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越中八尾 おわら風の盆

坂の町・越中八尾で300年以上受け継がれる民謡行事で、例年約20万人もの観客を魅了する。

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坂の町としても知られる富山県富山市八尾町。江戸時代(1603-1868)には養蚕業などで栄え、宿場町としても発展、現在も諏訪町本通を中心に、石畳の道に白壁が特徴的な家屋が立ち並び、日本の原風景ともいえる町並みが残っている。

「日本の道百選」にも選ばれた、この諏訪町を含む11町で、毎年9月1日から3日間開催されるのが「おわら風の盆」。はじまりは元禄年間(1688-1740)頃と考えられ、300年以上、地元の人に大切に受け継がれている民謡行事だ。

数千本のぼんぼりが町並みに立ち並び、三味線や胡弓、太鼓の音色にあわせて揃いの法被や浴衣を身につけた男女が踊る様子は、気品高く美しい。哀愁を帯びた唄声も心に響く。例年、初日と2日目は15時から、最終日は19時からそれぞれ23時まで開催。特にぼんぼりに灯りが灯る夜間がおすすめだ。

(開催時間は変更の場合あり。詳しくは公式サイトにて要確認)

各町内で輪になって踊る「輪踊り」や町を踊りながら進む「町流し」が行われる。踊り手・地方衆の衣装は各町で異なり、町並みと相まって違った雰囲気で楽しめる。

また、「八尾おわら資料館」もあわせて訪れたい。伝統的家屋を再現した館内では、映像公開や資料展示で「おわら風の盆」を紹介している。

ポイント

  • 江戸時代(1603-1868)の町並みが残る越中八尾町で300年以上大切に受け継がれている民謡行事。
  • 数千本のぼんぼりが灯された町並みを三味線などの音色に合わせて男女が踊り歩く。
  • 町ごとの異なった衣装もみどころ。
  • ぼんぼりに灯りが灯る夜間は特に幻想的で美しい。
  • 「八尾おわら資料館」では「おわら風の盆」について、映像や資料などで紹介している。

写真

  • 「日本の道百選」にも選ばれた諏訪町本通は石畳にぼんぼりが映える町並み

    「日本の道百選」にも選ばれた諏訪町本通は石畳にぼんぼりが映える町並み

  • 編み笠を深くかぶった踊り手が、情緒豊かに踊る姿が美しい

    編み笠を深くかぶった踊り手が、情緒豊かに踊る姿が美しい

  • ぼんぼりに灯りが灯る夜間は特に幻想的

    ぼんぼりに灯りが灯る夜間は特に幻想的

  • 三味線や胡弓、太鼓とともに哀愁を帯びた唄声が響く

    三味線や胡弓、太鼓とともに哀愁を帯びた唄声が響く

  • 「八尾おわら資料館」もあわせて訪れたい

    「八尾おわら資料館」もあわせて訪れたい

口コミ

基本情報

日本語名称
越中八尾 おわら風の盆
電話
076-454-5138越中八尾観光協会
開催日
9月1〜3日
アクセス
JR高山本線「越中八尾」駅
公式サイト
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