別に美味しい。
店頭のショーケースには、定番ものから旬の素材を使った季節限定ものまで、伝統的な製法で手作りした色とりどりの生ういろが10種類以上並ぶ。
特に伊勢茶の香りが効いた「伊勢茶栗ういろ」、ほのかな甘みが口の中に広がる「桜ういろ」が人気だ。

老舗ならではの伝統の味を堪能しよう
老舗ならではの伝統の味を堪能しよう

おはらい町・おかげ横丁でのランチ・休憩にピッタリな飲食店5選

続いて、参拝前後のランチや休憩にぴったりな飲食店を5つ紹介しよう。
歴史的な風情が漂う店構えに、伝統的な味を現代に伝える工夫、温かみのある接客が特徴で、伊勢の魅力を存分に堪能できる。
散策・食べ歩きを楽しんだら、いずれかのお店に入ってゆっくりしてほしい。

1. 赤福本店

江戸時代初期の宝永4年(1707)創業の老舗。伊勢神宮のおひざ元で、伊勢参りに訪れた人びとを長年もてなしてきた名物が「赤福餅」だ。
モチモチのお餅の上にこしあんがのった餅菓子の1種で、形状が特徴的。
明治10年(1877)に建て直された歴史ある本店は、伊勢神宮の参拝開始時間と同じ、朝5時に開店。
8個入りの折箱や2個入りの「銘々箱」などお土産用商品の購入はもちろん、イートインも可能。店内では、2個入りの赤福餅にほうじ茶がセットでいただける。

イートインでは、赤福餅にほうじ茶がセット
イートインでは、赤福餅にほうじ茶がセット

2. ふくすけ

「おかげ横丁」にあるうどん店。お伊勢参りに欠かせない味として昔から愛されてきた名物・伊勢うどんを提供する。
「ふくすけ」の伊勢うどんはその伝統に忠実に、柔らかくもっちりとした食感の太麺を使用しています。
濃褐色のタレは、コクのあるたまり醤油と天然だしが風味豊かな自家製だ。
メニューは「伊勢うどん」のほか、数量限定で職人が手打ちする「手打ち伊勢うどん」もあり。松阪牛肉や海老天、めかぶ、とろろ、たまごなどメニューのチョイスも多い。

自家製タレが自慢の伊勢うどん店
自家製タレが自慢の伊勢うどん店

3. 五十鈴茶屋 本店

赤福グループが手掛けるおかげ横丁の代表的な茶屋のひとつ。
伊勢の商家を忠実に復元した風情ある外内観が特徴で、店内からは枯山水の庭越しに五十鈴川や朝熊の山並みを眺められる。
メニューには季節の移ろいを感じさせる和洋菓子が並び、オリジナルコーヒー・お抹茶とともにゆっくりできるのが魅力。
同店で頼んでほしいのが、職人が一つひとつ丹精を込めて丁寧に仕上げる「節気菓子」だ。
春分・小暑・立秋・冬至など、二十四節気に合わせた繊細かつ上品な和菓子を味わえる。
2週間前後で内容が入れ替わるため、訪れるタイミングで毎回楽しめるのもうれしい。

視覚と味覚の両方で楽しめる和菓子
視覚と味覚の両方で楽しめる和菓子

4. すし久

さまざまな飲食店や土産物店が軒を連ねる伊勢神宮の門前町「おかげ横丁」に立地。
名物は、伊勢志摩の郷土料理として愛される「てこね寿し」。
「てこね寿し」とは、カツオ漁がさかんだった志摩の漁師が、漁の合間に獲れたてのカツオをその場でさばき薄く切って醤油をかけ、そのまま手でご飯と合わせて食べたのが始まりといわれる豪快な漁師料理。

伊勢の老舗で、名物を堪能
伊勢の老舗で、名物を堪能

5. 松阪まるよし伊勢おはらい町店

「伊勢神宮内宮」から徒歩約6分の場所にある「松阪まるよし伊勢おはらい町店」。
1961年に創業した「松阪まるよし」が経営する「松阪牛」専門のレストランだ。地元では、創業以来永きにわたって親しまれている。
看板メニューの「牛鍋」をはじめ、「ステーキ」や「焼肉」など松阪牛を使った様々な料理を楽しめる。人気メニューには「松阪牛牛ひつまぶし」や、「松阪牛ステーキ丼」「松阪牛焼肉丼」などがある。

本場・松阪牛の味を伊勢おはらい町で味わう、最高品質の松阪牛
本場・松阪牛の味を伊勢おはらい町で味わう、最高品質の松阪牛

おはらい町・おかげ横丁の食べ歩きに関するよくある質問

Q

おはらい町・おかげ横丁で食べ歩きを楽しめる時間帯は?

A

季節によって営業時間は異なりますが、基本的に9時30分から17時過ぎの時間帯に楽しめます。

Q

おはらい町・おかげ横丁が混雑する時間帯は?

A

11時過ぎから14時30分の時間帯は非常に混雑するので、ゆったりしたい場合は10時頃までか15時以降に訪れるのがお勧めです。

まとめ

伊勢神宮・内宮のすぐそばに続く「おはらい町・おかげ横丁」の魅力やお勧めの食べ歩きグルメを紹介してきた。
レトロな町並みを歩きながら、赤福の出来たて餅・伊勢うどんといった名物グルメを堪能すれば、伊勢ならではの味と風情を一度に楽しめる。
まだまだ魅力的なお店・グルメは多いので、お気に入りを探すのも良いだろう。
伊勢神宮の見どころ、参拝方法など、伊勢旅行をより満喫するための情報をまとめた、こちらの記事も要チェック。