笠間稲荷神社

公式情報 掲載施設による公式確認を経た情報です。

笠間稲荷神社

1370年を超える由緒ある神社で、日本三大稲荷のひとつとされている。歴代笠間藩主の崇敬を集めた。

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茨城県の中央部、笠間市に鎮座する笠間稲荷神社は、飛鳥時代、孝徳天皇の御代である白雉2(651)年創建と伝わる神社。京都・伏見稲荷大社、佐賀・祐徳稲荷神社と並ぶ、日本三大稲荷として知られている。

御祭神に宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)を祀り、農業、工業、水産業、商業といった、あらゆる産業の守護神として、広く人々の信仰を集めてきた。有名な赤穂事件(忠臣蔵)の浅野家は、もとは笠間藩主で、浅野内匠頭長矩の祖父の代に赤穂へ転じた。浅野家重臣の大石家も笠間稲荷を崇敬し、大石内蔵助は、笠間稲荷から勧請した大石稲荷を赤穂の邸内に祀った。

拝殿の奥には、江戸末期に再建された、国の重要文化財の御本殿が建っている。社殿には「三頭八方睨みの龍」や「牡丹唐獅子」と名付けられた見事な彫刻が施されており、当時の名匠たちによる見事な装飾は見逃せない美しさだ。

参道の仲見世や、神社の門前通りには、みやげ物店や食事処が軒を連ねている。稲荷神の使いとされる狐の好物・油揚げを使ったいなり寿司や、神社の御神木の「胡桃」にあやかった、胡桃まんじゅうなどが名物として親しまれている。

ポイント

  • 毎年4月下旬~5月頃に薄紫色の花を咲かせる、樹齢400年におよぶ藤の樹なども見ることができる。
  • 毎年10月中旬から11月下旬に笠間市で開催される「菊まつり」のメイン会場となっている。
  • 神社の門前通りにある「かさま歴史交流館 井筒屋」では、笠間の歴史や観光情報を発信している。

※「かさま歴史交流館 井筒屋」の建物は老舗旅館だった井筒屋の本館で、明治中期の堂々とした建築をリノベーションしたものだ。開館時間は9:00〜21:00、月曜休館(月曜が祝日の場合は翌日休館)

写真

  • 壮麗な拝殿が参拝者を迎える

    壮麗な拝殿が参拝者を迎える

  • 楼門。正式名を萬世泰平門という

    楼門。正式名を萬世泰平門という

  • 見応えのある彫刻を施した御本殿

    見応えのある彫刻を施した御本殿

  • 大絵馬や奉納額が納められた絵馬殿は、明治期の建築物

    大絵馬や奉納額が納められた絵馬殿は、明治期の建築物

  • 絵馬殿

    絵馬殿

  • 境内に植えられた藤の木は樹齢400年に及ぶ

    境内に植えられた藤の木は樹齢400年に及ぶ

口コミ

1
  • Yan Yan 2000

    比京都伏見稻荷神社還要來得古老已經有1000多年的歷史,也是茨城縣參拜人數最多的神社。

基本情報

日本語名称
笠間稲荷神社
郵便番号
309-1611
住所
茨城県笠間市笠間1
電話
029-73-0001
営業時間
散策自由
アクセス
1) JR水戸線「笠間」駅から笠間周遊バスで10分。「稲荷神社」下車すぐ
※笠間周遊バスは月曜運休
2) JR水戸線「笠間」駅から徒歩20分
公式サイト
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