世界文化遺産に登録されている相倉合掌造り集落内にある、紙漉き体験ができる施設。ランチョンマットサイズの紙を漉いてその上に押し花や押し葉をのせ、オリジナルの和紙が作れる。
五箇山和紙は、八尾和紙、蛭谷和紙とともに「越中和紙」として知られる、富山を代表する伝統工芸品。深い山々に囲まれた五箇山ではお米を育てるのが難しかったため、年貢として代わりに和紙を加賀藩に納めていた。クワ科の低木樹コウゾを原料としているため、繊維が太くて長く、丈夫で強度の高い紙を作り出すことができる。障子紙や絵画、版画用の紙などに多く利用され、現在はデザインを施したインテリア雑貨や小物なども生み出されている。
なお、国道304号線沿いに約2km下った下梨には工房「五箇山和紙」(世界遺産バスの「下梨」下車、徒歩5分)があり、こちらでも体験が可能(要予約)。体験館より規模が広く、和紙の原料が紙として漉き上がるまでの工程を近くで見学することができる。施設の案内とともに制作過程の説明もしてくれるので、紙漉きについてより詳しく学びたい人にはこちらがおすすめ。和紙や和紙雑貨を取り揃えた直売所も併設している。
ポイント
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五箇山和紙の工程を学ぶことができる。
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紙漉き作りが体験できる。
写真
口コミ
基本情報
- 日本語名称
- 五箇山和紙漉き体験館
- 郵便番号
- 939-1915
- 住所
- 富山県南砺市相倉
- 電話
- 0763-66-2016(五箇山和紙)
- 定休日
- 火曜・冬期(五箇山和紙は冬期もオープンしている、12~4月は日曜・祝日定休)
- 料金
- 無料(体験は700円~)
- アクセス
- JR北陸新幹線、城端線「新高岡」駅から世界遺産バスで「相倉口」下車、徒歩6分
- クレジットカード
- 使用不可
- 公式サイト
- 公式サイト(日本語・英語)