
【奈良で見つける「異界」の風景9選】神々が潜む山と水の迷宮への誘い
奈良の奥深くには、瀞峡や大台ヶ原のような原始の景観と、室生寺や玉置神社に代表される信仰の場が点在する。水と岩が形づくる地形と、そこに重なる祈りの歴史が、この土地ならではの空間を生み出してきた。自然と信仰が交差する場所をたどりながら、日常から少し離れた風景へ足を踏み入れてみよう。

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真言宗室生寺派の大本山。女人禁制だった高野山に対して、女人の参詣を許可したことから「女人高野」として親しまれ、現在も多くの女性が参拝する。
山々に囲まれ、清流が流れる室生の地。古くから水神信仰・龍神信仰の霊地といわれ、奈良時代末期に興福寺の僧・賢憬がのちに桓武天皇となる東宮の病気平癒を願って創建した。女人禁制だった高野山に対して、同じ真言宗でありながら女性の参詣を受け入れ、鎌倉時代より「女人高野」と呼ばれるように。一時は衰退したが、江戸時代に5代将軍・徳川綱吉の生母である桂昌院の庇護を受けて再興され、全国的にも「女人高野」として広く信仰さるようになった。
かつての都から距離が離れていたため独自の仏教文化が成熟。室生寺様と呼ばれる彫法を用いた衣文の仏像をはじめ、平安前期を代表する仏像の数々は国宝や重要文化財にも指定され、周囲の自然と調和するような神秘的な美しさが漂っている。2020年には仏像などを所蔵する「寳物殿」が開館した。
高さ約16mの「五重塔」は屋外に建つものでは国内最小。奈良時代後期に建てられた境内最古の歴史的建造物は国宝にも指定されており、端正な佇まいと風情が人気を集めている。4月中旬から5月上旬には石段沿いに約3,000株のシャクナゲが可憐に咲き、「五重塔」の魅了を一層引き立てる。「五重塔」から続く700段の石段を登って辿り着くのが「奥之院」。毎月21には弘法大師を祀る「御影堂」が開扉され、風情ある自然に包まれながらお像が拝観できる。

表門

寺院の中心となる「本堂」

奥之院 御影堂
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昔は高野山が女性立入禁止だったけど、室生寺だけは特別に女性の参拝が許されていたから『女人高野』って呼ばれるようになったんだって。