御殿山庭園

「東京マリオットホテル」の南側に位置し、江戸時代の桜や紅葉の名所として浮世絵にも描かれた御殿山の魅力を今に伝える日本庭園。

御殿山の地名は徳川家康をはじめとする江戸歴代将軍が鷹狩りの際に休んだ「品川御殿」があったことに由来し、昔は東京湾が見下ろせる海沿いの高台で、徳川吉宗の時代には多くの花見客が訪れる桜の名所としても知られていた。現在周辺はホテルやオフィス、レジデンスからなる複合施設「御殿山トラストシティ」が形成されている。

約2,000坪の広々とした園内は誰でも自由に散策ができ、春は梅や桜、初夏には紫陽花、秋には紅葉、冬には寒椿など四季折々の草花が楽しめる。敷地内には建築家・磯崎新氏が設計した茶室「有時庵（うじあん）」や東京マリオットホテルのチャペル「ザ・フォレスト」なども建ち、御殿山の四季のイベントを彩っている。