鞠智城は、約1350年前に米原台地上に築かれた周囲約3.5kmの規模をもつ古代朝鮮式山城。
当時、百済に援軍を送ったものの、白村江の戦い(663年)で唐と新羅の連合軍に敗れた大和朝廷は、逆に日本に攻め込まれる危機に見舞われた。そこで九州を統治していた大宰府を守るための城が各地に築かれ、鞠智城はこれらの城に武器や食糧、兵士などを補給する基地として機能していたと考えられている。
鞠智城跡地の調査は1937年から始められ、倉庫や兵舎など多くの建物跡や、城門や土塁、貯水池などの遺構が発見されている。現在は、百済の影響がうかがわれる珍しい八角形の建築「八角形鼓楼」や「兵舎」、校倉造りの「米倉」などの建物が復元され、当時の城の姿をしのぶことができる。
隣接して「温故創生館」が開館し、出土品やパネル、映像などを使って鞠智城の歴史をわかりやすく伝えている。みやげ店「長者館」などもある。
ポイント
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7世紀後半に大和朝廷によって築かれた、古代の山城。
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温故創生館では出土品や映像を見ながら鞠智城について学ぶことができる。
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国史跡に指定されている城内には、さまざまな建物が復元されている。
写真
口コミ
基本情報
- 日本語名称
- 歴史公園 鞠智城
- 郵便番号
- 861-0425
- 住所
- 熊本県山鹿市菊鹿町米原443-1
- 電話
- 0968-48-3178
- 定休日
- 月曜(祝日の場合は翌日休)、年末年始 ※園内の散策は無休
- 営業時間
- 9:30~17:15(入館は16:45まで)
- 料金
- 入館無料
- アクセス
- JR「熊本」駅から熊本電鉄バスで「菊池プラザ」下車、タクシーで5分
- 公式サイト
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